美晴さんランナウェイ

  • 集英社 (2007年4月26日発売)
3.26
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感想 : 66
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Amazon.co.jp ・本 (224ページ) / ISBN・EAN: 9784087748598

作品紹介・あらすじ

破天荒だけど憎めない、“美晴叔母さん"登場!
美晴さんは「適齢期」の美女ながら、何かと家を飛び出すトラブルメーカー。そんな彼女が追いかけているものとは? 彼女が巻き起こすドタバタを姪の目線で描いた、ハートウォーミングストーリー。

感想・レビュー・書評

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  • yokota 3716さんの本棚から選ばせてもらいました。

    若い叔母である美晴さんの破天荒な行動に迷惑をかけられながらも、嫌いにはなれない世宇子。
    大人であるのに自由奔放な美晴さんの生き方が気持ちいい。周りにいたら迷惑に思うかもしれないけど。
    不器用かもしれないけど家族を愛している美晴さんは読んでても暖かい気持ちになれた。

    特に真ん中のお兄さんの勉さんが、相手の家族に結婚を反対され結婚式をボイコットされた日、まだ小学生の美晴さんが相手の家族がいる福井県まで一人で行き、「あたしの兄さんのどこが気に食わないのか聞かせろ」って啖呵を切ったエピソードはじんときた。これがあるから家族は美晴さんを嫌いになれないんだろうな。

  • 図書館で表紙のイラストと、タイトルから面白そうだと思い借りてみた♪。

    主人公の父親の妹が美晴さんで、一緒に同居している。
    美晴さんは気ままな性格&年齢などから父や母から疎まれている存在だが、主人公からしてみると、一人の大人としての女性という立場・子供のようであきれてしまうなどさまざまな感情があるが、読んでいる私にとって、ほのぼのとした物語で面白かったです。
    姉妹ではなく従姉妹同士のお話★。
    物語最後には美晴さんが幸せになるお話だったのでほっとした。

    主人公の弟が雑誌「モー」(あきらかにムー)を定期購読していて、怪しい事項や通販グッズなどが時折登場。
    物語の展開のなかで、別の楽しさがありこれもまた魅力的でした♪。

    • まろんさん
      おお、大好きな山本幸久さんの作品ではありませんか♪

      これはまだ読めていないのですが、kuroayameさんのレビューを読んだら
      なんだかと...
      おお、大好きな山本幸久さんの作品ではありませんか♪

      これはまだ読めていないのですが、kuroayameさんのレビューを読んだら
      なんだかとっても美晴さんが魅力的で、読みたくなってきちゃいました。
      図書館にあるかな?さっそく探してみますね(*'-')フフ♪
      2012/12/28
    • kharaさん
      私も以前読みました(*^^*)
      むちゃくちゃな美晴さんですがなんとまぁ憎めなくほのぼの!魅力的でした。
      私も以前読みました(*^^*)
      むちゃくちゃな美晴さんですがなんとまぁ憎めなくほのぼの!魅力的でした。
      2012/12/28
  • どっかで読んだような話だなぁ…。さらっと読める。美晴さんは自由奔放で羨ましいけど、実際身内にこんな人がいたら迷惑で仕方ない笑 小説内の他人だから憎めない人だなって思えるけど。2011/403

  • すごく仲の良い家族ってわけでもないし
    幸せが溢れているわけでもないけれど
    よかったなぁという気持ちが心に残りました。
    なかなか自由に生きているように見える美晴さんですが、愛されるわけもわかるような気がします。

    家族や親戚であっても、誰かが居なくなったり、歳を取ったりすると昔と関係が変わってしまってちょっぴり切ないなと思います。それがあってこその今なんでしょうけどね。

  • 破天荒だけど憎めない“美晴叔母さん”登場!
    美晴さんは「適齢期」の美女ながら何かと家を飛び出すトラブルメーカー。
    そんな彼女が追いかけているものとは? 
    彼女が巻き起こすドタバタを姪の目線で描いたハートウォーミングストーリー。

  • 2017/4/7
    自由、高校中退しちゃったのか。
    そこまで急がんでもいいのに…とおばさんは思ってしまうのだ。
    「空元気の家系」って表現、さすが作家だなと思った。

  • 自由奔放な叔母さんに振り回される話。
    感情の変化とかが伝わって来なくて
    イマイチ話の流れについていけなかった。

    多分物語が、母の子供の頃とかの話だと思うので
    それくらいの年齢の方には、あっているのかも。

  • 20131224
    私、この作家さん、好きなんだなぁ。ひとり目線からの心の声的な書き方は似かよってるけど、あったかい気分になってきます。はじけた美晴さんが、ちょっとるり姉っぽいかも。

