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Amazon.co.jp ・本 (432ページ) / ISBN・EAN: 9784087748307
作品紹介・あらすじ
ある日突然、大切な人が「消滅」したら?
30年に一度、突然一つの町の住民が跡形もなく「消滅」する世界。大切な人を失った人々の思いは?「消滅」との戦いの行方は? 驚異の新人・三崎亜記が贈る待望の長編、「町」シリーズ第2弾!!
感想・レビュー・書評
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世界観に入り込めなくて苦戦した。リアルファンタジー??うーん、、
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正直5ページほど読んで、
諦めようと本を閉じました。
まぁ読み終わってみると、
それなりに良かったかなと。
他の作品も読んでみたいのですが、
この方発想力はあるのに、
文章力、表現力に乏しい気がします。
もったいない。 -
新年最初の読書は感動的な物語。「町」の意思により住人が消失する現象。悲しみや名前により町はさらに触手を伸ばし人は「汚染」される。由佳、桂子、茜たちを中心に町に抗う人びと、静かに見つめる人びとを描いた群像劇。分類するのは悪い癖ですが、好きだった、初期のJ・G・バラードのように原因も何もかもわからないカタストロフィとそれに向き合う人間たちというようなテイスト。自然災害のようでもあるとか考えているところに石川で地震が…
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積読
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岐阜聖徳学園大学図書館OPACへ→
http://carin.shotoku.ac.jp/scripts/mgwms32.dll?MGWLPN=CARIN&wlapp=CARIN&WEBOPAC=LINK&ID=BB00358183
ある日、突然にひとつの町から住人が消失した――三十年ごとに起きるといわれる、町の「消失」。不可解なこの現象は、悲しみを察知してさらにその範囲を広げていく。そのため、人々は悲しむことを禁じられ、失われた町の痕跡は国家によって抹消されていった……。残された者たちは何を想って「今」を生きるのか。消滅という理不尽な悲劇の中でも、決して失われることのない希望を描く傑作長編。(出版社HPより) -
こんな世界観よく思いつくなと感心してしまいました。「町」が意思を持ち「失われていく」人々。穏やかに、でも確実に忍び寄ってくるその日。透明感があり、静かな悲しみが物語全体に広がっていました。
ただ、設定が凝りすぎていて難解な部分もありました。いろいろ盛り込みすぎてちょっと疲れるというか。特に、西域の描写や澪引きの場面はそれまでの雰囲気とガラッと変わるなと思います。それをスパイスと評価することもできますが、個人的には静かなままで進めて欲しかったなと思いました。 -
「2007本屋大賞 9位」
九州産業大学図書館 蔵書検索(OPAC)へ↓
https://leaf.kyusan-u.ac.jp/opac/volume/632749 -
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わかります!桂子さんや脇坂さんはずっとさん付けで、茜はエピソードによって敬称が異なっていたり…が非常に気になりますが、私の能力でも解読不能で...わかります!桂子さんや脇坂さんはずっとさん付けで、茜はエピソードによって敬称が異なっていたり…が非常に気になりますが、私の能力でも解読不能で悔やまれます…。突然のコメント失礼しました。あまりにも同じことを感じたので…2019/01/04 -
コメントありがとうございます。
ですよねー。
そこものすごい気になりますよねー。
またしばらくしたら再読してみようと思います。コメントありがとうございます。
ですよねー。
そこものすごい気になりますよねー。
またしばらくしたら再読してみようと思います。2019/01/06
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以前にこの作者さんの別シリーズを読んでいたので、中国っぽい居留地の設定だとかよくわからないハイポジションだとかの設定がわかっていた分だけ、なんとか読めた。
ただ、読みやすい物語ではない。
私は、この作者さんの物語は苦手なんだと思う。
現代日本のようでいて、戦争がもっと身近にある様子だし、物語の中心である「町」に関する設定もかなり特殊。
なんなの? という疑問は特に解決しないし、次々出される特殊設定を理解するまでは話に入り込めない。
私にとっては、物語の佳境的なところでは、設定が「実は…」という感じでどんどん説明されるので、ヘーソウナンダー、と思って読むしかなかった。
身近なワードを全く別角度で組み替えて世界観を構築するのが得意な作者さんだとは思うので、好みだと思う。
群像劇のように複数の短編をつないでいる形式だけど、世界観的な話はさっぱり先が読めなかった半面、人間関係の方ではそこまで意外だなという展開はなかった。
物語としては静かに終わるが、予定調和でハッピー☆とあっさり解決できるような問題ではない、というのがこの話の悲しさと合っていてよかった。
ただ、突如出てくる古風な言い回しの台詞がものすごく違和感ある。
特殊な立場の人なのはわかるけど、伝統芸能だとかの歴史ある背景じゃない人なのになぜその喋り?(そういう背景なのを私が見落としているのか?)
唐突すぎるせいか、口調が過剰というか不自然に感じるのが本当になんか…この人凄い、ではなく、なんか痛々しく感じてしまった。 -
読みづらかった。町が意思を持つ設定に慣れなかった。
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けっこうハードな場面から始まり、入り込むまでに時間がかかった。
独特の世界観。
もう少しはっきりとした結末がほしかった。 -
前作があまりにつまらなかったので、
読まないで売っぱらうことに決定。 -
今まで読んだ本の中で一番好きな本です。
不思議な話。
今まで読んできた本にはない話の展開だったので、とても新鮮だった。
読み終わった後、心が温まる感じ。
20071009 -
突然町が消滅してしまうという不思議な現象の起きる世界で、消滅により大切な人を失った人、生き残った人達が織り成す物語。
独自の世界なので、最初は慣れるか心配でしたがあっさりと最後まで読めました。大切な人を失った人はもちろん、生き残った人にも苦しみが残る。悲しい現象ですよね。
しかも大切な人の思い出までも理不尽に奪われてしまう。「町」の恐ろしさが際立ちます。何故そんな現象が起きるのかは結局解明されないけれど、希望の残るラストで良かった。
最後に語られるのは失われてしまう人の話。
自分が町ごと消えてしまうことが分かっていながらそれを他人に伝えることができない。気持ちを慮ると切なくなりますね。
まるで自然災害に立ち向かうように進んでゆく人間の強さが書かれた物語でした。 -
大切な人は、ある日突然、理不尽に失われる。決して他人事でもTVの話でも、小説の中だけの話でもない。ごく身近にだって、拭いきれない喪失感を抱えて生き続けなければならない人がいる。
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読み終わりの若干の後味の悪さプラスせつなさ
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分かりにくいところも所々あったけど登場人物が皆繋がってるね。町怖いなー。残された人は次の悲劇を止めるため自分の命をかけて戦う。
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繋がる群像劇。
会話の雰囲気が合わないかな?と思う部分もあったけど伏線の張り方と回収の仕方に圧倒されて最後まで一気読みしてしまった。
白瀬さんの話が好きだった。一話目と全然雰囲気が変わるので一話目で合わなかったら二話を先に読んでみてもいいかも、と思うくらい。
あと伏線回収については最後の最後に「え!ここも繋がるんだ!」って思うとこがあってびっくりだった。
少し不満な点はひびきが喋った部分。
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