ゆらゆら橋から

  • 集英社 (2004年12月15日発売)
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Amazon.co.jp ・本 (336ページ) / ISBN・EAN: 9784087747386

作品紹介・あらすじ

注目のストーリーテラーが紡ぐ男の恋心。
先生に憧れた小学生のころ。淡い初恋の中学時代。恋を重ね、大人になってゆく。就職、結婚、浮気、子供が生まれる。いくつになっても男は恋心にゆらぐ。『コンビニ・ララバイ』の著者が詩情豊かに描く。

感想・レビュー・書評

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  • 読みやすく、ストーリーもよい

  • 憧れ、初恋、上京、旅立ち…今はコンクリート製だが、かつては粗末な木の橋だった。
    橋桁がゆるんでいて、人が乗るとふわふわと揺れた。
    子供たちはゆらゆら橋と呼んだが、大人たちのなかには戻り橋というものもいた。
    この橋を渡ってからよそから村に来た女は、この橋を渡って村を去っていく。
    こんな風説が健司の子供のころ、村中でささやかれていたことがあった。
    健司の脳裏を、去っていった身近な女性たちの顔がよぎる。
    女の心はゆらゆら揺れない。
    ゆらゆら揺れるのは男のほう。
    (アマゾンより引用)

    イヤな男やなぁ

  • 「人間のにおいがする。人肌のにおいだ」
    「人間だね、私たち」素敵な言葉に逢えました。

  • 健司が小学5年生の場面からはじまる。
    飛騨の山間の集落。ぐらぐらゆらゆら揺れる橋があった。粗末な橋で桁が弛んでいるせいで揺れるのだ。
    この橋を渡って集落にやってきてもまた元へ戻ってしまうという。集落を象徴するような橋。
    この健司がいろいろな女性と出会っていくというストーリーなのだが、女性を見る目があるのかないのか?
    それは個性的な女性にばかり惹かれて振り回される。こっちがやきもきする。それでも、健司のおかげで女性たちは救われているような気がする。いつもまっすぐで嘘がない健司が魅力的。
    きっと、最後は奥さんともうまくまとまるに違いない。

  • 昭和30年代、電話がまだ珍しい時代の田舎の小学生の健司が、憧れや忘れられない初恋を経て、大学生になり大人になりお父さんになりおじさんになり、、、大切なものを見失いそうになったり、壊れそうになったりしながら物語が進みます。初恋の人って、そんなに大事なものなんでしょうか。ずっと心を占めている人も、きっといるのでしょうね。

  • 青年期の切ない恋愛体験が、人生の終盤にさしかかっても
    脈々と生きている事に気が付く佐竹健司は、、、。

    男なら誰もが経験しているであろう、似たような出来事に
    私の胸はざわつき、忘れたはずの切ない傷の痛みを蘇らました。

    そう、「百瀬、こっちを向いて」を気に入られた方は
    是非、読んで欲しい作品です。

  • どの恋も必死。だけど、この主人公とは結婚したくないなぁ。

  • <font color="#666666"><table style="width:75%;border:0;" border="0"><tr><td style="border:0;" valign="top" align="center"><a href="http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4087747387/yorimichikan-22/ref=nosim/" target="_blank"><img src="http://images.amazon.com/images/P/4087747387.09._SCMZZZZZZZ_V1104210787_.jpg" border="0" alt="ゆらゆら橋から"></a></td><td style="padding:0 0.4em;border:0;" valign="top"><a href="http://blog.fc2.com/goods/4087747387/yorimichikan-22" target="_blank"> ゆらゆら橋から</a><br>池永 陽 (2004/12)<br>集英社<br><br><a href="http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4087747387/yorimichikan-22/ref=nosim/" target="_blank"> この商品の詳細を見る</a></td></tr></table>
    <blockquote><p><strong>憧れ、初恋、上京、旅立ち…今はコンクリート製だが、かつては粗末な木の橋だった。橋桁がゆるんでいて、人が乗るとふわふわと揺れた。子供たちはゆらゆら橋と呼んだが、大人たちのなかには戻り橋というものもいた。この橋を渡ってからよそから村に来た女は、この橋を渡って村を去っていく。こんな風説が健司の子供のころ、村中でささやかれていたことがあった。健司の脳裏を、去っていった身近な女性たちの顔がよぎる。女の心はゆらゆら揺れない。ゆらゆら揺れるのは男のほう。『コンビニ・ララバイ』から2年半、情感豊かにつづられた“ゆらぎ”の物語。人は一生に何度、恋をすることができるのか。</strong></p></blockquote>
    ゆらゆら橋と呼ばれる橋のある村で生まれ育った健司の その歳々での恋愛模様を描きながら、彼と その愛が姿を変えていく様子がリアルに物語られている。
    ある女性と出会って恋をする。そして、ひとつ恋をするたびに、ゆらゆらと心が揺れるように何かが少しずつ変わり、気づかないとしても もうもとの場所には立っていないのである。
    戻り橋を渡って故郷に帰った健司は、もうそこには過去の自分がいないことに気づいたのだろう。</font>

  • 「いいじゃない。私がどこで生まれたって。ここにいる私の存在が、すべての現実そのものなんだから。戸籍調べなんてしたって意味ないよ。もっと気楽にいこうよ」
    (P.313)

  • 平凡な男の人生を書いてますが、まんま平凡になってしまっているような気がします、グッと来るところがなく。暇つぶしにどうぞ。

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著者プロフィール

1998 年「走るジイサン」で第11 回小説すばる新人賞受賞。2002 年「コンビニ・ララバイ」で注目を集める。06 年「雲を斬る」で第12 回中山義秀文学賞受賞。その他著書多数。

「2021年 『おっさんたちの黄昏商店街 それぞれの恋路』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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