ロックンロール七部作

著者 :
  • 集英社
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感想 : 37
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  • Amazon.co.jp ・本 (328ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784087747874

感想・レビュー・書評

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  • 良くも悪くも、この本はまともに感想が書けない。(でも、読み終えたっていう事実は記しておかねばならない、って私は思うわけ。何故ならあたしは「ベルカ、吠えないのか?」の後にこれを読んでいて、それはそれだけでもとっても意味があることだからだ)

  • 20世紀はどんな百年だったか?
    「戦争の世紀」?
    それは違う。
    戦争は19世紀にもあったし、18世紀にもあったし、当然ながら21世紀にもある(悲しいことだけど)。
    20世紀は「ロックンロールの世紀」だ。少なくともその後半は。
    ロックンロールは19世紀にはなかったし、18世紀にもなかった(21世紀がどうかは…各自で考えて!)。

    この小説はロックを主題としているが、音楽小説ではない。
    ロックは爆音で鳴り響いたりもするし、ただのBGMだったりもする。
    語られるのは人々の織り成す壮大な物語。

    人々は20世紀を走った。そこにはロックンロールが流れていた。

    個人的にはインド編(?)が一番良かった。

  • リズム

  • ロックをテーマに世界をロール(流転)する七部作。面白い。最初か著者の世界にぐっと引き込まれる。「ベルカ、吠えないのか」は大好きな小説のひとつだが、それに続く面白さ。
    ゲーター・ギターの話しが一番好きだ。

    装丁、人物名など、癖が強すぎるのもよい。

  • 2005年作品。昨年の長編小説「南無ロックンロール二十一部経」に繋がる作品。ロックンロールを巡る七大陸の物語。それぞれ独立した話だが一貫するテーマはロック史をトレースするもの。独特のリズム感溢れる文体が軽快なロックのようである。

  • ロックンロールが七大陸をめぐる話。
    文章がリズミカルで、クセが強い分、とっかかりにくい面もあるが、うまくそのリズムに乗れると、すごく気持ちよくぐいぐい読める。

  • 一晩に一章ずつ読みました。流転した~

  • 流転。
    リズミカル。

  • 妹から勧められて読みました。
    なんだかよくわかりませんでした。

  • ごりごりしているイメージで、ついていくのに大変だったのだけれど、
    「もっていかれる」瞬間があった。
    これは、ロックを聴いているときに感じるものと似ていた。
    それだけでも評価せざるを得ない。

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著者プロフィール

1966年生まれ。著作に『13』『沈黙』『アビシニアン』『アラビアの夜の種族』『中国行きのスロウ・ボートRMX』『サウンドトラック』『ボディ・アンド・ソウル』『gift』『ベルカ、吠えないのか?』『LOVE』『ロックンロール七部作』『ルート350』『僕たちは歩かない』『サマーバケーションEP』『ハル、ハル、ハル』『ゴッドスター』『聖家族』『MUSIC』『4444』『ノン+フィクション』『TYOゴシック』。対談集に『フルカワヒデオスピークス!』。CD作品にフルカワヒデオプラス『MUSIC:無謀の季節』the coffee group『ワンコインからワンドリップ』がある。

「2011年 『小説家の饒舌 12のトーク・セッション』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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