モビィ・ドール

  • 集英社 (2005年1月5日発売)
3.43
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Amazon.co.jp ・本 (144ページ) / ISBN・EAN: 9784087747362

感想・レビュー・書評

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  • 熊のお話ではないので、まあそれなりのもんだろうと思って読んでいた。

    そしてやはりどうやら海の王者オルカも熊谷さんの物語の中では,熊には勝てんようだなあ,などとしみじみ思いながら読み進めていた。

    でもしかし!ラストで逆転。
    上手い一発第逆転ラストを考えてある。
    どうやら熊谷さんは熊シリーズが良いのではなく,動物一般シリーズがみぃんな良いのですな。

    まいった降参。わたしにはあと何冊未読の熊谷本があったかしら。
    ここのところ手当たり次第にガシガシと読んでるので,未読本がどんどん減っていくのだぁあ。

    ああ,この本感動したよ、☆は5つ! すぐに本屋さんへ走っていって読んでくらさい。

    TSKへリクエストでもいいよ。そうすれば1冊注文が入るからさ。

    • ryoukentさん
      ああ、おけい姉御、でっかい☆をありがとう。
      そうです熊谷さんに降参です。同級生ですけど・・・。くどいか。すまぬ。
      ああ、おけい姉御、でっかい☆をありがとう。
      そうです熊谷さんに降参です。同級生ですけど・・・。くどいか。すまぬ。
      2012/07/13
    • tsuzraさん
      読んでみました!面白かった!
      海は美しいけどコワいですね。
      オルカにもサメにも震えます(^ ^);。
      とても立ち向かえない自分のちっぽけさを...
      読んでみました!面白かった!
      海は美しいけどコワいですね。
      オルカにもサメにも震えます(^ ^);。
      とても立ち向かえない自分のちっぽけさを実感です。
      2012/07/27
  • 「熊谷達也」氏は初めて読みました。

    これから入るのは、邪道なんでしょうが。

    すじはアマゾンによると以下のとおり。
    =============================
    東京から南へ二百二十キロ。太平洋に浮かぶ厳倉島は、イルカの棲む島として知られている。平和なこの小島で、動物行動学者・比嘉涼子は環境保護NPOの一員として、イルカの生態調査に従事していた。だがその平穏な日々は、突然出現したシャチの群に破られる。島のイルカたちを救うために、一頭のシャチ=モビィ・ドールへの追跡が始まった…。
    =============================

    恋愛も絡め、平易な文章なので、すらっと読めます。
    自然と人間の共生、環境と経済といったようなことが
    テーマ。

    擬人化するといけないと言いながら、結局そうながれて
    しまうのは、小説だし致し方ないところでしょうね。

    次は彼の本筋の三部作読みたいと思います!

  • 題名がピンとこなくて手に取っていなかった本。
    モビィ・ドールとは何?
    たなぞうの先輩のレビューを見て読んでみました。
    熊谷達也さんが書かれた、大自然と動物に対峙する物語。
    この作品はイルカが集まる島が舞台となっていて、この時期読めたのはいいタイミングでした。
    海と島の世界、思い浮かべる非日常が新鮮でした。

    目で活字を読んでいるだけなのに、オルカの迫力が伝わってきてしびれました。
    モビィ・ドールの意味、ピンとこなかったのは白鯨を知らなかったせいでした。
    中盤、島でショックな出来事がおきてからはハラハラどきどきでした。

    終盤のシーン、あ~夜潜るなんてなんて恐ろしい…。ぞわぞわします.
    実際にダイビングされる人などは実感を伴って手に汗を握るのではないでしょうか?! 海の王者の物語、面白かったです。

  • 涼子は「鯨類鳴音研究所」の巌倉島での責任者としてイルカの調査をしている。ある日からイルカのストランディングが続き、その原因が、周辺に現れたシャチではないかと考える。

  • つまんないわけじゃないんだけど。。。やっぱ漂白の牙の方がおもしろい。

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著者プロフィール

1958年仙台市生まれ。東京電機大学理工学部卒業。97年「ウエンカムイの爪」で第10回小説すばる新人賞を受賞しデビュー。2000年に『漂泊の牙』で第19回新田次郎文学賞、04年に『邂逅の森』で第17回山本周五郎賞、第131回直木賞を受賞。宮城県気仙沼市がモデルの架空の町を舞台とする「仙河海サーガ」シリーズのほか、青春小説から歴史小説まで、幅広い作品に挑戦し続けている。近著に『我は景祐』『無刑人 芦東山』、エッセイ集『いつもの明日』などがある。

「2022年 『孤立宇宙』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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