本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています
Amazon.co.jp ・本 (354ページ) / ISBN・EAN: 9784087747492
作品紹介・あらすじ
元帥・童貫の軍が双頭山を襲う!
武松らは女真族を巻き込み、宋と遼の国境で戦端を開く。一方、ついに官軍元帥・童貫の軍が双頭山を襲う。孫立、菫平が斃れる激戦に、梁山泊の宣賛は廬俊義と謀り、講和で時をかせごうとするが…。
感想・レビュー・書評
-
感想
激動の巻という印象。
童貫軍と梁山泊軍の本格的なぶつかり合いが始まり、多くのものが命を落とす。
塩の道を巡って青蓮寺と致死軍の暗闘も激化し、致死軍はそのほとんどを討ち果たす。
クライマックスに向けて、動き出した感じ。
あらすじ
童貫軍が双頭山を目指して進軍し、鄷美軍が董平と孫立の軍とぶつかる。
鄷美の兵力差を活かした戦法にやられ、最後は董平は童貫に討たれる。
双頭山に残った兵を救うために、盧俊義と宋江の対立を擬装し、高俅と停戦交渉で時間を稼ぎ、兵を救い出す。盧俊義は命の炎が尽きる。
童貫軍が流花寨に迫り、いよいよ決戦となる。
初戦で関勝は、馬万里と痛み分けて、命を落とす。
張清の軍と宣贊の策で童貫に手傷を負わして、官軍を引き上げさせる。
聞煥章子飼の呂牛からの情報が元で塩の道が4本潰された。
塩の道を巡って、青蓮寺の高廉の軍と致死軍での闘いが起こる。
劉唐命を落とすも公孫勝は高廉を討つ。また、致死軍は呂牛を追い詰め、燕青が倒すも孔亮は命を落とす。
魯逹が子午山で病の療養をしていたが、病で死ぬことを嫌がり、楊令の前で自害する。
魯逹は亡くなる前に、梁山泊や宋の人物のことを一人一人語った。次世代に繋がる重要な時間だった。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
号泣だった。それぞれの生き様に涙が出てきて仕方がない。「水滸伝」は中国でもいじられること無く、ほぼ原形を保った状態で語りそして描かれている。先日読んだものもそんな感じで面白味などまるで感じない。
正直クライマックスは続編に来るような気もするのだが、やはりこの水滸伝はじわじわと近づいてくる禁軍最高の実力者の童貫との最終決戦であろう。
「女を守れない男だといわれたくない」
ような台詞を扈三娘に吐き己の命と引き換えに散った「林沖」やっぱり一番好きですね。6万の軍に包囲された林沖率いる黒騎兵の旗手であった郁保四と共に散る。
この黒騎兵と遊撃隊の中には重要人物である史進、索超、馬麟、扈三娘、徐寧、そして楊令いた。戦の中心はこの騎馬隊になってくるので、それぞれに思い入れは強いが、北方水滸伝が他の作品と違うのはすべての登場人物がタイトルロールであってそれぞれにドラマがある。
例えば軍の人選に当たっても細かな角度からそれぞれを眺め適材適所に振り分けられる。ただ指示がでてるのではなく、なぜかということまで書かれ読者を納得させてくれる。騎馬隊の華やかさに比べ歩兵の地味さはラグビーで言えばFWのように思える。彼らがいるから戦える。そんな思いを誰もが忘れず戦っているシーンはなんともいえない。本当に泣けるのだ、しかも人物に記憶がないと遡ってまた読んだりとそれを流して前に進むことの出来ない名作に感じる。
武人の物語、文人の物語、女性の物語もあれば、凄いのは職人の物語もある。それぞれに命を懸けた壮大な物語です。男なら読め!といった感じです。まさに北方ワールドの集大成のように感じられます! -
※水滸伝 17 朱雀の章
-
童貫恐ろしく強い。
敵も味方も主要人物が死んでいきクライマックスへ近づいてる。
楊令がどんどん漢になっていく -
図書館で借りた。
-
帯の表記にひきつけられた。
盧俊義湖底を窺い、公孫勝大いに語る。魯達彷徨いてついに潮信を聴く。
叛軍、殲滅近き刻緑の光、元帥めざして奔る。
それぞれの生い立ち。人々の盛衰、あと二巻でひとまず終わる。 -
次々と人が死んでいく。とうとう魯達が、
童貫の強さが、ひしひしと伝わってくる。
ワクワクしてくる。 -
17巻読了
董平が双頭山で敗れ、盧俊義、さらに致死軍の将校も高廉の命と引き換えに斃れていく。
そして大刀・関勝も戦死・・梁山泊の赤い札が増えていく。
残り2巻を残すのみ -
苛烈さを増す童貫の攻勢により、双頭山が陥落!
頼みの綱の和平工作の行方は?
致死軍を率いる入雲竜・公孫勝と、青蓮寺の特殊部隊を率いる高廉との戦いがついに決着!
聞煥章の雇った呂牛により、闇塩の道が発覚し、潰される。
しかしそれはまた梁山泊にとって千載一遇の機会でもあり、燕青が大活躍♪
そして北方では、武松・李逵らと接触していた女真族の英雄、阿骨打が決起!
一方、不治の病に犯された魯達は子午山へ。
楊令に梁山泊の全てを語り伝える。
梁山泊の董平と、官軍側の董万の名前が紛らわしいですねw
ニン、トン♪ -
今回も圧巻です。あの人も、この人も、あの人までが死んでしまいます。死ぬ者の思い、生き残った者の思い。さまざまな思いが交差する。
著者プロフィール
北方謙三の作品
本棚登録 :
感想 :
