影絵の騎士

  • 集英社 (2007年6月26日発売)
3.12
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感想 : 20
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Amazon.co.jp ・本 (508ページ) / ISBN・EAN: 9784087748703

みんなの感想まとめ

未来の東京を舞台にしたハードボイルドな物語で、引退した探偵が新たなトラブルに巻き込まれる様子が描かれています。主人公は愛する女性を失い、無為に過ごしていた日々から、旧友からの依頼を受けて再び新東京へと...

感想・レビュー・書評

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  • ハードボイルド系。未来の東京を、引退したはずの探偵が奔走する。愛した女性が亡くなりオガサワラで無駄に過ごしていたが、昔の友人からの依頼にこたえて新東京に舞い戻る。ムービーの世界に毒されたアイランド。ヨヨギ・ケンの向かう先は…

  • だんだんだれてくる。
    まあ普通。

  • 架空の「近未来日本」のお話。
    movieの世界<マスメディア>と保険会社、そしてマフィアが牛耳るアイランド。そこに隠された秘密を探る話。
    名前が混乱しがちだったのと、私には、この作者のお話は主人公があまりに泥臭い感じがしてあまり相性が良くないようです。

  • 普通。
    長い

  • 近未来のお話。
    ステージ的にはお台場アイランドベイビーのような印象を受けました。
    佐藤がいいキャラで、堅苦しい警察官と奔放な探偵って感じで途中まで面白かったのでそのままいけばよかったのになーと思いました。

  • 久しぶりにハードボイルドな小説が読みたくなり手に取ったのが、大沢在昌さんのこの本だ。大沢節炸裂で、うーん、気分すっきり。

    近未来の東京を舞台に、大沢さんお得意の影もあれば過去もある私立探偵ケン・ヨヨギが、マスコミや警察をも牛耳る巨大な陰謀に立ち向かうというアクションストーリー。

    生み捨てられた孤児たちがホームレスとなり、無法地帯のドブネズミのように、獲物を求めて集団でたむろう新宿。ホームレスチルドレンとはあまりにもキレイないい方で、小説では「ドブネズミ」「クソガキ集団」と呼ばれている。そして汚れた地下水を利用していたため発病する「新宿病」も蔓延。この病気にやられて、ドブネズミ集団はケン・ヨヨギが新宿に居た頃より、はるかに数が減ったという。彼らの巣食う新宿はスラム化し、街は「B・D・T(Boil Down Town、煮詰まっちまった街)」と呼ばれていた。無秩序で差別意識の強い近未来のこの街で、ケン・ヨヨギは捨て身で陰謀と闘う。

    暴力団やドラッグ、拳銃密輸なども登場するせいか、空想の時代設定のわりには、ストーリーに現実社会に潜む恐怖が感じられる。そこがまた現実問題のように捉えられ、読み手をひきつけてやまないのだろう。

    この小説、実は第二作目だそうだ。私もまだ未読の前作『B・D・T』発行から10年たっているが、小説中のケン・ヨヨギはまだまだ健在だ。彼の理解者でもある池谷警部の「カムバック、ケン」というアツいラブコールもうなずける。

    弱者を守るのが騎士というなら、ちょっと怖くてすれているが、このような影のある騎士は私好みだ。次作にも期待したい。

  • 最後に来てようやく題名の意味するところが理解できたけど、ん?

  • 直前に読んだ「新宿鮫」と印象は同じ。クライマックスが尻つぼみ。

    ケンに降りかかる災悪に比べて、陰謀企てが巨大すぎる、現実味を帯びないせいか、明かされた謎に驚きが少ない?

     ヨヨギ・ケンの期待を持たせたラストの台詞や、前半で逃亡したケンに恨みを持つ消し屋、そして今回は出番の無かったグッドガイ・モーリスなどを総合すると次回作があるのだろう。

    期待する?

  • 日本の近未来が舞台でハーフの探偵が主役のハードボイルドもの。
    テレビとネットが融合した社会で映画がその地位を上げてテレビの上にいるっていう設定に違和感を覚えた。未来のアイテムや社会構造などには説得力があるが根底にある映画コンテンツの価値が微妙すぎてせっかくの物語構成を残念な結果にしてる。少々いじれば映画化出来そうな面白い内容だと思う。ゆえに★★★

  • 近未来小説。

    恋人の死以来引っ込んでいたケンをムービーアイランドに引っ張り出したのは映画界の妖精「アマンダ」だった。

    覇権争いかと思いきや、そこには予定された筋書きが用意されていた。だが、最後はどんでん返し。

    ケンはカッコよかったが、ストーリーについていくのがやっとだった。


    作成日時 2007年08月14日 00:06

  •  大沢在昌作品にしてはイマイチの盛り上がり不足。特にラストシーンはまるで視聴率の落ちた番組が突然終了するがごとく、であった。 たかこさんの感想をみてちょっとビックリ『B・D・T 掟の街』というお話の続編だそうだ。ウーム、読んでいなかった。たかこさんの感想も良き評価にはなっていない。ほぼ同感です。

  • 久し振りの大沢作品。
    途中で気がついたけど、BDTの続編でした。
    ホープレスと呼ばれる移民混血児の主人公・ケン。恋人を病で亡くし隠遁生活を送っていたが、やらせのメディアや人工の映画島を巡る事件の捜査を始める。
    今までの大沢作品に比べ、イマイチ読みでに欠ける感じが。
    2007.12.17

  • 2007/10/16 読了
    前作を読んだことは覚えているけれど、話を全く思い出せない。また読めって事かしら。数年後に、第3弾が発表されるのかな。

  • 続編と知らずに読んだので得した感じでした 近未来的な話ですが、近い事はすでに起きている

  • ケン以外の人物像が少し薄い感じ。
    もう少し深く関わったり、特徴がはっきりしてるとよかったかな。
    でも、ストーリーの展開はテンポよくてあっという間に読んだ。

  • 困ったな、なんて言うのか、陳腐?古い作品から受け継いだからか、設定となっている近未来に説得力がない。「説明しよう」的なガジェット解説がわざとらしい。肝心のプロットも「え?そんだけ?」レベルだし、とってつけたような大どんでん返しの結末もいただけない。近未来にハードボイルドというのが、違和感の主因なのかもしれないなぁ。

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著者プロフィール

1956年愛知県名古屋市生まれ。慶応義塾大学中退。1979年に小説推理新人賞を「感傷の街角」で受賞しデビュー。1986年「深夜曲馬団」で日本冒険小説協会大賞最優秀短編賞、1991年『新宿鮫』で吉川英治文学新人賞と日本推理作家協会賞長編部門受賞。1994年には『無間人形 新宿鮫IV』直木賞を受賞した。2001年『心では重すぎる』で日本冒険小説協会大賞、2002年『闇先案内人』で日本冒険小説協会大賞を連続受賞。2004年『パンドラ・アイランド』で柴田錬三郎賞受賞。2010年には日本ミステリー文学大賞受賞。2014年『海と月の迷路』で吉川英治文学賞を受賞、2022年には紫綬褒章を受章した。


「2023年 『悪魔には悪魔を』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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