家日和

著者 :
  • 集英社
3.67
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  • (34)
  • (6)
本棚登録 : 2153
レビュー : 506
  • Amazon.co.jp ・本 (240ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784087748529

感想・レビュー・書評

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  • ★3.5…★4って思ったけど、1編がちょっと…(´⌒`。)

    家庭内の「明るい隙間」を描いた6編の短編集
    ・サニーデイ
    ・ここが青山
    ・家においでよ
    ・グレープフルーツ・モンスター
    ・夫とカーテン
    ・妻と玄米御飯

    家族は自分に無関心だと思い、ネットオークションに嵌る専業主婦。
    突然会社が倒産し、いきなり主夫になってしまったサラリーマン。
    妻と別居したのを機に部屋の模様替えに凝り始めたサラリーマン。
    急にロハスに凝り始めた妻と隣人達に困惑する作家。
    様々な立場の人の日常が、軽いタッチで描かれている。
    何処か身近に居そうな人々の姿で、色々な家庭にあるだろうなぁって、
    思わせるお話しでした。

    良かったのは、「ここが青山」・「家においでよ」・「妻と玄米御飯」
    特に「家においでよ」は、理由も告げられず妻に家を出ていかれた
    サラリーマンが、凹むでもなく家の模様替をして部屋を〝男の隠れ家〟にし、
    彼の同僚の男性達も居心地の良さに彼の部屋に集まり、
    昔からやりたかったことを満喫するの面白かった♪

    「妻と玄米ご飯」…これは奥田さん自身の事かなぁって感じて、
    作者の生活を覗き見するようでドキドキ…。
    奥様への愛情が感じられて良かった

    • ortieortieさん
      初めまして。こちらの作品読了し、みなさんのレビューを拝見していました。しのさんの「家庭内の明るい隙間〜」の表現にまさに!その通り!と素敵な表...
      初めまして。こちらの作品読了し、みなさんのレビューを拝見していました。しのさんの「家庭内の明るい隙間〜」の表現にまさに!その通り!と素敵な表現だったので思わずいいねさせてもらいました。レビュー楽しみにしています☆
      2017/03/20
    • しのさん
      はじめまして(#^^#)
      コメントありがとうございました。
      私の感想に共感して下さってとっても嬉しかったです( *´艸`)
      奥田さんの...
      はじめまして(#^^#)
      コメントありがとうございました。
      私の感想に共感して下さってとっても嬉しかったです( *´艸`)
      奥田さんの家シリーズは本当に何処にでもありそうな家庭のお話でとっても大好きな作品です(#^.^#)
      2017/03/21
  • 初めて読んだ奥田さんの本。
    期待通りおもしろかった!この後、【イン・ザ・プール】も読みましたが、これもまた私好み。

  • 奥田英朗による短編小説集であり、家シリーズの第1作。

    家族の形を描いた6本は、どこか共感するところがあり、ほのぼのした気持ちになります。

    「サニーディ」
    インターネットオークションにはまった主婦が、倦怠期?の夫の宝物を出品。出品後に夫の思わぬ優しさを知ってしまうが。。

    「ここが青山」
    会社が倒産し専業主夫になった奮闘を描く。。

    「家においでよ」
    妻と別居し、がらんどうになった部屋は趣味の部屋となって居心地が良くなっていく。そして妻は。。

    「夫とカーテン」
    夫が勝手に転職するたびにイラストレーターとしての仕事の質が上がる妻。。

    「麦と玄米御飯」
    ロハスにはまった妻とその仲間を揶揄する小説を書いてしまったことを後悔する作家。さて家庭はどうなる?

