ミヤザワケンジ・グレーテストヒッツ

  • 集英社 (2005年5月2日発売)
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Amazon.co.jp ・本 (552ページ) / ISBN・EAN: 9784087747577

作品紹介・あらすじ

現代の“ミヤザワケンジ"が描く24の物語。
もうひとつの「風の又三郎」や「注文の多い料理店」はどんなお話? 壊れた時間の住人たちがおくる、真夜中のヒットパレード。「すばる」で連載された「ミヤザワケンジ全集」がついに一冊に!

感想・レビュー・書評

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  • 図書館で借りたんで、途中までしか読めず。元ネタを知らぬためか、知っていてもあまり楽しめず残念。

  • 原作をモチーフにして、暴れまくる感じ。

  • 作者のイマジネーションの果てしなさに驚かされた。ほんとうに色んなタイプの話が載っている。なかでも、「ざしき童のはなし」が好きだった。

  • 2015年1月4日読了。
    高橋源一郎氏の本を読んだことがなかったので読んだのだけれど、一発目がこれで正しかったのかはわからない(笑)

  • AB面それぞれ12作、計24作を収録。宮沢賢治の熱心な読者でない私は元ネタを知っていたり知らなかったり。けど知らなくとも問題なく楽しめる。社会風刺が色濃く、お下劣さ満開に現代社会を皮肉りながら、ときどき静謐で美しい章を紛れ込ませてハッとさせる技はいかにもタカゲンさんらしい。私はいつもこの落差に参ってしまう。ひとつに高齢化社会・認知症のテーマがあり、パロディだろうとシリアスであろうと現実から目を逸らさせぬ重圧をかけてくる。老化したヒーロー達、認知症のアトムの悲哀に毒づくわれらは問われよう。いかに生き、死にゆくべきか?

  • 生きていることや、死んでいくこと、存在すること、そういうことを素直に正直に突き止めていく作品集だなと思った。
    高橋源一郎というひとがそういうひとなのかもしれないけれど(自分と向き合う時間が長すぎるというのは異常なことだと思う)、今の自分にとってはすごく怖くなる本だった。
    高橋源一郎はこどもの気持ちになることのできる人だなと感じた。

    宮沢賢治の作品内容とは関連したり、しなかったり、けど部分によっては文体模写があったり、登場人物や土地がでてきたり、宮沢賢治のことがすきなのかな。

    こわいんだけど、また読み返したくなるような、手元においておきたくなるような短編集でした。中毒性っていっていいのかな。

  • 読んだ後に特に記憶に残らないし、
    余韻もなかった。

    宮沢賢治の世界観は全く感じられず。。
    時々エロ。

    うーん、、、
    わざわざ延長して借りたけど、抽象的な話が苦手な自分にとっては読まない方が良かったかな。
    珍しく冒険したら外れだった一冊。

  • 高橋源一郎の本をずっと読んでいたいなと思われせるような本でした。実際の事件は起こらない。物語を終わらす必要はない。アーヴィングと対極にあるような小説も好き。

  • 2011/12/16購入
    2012/12/25読了

  • 宮沢賢治をレイプしてるのか、オマージュしてるのか・・・明日はどっちだ。

  • 単行本の設定になっていますが、文庫本で読みました。
    この本には題名から推測されるとおりあの宮沢賢治の同名の作品と同じ題名の作品が24編載っています。賢治の作品はジャンルが分類できないような独特の世界が展開されますが、この本の作品もそういう意味では賢治の作品のエキスを注入してできあがった感がします。

    そうはいっても、賢治の作品を全部読んだわけではないので一部しか比べることはできないのですが、内容はほとんど似ても似つかない現代の世相を風刺する場面が登場します。ですから宮沢賢治の童話がお好きといった方にはええ!なにこれって!と呆れられそうなのでご注意なさるようあらかじめ申し添えます。

