グラビアの夜

  • 集英社 (2007年5月2日発売)
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Amazon.co.jp ・本 (192ページ) / ISBN・EAN: 9784087748550

作品紹介・あらすじ

目が眩むような水着の写真が生まれるとき
一枚の写真のために多くのスタッフが集う夜。編集者からカメラマン、スタイリスト、モデルまで、それぞれの胸に秘めた想いが撮影スタジオで交錯する。水着グラビアの裏側を描く7編の連作短編集。

AIがまとめたこの本の要点

プレミアム

みんなの感想まとめ

多様な視点から描かれるグラビア撮影の裏側が魅力の連作短編集で、編集者、スタイリスト、カメラマン、モデルといった各キャラクターの想いが交錯します。特に、編集者の章で始まり再び編集者の章で締めくくられる構...

感想・レビュー・書評

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  • 読み終えてすぐに思ったのはきれいにまとめたな~という事。
    よく言えば、さすがな文章力で構成も結末もきれいに、それなりなものにもっていってるけど、裏を返せば文章力のある人が軽~く適当にいなした感じで書いた作品だな~という事。
    何となく、ここ最近の読者に対してはこの程度の作品で充分というような作者の考えが伝わってきた。

    タイトル通り、雑誌のグラビアに携わる人々の物語。
    最初の物語は雑誌編集者の男性の話で、彼は文芸作品を扱う編集者になりたかったのに、意に反してグラビアの担当になったため、仕事にやる気がない。
    そんな彼の話から始まり、
    スタイリストの女性、ホモのメイクの男性、カメラマンの男性の話、モデルの女の子のマネージャーの話、モデルの女の子の話、と続き、最後にまた最初に登場した編集者の話になる。
    様々な人々が様々な考えや思いをもってグラビアの仕事をしている。
    それを通して、一人の男性のグラビアに対する考え方が変わり、いつの間にか生き方が変わっているという話になっている。

    いつもの林真理子さんならグラビアモデルといよりはファッションモデルの話を書くイメージだから最初表紙を見た時「え~、今はこんなのを書くようになったんだ」と思った。
    最近の読者や世の中に合わせるようになったんだな・・・と思う。
    だけど、今回グラビアの世界を描く、という事で、言い方は悪いけど、一段降りた、という意識があるような感じがした。
    それはこの物語の内容の薄さや実際の本の薄さに反映されているし、おざなりなご都合主義の結末につながっているように思う。
    上手に描いてるからそれなりに読めるけれど、小説を読んでるという感じがしなかった。

  • 再読
    青年雑誌のグラビア撮影に関わる編集者、スタイリスト、ヘアーメイク、カメラマン、マネージャー、モデル、それぞれの視点で描かれた連作短編集。
    編集者の章で始まり、再び編集者の章で終わるが、ラストが上手い!!
    上手い作家さんだと改めて思う。

    2010.2.13
    おもしろい!!
    林真理子さん、やっぱりおもしろい!
    グラビアの世界を垣間見られました。

  • 25年1月3日読了

  • 青年誌のグラビア編集者、モデル、カメラマン、スタイリストなどが出てくる連作。もっともっとグロぐロと書けばいいのにと、意地悪に思ってしまった。ただ、編集者がうつ病になってしまうというくだりでは、安易すぎるなーと。ちょっとがっかり。すぐ読めますが。

  • 少年雑誌のグラビアページ編集に携わる、さまざまな人々の心情を綴った、どうでもいいような話。
    林真理子作でなければ本をひろげることもなかったと思う。

    ウツってこんな状況でやってくるのかしら。
    グラビアの仕事に不満を持っていて、その間にウツになるならまだわかるけど、あこがれの文芸の仕事とかわいい彼女を手に入れたとたん壊れるなんて…あるのかなぁ。そして自ら進んでグラビアの仕事にもどっていくなんてこと…ある?

  • グラビアの撮影に関わるエディター、スタイリスト、メイクアップアーティスト、カメラマン、マネージャー、モデル、それぞれの立場から描いた短編連作。

    特に心に残ると言う事はないけれど、読みやすかった。

  • 図書館にて借りました。

    グラビアと云えばグラビアアイドル!
    その子達にかかわる大人達から見た「グラビア界」のお話。

    カメラマン、スタイリスト、編集者、マネージャーetc。

    でも14歳のグラビアアイドルっていつも微妙に思う・・・。
    いいのか?