    時間を忘れて一気に読める一冊です。

  • 読了日2010/01
    家をテーマに描かれた6篇の短編集。
    どの話も軽いタッチで楽しめます。
    個人的には2つめの「ここが青山(せいざん)」が好き。
    会社が倒産して主夫になる。奥さんが代わりに働き始め、何事もなかったかのように新生活スタート!
    現実にこうなったらきっととても悲惨なんだろうけど、とってもとっても前向きな夫婦。
    クビになった同僚は死に物狂いで再就職を探す中、幼稚園の子供にブロッコリーをどうやって食べさせるか頭を悩ませたり、公園デビューをがんばったりと主夫を満喫する主人公。
    会社が倒産したと突然電話で打ち明けられた妻は、早速、美容体操。出産前のスーツを着て明日から働きに出るため!
    どんな逆行に立たされても、自分の気持ちの持ちようで、未来は明るくなる!これは覚えておこう・・・。
    この夫婦のように気持ちに余裕を持って、楽観的にのんびり生きていきたいな。

  • 普通の家庭のちょっと普通じゃない短編集。
    個人的には「ここが青山」がお気に入り。
    常識にこだわる事無く
    それぞれのカタチがある。
    それぞれの作品にちょっぴりのスパイスとユーモアがある。

    2007年 集英社
    写真:本城直季
    装丁:大久保伸子

  • すっごく日常なのに客観的に見たら面白い家庭生活の短編集。
    どのお話もみんな違う形の愛が根底にあるから読んでいてあったかい。
    『ここが青山』と『家においでよ』が好き。
    身近な人を想いながら日々を大切にしなきゃ、と感じられるから。

  • 『我が家の問題』に続いて2冊目の奥田英朗作品。
    面白かったです、とっても。

    10組いれば10種類の家族像がある。
    その日常は、いろいろで、周りから見ると不思議だったり愉快だったり。

    家族への不満をネットオークションで晴らす妻。

    突然の会社倒産にあい、失業者となるも、案外主夫って悪くないと気付いてしまった夫。

    妻との別居で、家具や家財道具を改めて揃えるうちに、男の城と呼べるような部屋づくりを叶えてしまった夫。

    内職斡旋の若い営業マンのコロンの香りを嗅いで、夢の中で逢瀬を重ねる妻。

    次々と新しい仕事を起業する夫に、面食らいながらも愉しんでいるイラストレーターの妻。

    ロハスにはまった妻に振り回される、双子の息子と作家の夫。
    (著者の実話でしょうか?)

    どの話も、最後に良い結果が待っていて、明るく終わる。
    読後感もとっても良いです。

    ちょっと重めの話を読んだ後だったので、余計に楽しく読めました。

  • 家庭を舞台にさまざまな人間模様と暮らし模様。くすっとして肩の力が抜けて、しあわせな読後感。「ここが青山」「家においでよ」がお気に入りです。
    奥田英朗の中でも特に好きな一冊。

  • 実は大好きなのだ、この本の空気感。特に離婚して自分好みの生活を始めちゃう話とか「そうそう!」と言いたくなるんやけど…

    けどねー、結局「家(家族)が一番!」というところに話が行ってしまうのは、(まぁそういう趣旨の小説なわけやけど…)じわじわーっと「置いてきぼり」感が強くなって、「おもしろかったー」と「せつねー」がフクザツに入り混じった読後感のできあがり、なわけですよ。

  • サニーデイ・ここが青山・家(うち)においでよ・グレープフルーツ・モンスター・夫とカーテン・妻と玄米御飯
    「妻と玄米御飯」。我が家も玄米食です。さもありなん。過ぎたるは及ばざるが如し、です。

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著者プロフィール

おくだ・ひでお
1959年岐阜県生まれ。プランナー、コピーライターなどを経て1997年『ウランバーナの森』でデビュー。2002年『邪魔』で大藪春彦賞受賞。2004年『空中ブランコ』で直木賞、2007年『家日和』で柴田錬三郎賞、2009年『オリンピックの身代金』で吉川英治文学賞を受賞。著書に『最悪』、『イン・ザ・プール』、『マドンナ』、『ガール』、『サウスバウンド』、『家日和』、『無理』、『噂の女』、『我が家のヒミツ』、『ナオミとカナコ』、『向田理髪店』『ヴァラエティ』など。映像化作品も多数あり、コミカルな短篇から社会派長編までさまざまな作風で人気を博している。

「2017年 『新装版 ウランバーナの森』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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