砲艦銀鼠号

  • 集英社 (2006年6月5日発売)
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Amazon.co.jp ・本 (224ページ) / ISBN・EAN: 9784087748116

感想・レビュー・書評

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  • 未来?のは荒れ果てた世界で見せかけの砲台を乗せた船で海賊を始めた三人組の航海ログ。奇妙な生物がいる島や、生き残りのロボットなどがいる島にもよるが、特にそれぞれが繋がりをもつわけでもなく、ただひたすら旅が続いている感じでストーリー感があまりない感じだった。久々の椎名ワールドだったのだけどちょっと物足りない。

  • 書きなぐった感があるな…文明の停滞した海上世界の退廃した雰囲気はいいとして。

  • 09/03/25

  • 椎名誠のお得意の異世界海上放浪的冒険活劇なのだ。

  • 椎名誠の書くものは基本的に3種類あると思う。どれが根本かはさておき。
    ひとつはウスラバカ本。エッセイは基本的にこの路線である。本人がウスラバカなのではなく、そのように書いている軽い文章だ。赤マントシリーズがその代表だろう。バカのふりして50ページに1度くらいは真剣に怒っているのがいい。
    続いては純情人生本。けっこう自分の人生に近い題材を使いつつ、しみじみほんのり実は熱血な物語を展開していく。これもいい。特にこの分野ではしみじみが見事に時代を感じさせていて、そこがいい。
    今回読んだのは3つめの世界である。荒唐無稽懐かし系未来小説。この分野の彼の本は確かに質がいい。言葉選びにも相当な時間をかけていることだろう。「砲艦銀鼠号」はこの系列の小説である。
    しかし、シーナよ、大好きなシーナよ、今回は滑っている。いや、もしかしたらこの世界を含むもっと大きな虚構があるのかもしれない。だったら嬉しい。だが、残念ながら世界がつかめないのだ。
    「アド・バード」の見事で懐かしい未来都市、「武装島田倉庫」の限られた世界だからこそ作れた言葉のイメージの暴走。こういう要素が海洋と漠とした設定で読み手の中で構成できないのが問題なんだろう。ああ、シーナの頭の中ではこいつら何やってるんだろうなぁ、と思いつつ、その「何か」が思い当たらないのだ。う〜む。
    とはいえ、見事に不思議なシーナ・ワールドである。現実世界をいったん捨てて、この世界で自分を泳がせるのはいいかもしれない。自分の夢でこの物語の先を見ることができたら幸せだ。
    しかしここに来て鳥人間かあ、と感慨深く読んでいる自分のシーナ中毒にも多少呆れている。(テレビでやっている鳥人間とは関係ありません。)

  • 灰汁が一番好き。
    もっと爽やかな内容かと思ってた

  • シーナの近未来モノor異世界モノ。連載時はクサカメ号だった。〜東アジア諸国が崩壊した世界で,砲艦を盗んだ灰汁(あく)と可児(かに)と鼻裂(びれつ)は海賊稼業をしているが,葬送の船を襲ったり,機雷を回収している不思議な島を巡ったり,風力発電が生きている無人の灯台と無人の双胴船が往復するリゾート船があったり,トロッコで乗っているプチホテル,女郎船,小さな金属を食べる無機質でできた雲形があったりして,最後には鳥人間に会う。〜説明が不十分で,後は勝手に想像しろ! って気だろうか。まあ,それもそれで良いが,違和感は拭い得ない。

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著者プロフィール

1944年生まれ。作家。1988年「犬の系譜」で吉川英治文学新人賞、1990年「アド・バード」で日本SF大賞を受賞。著書に「ごんごんと風にころがる雲をみた。」「新宿遊牧民」「屋上の黄色いテント」「わしらは怪しい雑魚釣り隊」シリーズ、「そらをみてますないてます」「国境越え」など多数。また写真集に「ONCE UPON A TIME」、映画監督作品に「白い馬」などがある。

「2012年 『水の上で火が踊る』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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