  • 将来なにになりたい?グラビアアイドル!!と答える子ども。私の小さい時にはそういう子はいなかった。でもきっと今は違う。グラビアってなんだかきらきらではなくぎらぎらしている。女の子が。女の子だって野心を持っていい。連作短編。

  • さらりと読了。グラビアの裏舞台をさまざまな視点で描いている。それぞれの価値観。

  • 出版社につとめる文学青年がグラビア担当にまわされても、なんとかもがこうとする執念は、夢と実際の職業を叶えることができない就職活動を彷彿とさせた。

  • グラビア撮影を通して、それぞれの仕事関係者が仕事のこと、現在の状況や生い立ちなどを語っていくストーリー。

    林真理子っぽい本です。
    人生の頂点は終わってみるまでわからない。
    そして、自己評価と他人の評価は必ずしも一致しない。

  • ピンとこない。林真理子には性格の悪い女性を描いてもらいたい。

  • ふつーでした。
    ヘビーそうで全然そうでも無くさらりと読んでしまう。

  • もう一度読み返してみました
    やっぱり結局何が言いたかったのか
    わからなかった

    でも数時間で読めるから
    頭には入ってきやすい

  • ものすごくあっさり読める本。
    残るものがない本ですが、
    でも嫌いじゃなかったです。

  • あんまりいろいろ考えずに、さっくり読むにはこの方の本は、ぴったりな気がします。

    グラビア撮影の世界を、ほんの少し覗ける!?

    なんにせよ、働くって大変なことですよね。

  • さすが林真理子。きっと周りの編集者や業界の人からヒントを得たんだろうな。人間描写が細かい。でもモデルの若い子が一生懸命やっていることをきちんと書いてくれて、良かった。登場人物も皆、心があって、良かった。

  • 図書館で借りる。

    青年コミック誌のグラビア撮影
    に関わる人々が
    語り手となった連作短編。

    読み物としては面白いが、
    今一つ。

  • 化粧品業界、芸能界など、未知の世界の裏を見せてくれる林さんの作品が楽しみでした。 こちらの本も、そんな1冊かとおもい、ちょっとした「でばかめ」的な気持ちで手に取ってみましたが・・・残念ながら期待外れでした。 気づくと、ページを飛ばし読みしていました。 あえていうなら、長女と同じ年ごろ(ハイティーン)のオンナノコたちの、ちょっとオバサンには理解しがたいような部分に触れられた、というところでしょうか。

  • グラビアの世界なんてのは、多くの女性にとっては未知の世界に違いない。作者にとってもそうであったようで、前半は取材からの情報満載の「業界人カタログ」的な内容。正直このままではキツイかなと。
    しかし。

    連載開始から完結まで2年以上、その間追加の取材も積み上げたのだろう。後半になり、望む場所とちょっと違う世界で生きる人々への思い入れが顕著になりはじめると、次第に引き込まれる。

    第一話と最終話の主人公・高橋は、文芸担当への執着から、登場人物の中で最も(唯一)現状に抗おうとする。「そこ」からの脱出に成功した彼に訪れる、自身でも想像できなかった変化は、作者にとっても用意していなかったものではないか。おそらく結末は決めずに書き始めたのか、途中で変更したんだろうと。

    ところで、私は本を読むと、他の読者がどんなことを感じたか、検索してみることが多い。邪道な楽しみ方かもしれないが。この作品に対するレビューは、なぜか的外れなものが多い。テーマがグラビアだからな。偏見を持ったまま上っ面を読んでるからそうなる。もったいない。

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著者プロフィール

1954年山梨県生まれ。日本大学芸術学部を卒業後、コピーライターとして活躍する。1982年、エッセイ集『ルンルンを買っておうちに帰ろう』を刊行し、ベストセラーとなる。86年『最終便に間に合えば』『京都まで』で「直木賞」を受賞。95年『白蓮れんれん』で「柴田錬三郎賞」、98年『みんなの秘密』で「吉川英治文学賞」、13年『アスクレピオスの愛人』で「島清恋愛文学賞」を受賞する。18年『西郷どん!』がNHK大河ドラマ原作となり、同年「紫綬褒章」を受章する。その他著書に、『葡萄が目にしみる』『不機嫌な果実』『美女入門』『下流の宴』『野心のすすめ』『愉楽にて』『小説8050』『李王家の縁談』『奇跡』等がある。

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