メコン・黄金水道をゆく

著者 :
  • 集英社
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本棚登録 : 34
感想 : 9
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  • Amazon.co.jp ・本 (256ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784087747348

作品紹介・あらすじ

メコン4400kmの濁流にそってインドシナ半島を縦断した、大河といのちの絵巻物。なつかしくたくましいラオス山岳川民族から、アジア最大の収縮拡大する泥の湖トンレサップ。メコンデルタに生きる、力強いベトナム河口漁師の驚くべき待ちぶせ漁。

感想・レビュー・書評

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  • 2021年1月期の展示本です。
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    https://opac.tenri-u.ac.jp/opac/opac_details/?bibid=BB00210725

  • メコンに住む大好きな大型淡水魚。
    の、周辺の人々の暮らしとか風景。
    読んで以来、夏のあっつい日はメコン川の旅行の最中♩と思うようにしてます。わくわく。
    言い方悪いが、ほとんど現地のボロ宿。島に泊まってみたり、美味しそうなお米の麺がでてきたりとなかなか興味深かった。

  • メコンは壮大な自然の象徴、人間の力を加えたところでびくともしない。凄いと思うけど訪れてみたいという気持ちとはまた別物。

  • インドシナ半島を流れるでっかい川 メコン川を,シーナ兄いがイカダに載って下っていく様子を,シーナ兄い自身が撮って書いた旅ルポルタージュ。たぶん。
    (あ、いやイカダには乗っていなかったな。すまぬ)

    本はいつも通りで,やれ飲んだの,喰ったの,祭りを見ただの,虫に刺されたの,部屋は暑くてシャワーは水しか出なくてだの,朝飯はホテルでは出ないのでフォーを喰ってそっちの方がづっとうまいのだだの,うんこが出ないの,下痢したの,うんこは川中へしたらメコン川の養殖なまづ君たちが下で待ち構えていてすぐに食っちゃうだの,うんこをする場所のスグ横から飲み水を汲み上げているだの,もうなんでもありのはちゃめちゃルポなのだ。

    でもおれはそんなのは,もうあちこちで何べんも読んでいる事なので,少しもあわてづ,さらさらすっすと読んでいったのでしたぁ。

    メコン川は源流はチベット高原に涙を発して,それから中国-ミャンマー-ラオス-タイ-(もっかい)ラオス-カンボジア-ベトナムと来て,最後は南シナ海へ流れ出ている。
    とっても多くの国を流れる「国際河川」なのだ。偉いのだ。
    まさにインドシナ半島の上半分を縦断している川なのだ。
    水は透明ではない。我々日本人にとってはとても綺麗な川とはいえないが,この川の恩恵で生きている人や動植物がたぁくさん居る,らしい。

    以上の事柄を,もいっぺん上手に書くと。
    >ラオスからカンボジア・ベトナムとメコン川を下る旅。山岳少数民族の村々を辿る。アジアの熱気と湿気のなか、60間際にもなってハードな旅をしてます。鳥か獣かも分からない干物とか、食べ物への観察力はさすがです ・・・とこうなる。
    この文章は,とあるWEBサイトで拾ってきたこの本の解説のコピペです。 すまんこってす。すごすご。

    そういえばTSKへ行くと,「ルポルタージュ」という分類があって,シーナ兄いや沢木耕太郎のとっても面白いこの類の本がそっちのコーナーに置いてあることが多い。
    TSK利用者としてはちょっと利用しづらいところがあるのね。
    同じ作家の本なのだから全部同じところへおいとけばいいのだ。
    かと思えば,シーナ兄いの「なまこのからえばり」シリズや「風任せ赤マント」シリズは,小説のコーナーに堂々と置いてある。
    こっちは正しくはエッセイのコーナーでしょうが。
    でもエッセイのコーナーはたいていのTSKには、まづ無いのですな。 あーやれやれ。

    ♪真夜中のタクシーは今夜もまた,銀の川を飛んでゆくぅ~,行くも行かないも貴方次第ぃ~♪
    ども,すまんこってす。すごすご。

  • 449.初、並、カバスレ、帯付き。
    H.21.8/11.伊勢BF.

  • なぜか最近気になる椎名さんの本。この人みたいに世界を旅したい!椎名さんの本は読んでて笑える。行った事もない国が気軽に読める文章で面白く書かれてる。もっと椎名さんの本読みたいな。

  • 海外紀行集。ラオスの奥地からメコン河に沿って、インドシナ半島を南下していきながらの旅行記。人々がたくましく、地に足を付けて生きている感じがしますね。ホントはどうだか知らないけど。
    急流の岩場で24時間同じ場所で交代して網を垂らしつづける親子の話はちょっと凄い。とにかく、もう私たち「日本人」はこんな風には生きられないんでしょうね。生簀の中の水を生活用水にしている話も凄い。生簀には三千匹もの鯰がうじゃうじゃいて、その家族のトイレも生簀に設置されているのよ。うんこと飲料水(生で飲んでいるのだ)が3mと離れていないってのはシーナさんの言うとおり、やっぱり「人間の出来」が違うような気がするね。こういうのを「超能力」といっても過言ではあるマイマイ。(少なくともスプーン曲げよりは凄い)
    話は変わるけど、大学のときに読んだ「哀愁の街に霧が降るのだ」は良かったなぁ。

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著者プロフィール

1944年生まれ。作家。1988年「犬の系譜」で吉川英治文学新人賞、1990年「アド・バード」で日本SF大賞を受賞。著書に「ごんごんと風にころがる雲をみた。」「新宿遊牧民」「屋上の黄色いテント」「わしらは怪しい雑魚釣り隊」シリーズ、「そらをみてますないてます」「国境越え」など多数。また写真集に「ONCE UPON A TIME」、映画監督作品に「白い馬」などがある。

「2012年 『水の上で火が踊る』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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