- Amazon.co.jp ・本 (328ページ)
- / ISBN・EAN: 9784087747874
感想・レビュー・書評
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良くも悪くも、この本はまともに感想が書けない。(でも、読み終えたっていう事実は記しておかねばならない、って私は思うわけ。何故ならあたしは「ベルカ、吠えないのか?」の後にこれを読んでいて、それはそれだけでもとっても意味があることだからだ)
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20世紀はどんな百年だったか?
「戦争の世紀」?
それは違う。
戦争は19世紀にもあったし、18世紀にもあったし、当然ながら21世紀にもある(悲しいことだけど)。
20世紀は「ロックンロールの世紀」だ。少なくともその後半は。
ロックンロールは19世紀にはなかったし、18世紀にもなかった(21世紀がどうかは…各自で考えて!)。
この小説はロックを主題としているが、音楽小説ではない。
ロックは爆音で鳴り響いたりもするし、ただのBGMだったりもする。
語られるのは人々の織り成す壮大な物語。
人々は20世紀を走った。そこにはロックンロールが流れていた。
個人的にはインド編(?)が一番良かった。 -
リズム
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ロックをテーマに世界をロール(流転)する七部作。面白い。最初か著者の世界にぐっと引き込まれる。「ベルカ、吠えないのか」は大好きな小説のひとつだが、それに続く面白さ。
ゲーター・ギターの話しが一番好きだ。
装丁、人物名など、癖が強すぎるのもよい。 -
2005年作品。昨年の長編小説「南無ロックンロール二十一部経」に繋がる作品。ロックンロールを巡る七大陸の物語。それぞれ独立した話だが一貫するテーマはロック史をトレースするもの。独特のリズム感溢れる文体が軽快なロックのようである。
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ロックンロールが七大陸をめぐる話。
文章がリズミカルで、クセが強い分、とっかかりにくい面もあるが、うまくそのリズムに乗れると、すごく気持ちよくぐいぐい読める。 -
一晩に一章ずつ読みました。流転した~
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流転。
リズミカル。 -
妹から勧められて読みました。
なんだかよくわかりませんでした。 -
ごりごりしているイメージで、ついていくのに大変だったのだけれど、
「もっていかれる」瞬間があった。
これは、ロックを聴いているときに感じるものと似ていた。
それだけでも評価せざるを得ない。