  • 無理だった。挫折。

  • 「夢」

    それはいつも激しいもの 現実を社会を今自分がいる世界を直視することができるなら「夢」もまたその人の中では極めてリアルな質感として感じることができるのだろうか だけれどもそれはとても重くて哀しいものであり 辛くて辛くて皆所々で目をそらしながら生きていく でないとその重いものを絶えず抱えて生きるのはとても大変なことだから この本にはそうした時に意識的にまた無意識のうちに目をそらしていた辛く重く哀しいことがむき出しになって書き表されている 現実社会における救いとは何か 夢はその中でどのようなものとして機能しているのか 賢治さんはイーハトヴを見つけた そこは誰もが心を通わすことのできるとても緩やかなトポス 痛みも苦しみも抱きとめてくれる 現代社会におけるイーハトヴを源ちゃんはどのように描いたのだろう 源ちゃんは簡単につかませてはくれなかった それは簡単に言い表すことができないから当然なのだが 賢治さんの作品から感じたもの 源ちゃんの作品から感じられなかったもの それは歴然としてある 音 リズム ヴァイブレーション 言葉に寄り添うそれがもたらす心の共振こそイーハトヴに繋がる夢の喚起なのだと考えたよ

    いくら時代が変わろうともずっと信じ続けたいものがある それが現代に生きる信仰の形なのかもしれない ねっ賢治さん

  • 宮澤賢治の有名な作品たちを題材に生み出された短編集。

    死を強く感じさせる作品群。直接的にそう描くものもあったからの印象かもしれないけど。
    しかし宮澤賢治のオリジナルに描かれている、どこかぼやけた感じの死に比べれば、強い印象を持たずにはいられなかった。

    大半の作品の背景にあるSF的設定や時間・時代・人物の不明瞭さは、結果として読者に寄る辺のなさを与える。それに由来する不安が、「死のにおい」の導入として効果的なように思える。
    物語世界への不安は消えず、そのまま突如直面することになる死の恐怖。寂寥感をかみしめるような、落ち着いた自分を保つ余裕はなかった。


    作家の作為に操られる面が多い作品であると思う。
    もちろんこれが作家の意図したものかはわからないのだが、不安や恐怖、そしてしてやられた感さえも感じることができる素敵な作品だと思います。

  • 2005.12.17.  宮沢賢治の著作を高橋さんが選んだ本やと思って借りた…。ちゃうし!やられた。彼にインスパイアされて書いた本なんかな。ついていけないのも多々あって、ちゃんと賢治を読もうと思ったのに、出鼻くじかれた。

  • 読んでる途中で消化不良起こしてしまった…
    また読み返したい

  •  宮沢賢治ではなく「ミヤザワケンジ」という名の「高橋源一郎」。
     タイトルのモチーフから新たに紡ぎだされた「ミヤザワケンジ」の宇宙です。

  • 現代のネガティブを死とか虚無感という言葉で語れるようなものが詰まっている短編集

    表紙に惹かれて読んだらギャッとなりますね(笑
    僕も宮沢賢治には少し廃頽的なものを感じていたんで意外とすんなり読めました。

    「飢餓陣営」「ガドルフの百合」「水仙月の四日」
    が秀作かなぁ。
    けっこうSFチックなのもけっこうありますが・・・

  • 宮沢賢治も高橋源一郎も好きな作家であり、こういう題名なら当然読まねばならない。
    ただ、表紙はちょっと怖い。
    高橋氏の話は新作ごとにわけがわからんようになっている気がするのだが気のせいだろうか。
    この本も大部分が良くわからないままだ。
    なのに、引き込まれるときがある。とき、というのは全作でなはいということ。
    まったくわけがわからず、読むのさえ困難な話もある。
    ある意味バラエティーにとんだ作品といえる。

  • 宮澤賢治は好きですが。

    これは冒涜じゃないのかしら???

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著者プロフィール

作家・元明治学院大学教授

「2020年 『弱さの研究ー弱さで読み解くコロナの時代』 で使われていた紹介文から引用しています。」

高橋源一郎の作品

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