  • H25.10.19
    中学生・世宇子の家には、おばさんの美晴が居候している。27歳でけっこう美人なのに独身、時々バイトするだけのお気楽暮し。気ままな彼女は、男を家に連れ込んだり、やりたい放題。家族はその度に大混乱するが、その明るく、にくめない性格から彼女を許してしまう。そして、またある事件が…。

    ほんとに自由奔放な美晴さん。彼女の気の向くままに行動する姿はちょっと羨ましい。

  • 自由奔放だけど憎めない美晴さん。

    1話の修学旅行のエピソードと7話のラストがすき。

  • 現代よりもすこし昔の時代、ケータイやパソコンがなかったころのお話。
    世宇子の叔母である美晴さんは破天荒、天真爛漫。定職に就かず、プラプラしている。母親の葬式にも出ない。中学生の世宇子からみても、美晴さんはおかしな人であり、ものすごい美人。
    世宇子も家族たちも、美晴さんが気まぐれで動いてるのではなく、彼女のなかの信念みたいなものによって行動していることに気付く。


    友人のお母さんに勧められて読んだ。

    弟のキャラがすごく好きだった。ムー的なである雑誌『モー』を愛読していて、UFOや超能力を信じている小学生。
    自分も小学生のころ、ムーを買ってたことを思い出した。魔の大三角とかの話が好きだった。怖くて夜トイレに行けなくなってた。トイレにバミューダトライアングルがあるわけない。

  • 20代後半の伯母、美晴さんと、中学生になりたての世宇子。

    嫁に行く気配のない自由奔放でちゃらんぽらんの美晴さんと同居する生活で

    おばあさんの死、夜中にバランスタワーで遊んだ結果、風邪をひき
    世宇子の弟の翔が愛読している月刊モーの変な体操
    美晴さんのお見合い、古本屋のアルバイトの小山田くん。
    突然の従兄の自由との同居、結婚。

    美晴さんみたいなのって、周りに愛想つかされたらお終いだよね…。

    こういう感じのって、読んでいくうちに登場人物たちに愛情が芽生えるんだけど
    美晴さんにも世宇子にも情が出なかった)^o^(

  • 気ままというか何というか。
    一緒にいると、イライラ、ハラハラして疲れちゃいそう。
    でも、優しい人なんだろうなぁ。美晴さん。

  • 美晴さんみたいな叔母さんいたら、大変そう
    でも絶対嫌いにはなれないだろうな〜

    美晴さん、幸せになってよかったです

  • ちょっぴり奔放なおばさんとその周り。
    読後感ホンワカした気分になり、良かった。
    やっぱり愛で繋がった家族っていいものだな。

  • すごくさわやかな読了感。

  • 自由奔放な叔母・美晴を持つ世宇子。世宇子はいつも美晴に振り回されっぱなしなのに、それでも嫌いにならないのは家族だからなのか。私は読んでいてげんなりしたけど…。この家で唯一まともそうな世宇子のお母さんに同情しっぱなし。なんだかんだで楽しい一家なのかもしれないけど、ドッと疲れた。

  • そこそこおもしろかったんだけど、美晴さんのキャラが苦手な上、挿絵にひきずられて登場人物の姿かたちがうまく想像できませんでした・・・。挿絵いらないよ~。今回はみつ豆でした☆

  • 自由奔放に生きる美晴さん27歳に翻弄される
    その姪っ子世宇子。
    ありきたりの設定、ありきたりの話、ありきたりの
    不幸、ありきたりの結末。
    なぜこの本に★が5つとかついてるのか不思議。
    まぁ途中で投げ出さず最後まで読めたから★2つ。

    本当に自分の気持ちに正直に常識にとらわれずに
    生きたいなら、家族に迷惑かけずに
    まずは自活しろって言いたくなる。
    女版の寅さん?って感じだけど、そう言ったら
    寅さんに失礼すぎるくらい、駄目な人が美晴。
    そんでこの結末。ハッピーエンドだけど
    当たり前すぎる終わり方ーってがっくりきた。
    この作家、注目しようかなって思ったけど
    他の作品を読む気がなくなった。
    どこにでもある幼稚すぎる内容だった。

  • ほのぼの・・は、いいけど、
    やっぱ立て続けに読むと飽きてきちゃうな(笑)。
    しかも自分の中で、
    凸凹>渋谷>美晴 なので、山本株盛り下がり中。。

    でも他に読むモン無いし・・(ソコか!)

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著者プロフィール

山本幸久
一九六六年、東京都生まれ。中央大学文学部卒業。編集プロダクション勤務などを経て、二〇〇三年『笑う招き猫』で第十六回小説すばる新人賞を受賞し、デビュー。ユーモア溢れる筆致と、魅力的な登場人物が読者の共感を呼び、幅広い世代から支持されている。主な著作に『ある日、アヒルバス』『店長がいっぱい』『大江戸あにまる』『花屋さんが言うことには』『人形姫』などがある。

「2023年 『あたしとママのファイトな日常』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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