酒気帯び車椅子

  • 集英社 (2004年12月3日発売)
3.38
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Amazon.co.jp ・本 (280ページ) / ISBN・EAN: 9784087747355

作品紹介・あらすじ

最後に挑んだ暴力と愛。遺作まで破天荒。
'04年7月、52歳で急逝した故中島らも氏が、最後に挑んだ暴力と愛の復讐物語。家族と自分の体を壊された男が裏社会に仕掛けた戦いは、驚天動地の恐るべきものだった…。中島らも、破天荒な遺作。

みんなの感想まとめ

暴力と愛をテーマにしたこの作品は、主人公が家族を奪われた後、改造車椅子というユニークな武器を使って復讐に挑む姿を描いています。ハードボイルドなストーリー展開は、緊張感と迫力に満ち、読者を引き込む魅力が...

感想・レビュー・書評

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  • ひさご行きたい

  • 酒のくだりは、今夜、すべてのバーで、で語られてた事があって、すごくすんなり入ってくる。
    物語としては、中島らもが書くジョンウィックって感じかな。
    怒りのままに復讐する、それが成功する。
    そのための前段階があって、うどんの流れが幸せであればあるほど、そのあとに感情輸入出来る。
    バカなストーリーだけど、小説ってこんなんでいいんだよなって思わせられる作品。

  • 読み終わったらまさかの遺作。
    世の中の権力者が全員女になればいいと言うが、今の現状を見たら唖然とするだろう、独裁、カルト、腐敗、、、性別なんてものは関係ない。
    主人公は心が強すぎる。自分が家族に手を出されたらタダじゃおかない気持ちは同じだけれど、ここまでされて心が砕けきらない不屈の精神。
    最近読んだ開高健は漂えど沈まずと言い、ケストナーは必ず立ち上がれと言う。生きて自分を貫き通すには、諦観なんて甘えに縋っていては良くないとわかってきた。

  • 2021.12.1-469

  • 中島らも 著「酒気帯び車椅子」、2004.12発行。ハードボイルドです。妻や娘と平和に過ごしていた小泉41歳は、4人組に襲われ、妻は殺され、娘は攫われ、本人は膝から下切断の手術を。ウェポンを搭載した改造車椅子での復讐の始まりです。入院中、看護婦藤谷文29歳とのやりとりに、中島らもさんの「遊び心」が滲んでますw。

  • 5/27

  • 面白かった。 感動した。

  • これが遺作だそうだ。いい意味でめちゃめちゃで、中島らもらしい。表紙の絵で展開が分かっちゃうじゃないか、と思うけど。奥さんがレイプされて殺されるとこはひどかった。でもこんなん実際にやっちゃう人がいるんだもんな。ほんと死んでしまえ。皆で乗り込むとこはあり得ないけど、いい話だと思う。最後、臼井さんがいいとこ取りだ。これもあり得ないけど、かっちょいい。意外ときれいな終わり方で良かった。

  • これ読んだら後が無いんだよなぁ

    と思っていたらまだ未読の作品があったので思い切って読んだ。

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    大サービスのエンターテインメント!
    これ以上無いという位の単純明快な活劇だった。

  • らもらしい、過激で痛快なエンターテイメント作。
    グロいバイオレンスも、らもなら陰湿にならない。
    面白くて一気に読んだ。
    表紙のイラストも笑える。

  • 中島らものファイナルファンタジー

  • 仕事上のトラブルからヤクザに妻を殺され,娘をさらわれ,自身も両足をつぶされた主人公が,
    行きつけの居酒屋の常連客とともに,
    武装した車いすに乗ってヤクザの事務所を襲撃して復讐を果たす。

    めちゃめちゃハードボイルドで,そのくせ笑える。
    中島らもがこういう作家だとは思ってなかったので驚いた。

  • リアリティよりも強烈なイメージ

  • 初めはね、アル中気味のリーマンオッサンの日常だったのだが
    それが突如として、目を覆いたくなるようなクライムノベルになり。
    妻が目の前で輪姦、そして性交中に首絞められ死亡も
    腹に切れ目を入れられてその傷を強姦され、本人は生きながらにして
    工事用ハンマーで両足を粉々にされる……
    その後、退院後、車椅子を友人が戦車級に改造してくれて報復するという話
    ラブ&ジャスティスにジーンときたりする話だ。

  • 中島らもの遺作となったバイオレンス。極悪非道なヤクザに妻を殺され、娘をさらわれ、自分の足をも失う傷を負わされた商社マンが戦闘仕様に改造した車椅子で、彼の仲間とともに復讐を果たすという、実に解りやすいストーリー。ヤクザに襲われるシーンが、残忍非道で血生臭いのが難点。

  • 暴力描写がエグイ。らもサンは映画にしたかったのかな?星野富広さんの詩「たんぽぽ」が出てくるとは知らなかった。歌ったことあります。

  • 義務教育者におすすめ

  • 途中まではよかったんだけど、後半1/4辺りから、まさに酒気帯びな展開になってがっかりした。

  • 41歳の小泉は、商社に勤め、開発部門の部長の席を与えられ、出世街道を歩いている。愛する妻と、幼い娘との生活も順調で、幸せな日々を送っていた。
    そんなある日、彼が担当しているプロジェクトで使用する土地を売れ!というやくざが現れて、トラブル発生!
    思いもよらない悲惨な事件に巻き込まれる。。。

    前半は、穏やかなサラリーマンの日々が、面白おかしく描かれていて、むふふ。。。と笑ってしまったりするのだけれど、
    そのうちに雲行きがあやしくなり、目を覆いたくなるような展開にどんどん突き進み、
    後半では、ヤクザへの復讐へと爆発するという、1冊で何度もおいしい。。。と言うか、
    なんなの!これ!?もう、メチャクチャだわー!
    とは思いつつ、読み終えたあとは「痛快!」とも言える本だった。

    この中で、社長が小泉にこんなことを言っている。
    マイナスをプラスに転換する思考として、

    イギリスにAと言う靴会社と、Bと言う靴会社があった。
    「売り上げのかなりを輸出で占めていて、新しい国に、販路を設けるのが重要であった。ある時、たまたま、A社とB社の営業マンがCと言う国を視察に行った。
    C国は発展途上国で、南国だ。

    C国を見て回ったA社の営業マンは本社の上司に、
    電話をして言った。
    「この国はダメです!誰も靴を履いてません」
    B社の社員も本社に電話した。
    「この国は最高です!まだ、誰も靴を履いてません」

    そうなのよね、こうゆうBの発想。。。大切よね。。。

  • 中島らもさんって感じの作品で、やっぱり随所にお酒と暴力のネタが散りばめられています。

    でもここまでバイオレンスな感じの作品ははじめて読みました♪

    愛妻を失い愛娘を誘拐され自らは両足を失った彼がとった行動が壮絶です!!
    飲み友達のやっちゃんのありえない才能と行動力。
    飲み友達の尋常じゃない仲間意識。

    ちょっとはちゃめちゃだけど、とっても楽しめる作品です!!

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著者プロフィール

1952年兵庫県生まれ。大阪芸術大学放送学科を卒業。ミュージシャン。作家。92年『今夜、すべてのバーで』で第13回吉川英治文学新人賞を、94年『ガダラの豚』で第47回日本推理作家協会賞(長編部門)を受賞した。2004年、転落事故による脳挫傷などのため逝去。享年52。

「2021年 『中島らも曼荼羅コレクション#1 白いメリーさん』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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