でかい月だな

  • 集英社 (2007年1月6日発売)
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Amazon.co.jp ・本 (280ページ) / ISBN・EAN: 9784087748444

作品紹介・あらすじ

宇宙的スケールの青春小説。
満月の夜、友人に崖から蹴り落とされた「ぼく」。命は助かったが、右足に大怪我を負う。そんな「ぼく」の前に、二人の変人――科学オタク・中川と邪眼を持つオカルト少女・かごめ、そして「やつら」が現れる…。第19回小説すばる新人賞受賞作。

感想・レビュー・書評

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  • 中学生のころにいちど読んでいて、ひさしぶりに読み返した。
    作中にあふれているみずみずしいきもちがおもいがどこか遠くにいってしまったかんじがして、わ〜じぶんってこんなに歳をとったのだなあと感じた。
    その物語に適した年齢というものをいままでそこまで意識したことはなかったけれど、「よむといちばんおいしいとき」というものがやっぱりあるんだなと少し悲しくなった。きっとそれとは違うたのしみかたがあるのかも。
    でもやっぱりすきな作品です、文庫版ももってるもんなあ。

  • ぼくの友達は消えてしまった。もう何処を探しても見つかりはしない。

    ーーー
    すばる新人賞
    突然突き落とされた主人公が相手を許す許さないではじめ進むけれど、そもそも読者は相手が主人公にとってどういう位置付けなのかがよくわからず、置いてけぼりをくらう。個性的な友人たちは面白かったのに、後半は出て来ず当て馬感。
    ただ、なんだかんだ世界観は好きです。

  • 友達の綾瀬に崖に突き落とされて、大怪我をした幸彦はみんなに同情される立派な被害者になった。

    綾瀬からは謝罪の言葉もなく再会することも出来ず、
    それから妙な夢を見るようになった幸彦が新たに出会ったのは
    現実主義の天才の中川と、眼帯を取ったら人を呪うと噂されているかごめだった。

    頻繁に見る夢が現実になろうとしているとき
    人々がやさしさの押し売りで溢れかえろうとしていくなか
    幸彦が中川とかごめの力で、綾瀬と再会するまで。

    SFぽい、ような話。
    哲学的なのか?
    もう他の作品は正直おもしろくなかったのでデビュー作も期待せずだったけど、こちらのほうが面白い。

    長い長い仲直りまでの道のり。

  • ひとに薦められて

    ずっと前に読んだからいまいち感想が出てこない…

  • 青少年向けの作品。大人のわたしには感情移入しづらい。

  • キャラが立ってる

  • 大学生の頃に読んだのを思い出した。
    タイトルに惹かれて購入したんだと思う。
    感想としては確か、「作者がやりたいことをとにかく全部やってる感じ」
    でも、何だか好きだった気がする。

  • いくつになっても同じことで悩むもんなのかね。だけど、そういうのをこの本が照らすから、ない救いもあるような気がする。気のせいだけで生きてみるのも、きっと悪くはないのだろう。

  • 崖から突き落とされるくらい綾瀬を傷つけていたんだとしたら…という主人公の言葉に泣いてしまった。綾瀬をかばっていたのはそういう気持ちからだったんだ、って。
    綾瀬が主人公を突き落とした理由もせつなかった。
    ファンタジーはなかったほうがよかったな~。
    途中、主人公の苦悩とファンタジーと、どっちを主軸に読めばいいのかわかんなくなった。

  • 中川くんがかっこいい。

  • 登場キャラが魅力的過ぎた。中川がほんと好き。全体的にふわふわしていて、薄っぺらく感じてしまうとこもあったけど、個性的なキャラたちが盛り上げてくれたので最後まで読めた。崖から突き落とした理由、なるほどね。中二感満載だけど、嫌いじゃない。"いつか"を永遠に繰り返す約束をするラストに胸を締め付けられた。

  • 面白かった!青春友情ものかと思いきやファンタジー・SFな展開に。みんないい奴すぎる。

  • 私だったら、友達のことを許してあげることができるだろうか?
    なかなか難しいかもしれない。

    『殺してやりたいと思うほどの感情を僕は綾瀬に抱かせることをしたのなら、それを謝らないといけない。
    でも、綾瀬、お前はそんな機会も俺に与えてくれないのか?』

    事件後、会いに来ない綾瀬にユキは自問自答し深い傷を負っていく。
    まず自分に非があったんじゃないのか、そう考えるユキはなんて優しいのだろうと思いました。それと同時に、自分に少し自信がなく不安定なのかも。
    内側から壊れていく主人公を救ったのは間違いなく中川くん。彼は素敵だなと。
    安い同情も上部だけの同意もしない。決して詮索もしない。
    でも、彼だって完璧ではなく、登場人物の誰もが人間らしい

    『世の中すべてが優しく綺麗になればいいと思っていた。そうすればどんなに住みやすくなるだろうって。でも、ちがったんだ。世の中が綺麗になれば、最後に残る汚いやつは自分だったんだ』
    上記云々のユキの台詞に納得と痛感。きっと綺麗になったらなったで「全てが汚れてしまえばいい」とか考えそう。学生の頃ならすごい共感してたかも

    綾瀬とユキが最後に会うことができてよかった。
    人生で一番不安定で一番楽しい時期。一瞬で過ぎていくその時間を過ごし間違えてしまうと、あるいは一生心に残る跡になってしまい、その後どうやって折り合いをつけて生きていいのかもてあまして途方にくれてしまう。それが上手くできないと、死にたくもなる

    彼らが、自分の過去と折り合いをつけていけることを願います。
    できれば、できる限り幸せなかたちで。

  • 「でも」は使わないようにしよ〜

  • 村山由佳さんが驚愕してたので買ったにゃん
    こんな体験当然無いけど、なんか懐かしい感じがするにゃん

  • 最初のほうは凄く読みにくくて、あー失敗したかもしれない…と思ってたけど最後の最後の展開は良かった。インチキ錬金術師の中川くんと綾瀬くんが好き。かごめは所謂ツンデレなんだろうけど魅力が一切わかんない。全体的に青春ものというよりはSFよりのファンタジーものなのかな?激しく好き嫌いが分かれそうな作品。個人的にはラスト以外うーん、あんまりかもしれない。2012/080

  • 2006年小説すばる新人賞受賞作。女性作家。
    中学生の男子が主人公。
    だらだら青春の世界が続くのと、漫画的な展開やキャラクターに疲れた…。

  • タイトルと表紙に惹かれて前から読んでみたいなと思っていた本。
    あまりこういう青春ものみたいなのは読まないから、物語に入っていけるかなーと心配だったんだけど、普通に楽しく読めました。
    主人公が結構まっすぐな性格なので、ストレスなく読めると言うか、ちょっと癒されました。

  • 主人公ユキをいきなり崖から突き落とした綾瀬、同級生たちから一目置かれているエセ錬金術師の中川、邪眼を眼帯で隠している女の子かごめ。
    空からやってくる海みたいな「やつら」によって、他人と思想がまぜこぜになる事件はなんとなく恩田陸の「月の裏側」に似てる気がする。

    設定がSFっぽくて登場人物もライトノベルっぽかったけど、思ってたより人物の心理描写はリアルだった。特に綾瀬がどうしてユキを突き落としたかなど。
    中川の冷静でユーモアのある発言にはちょっとドキドキする。

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