小美代姐さん愛縁奇縁

  • 集英社 (2007年6月26日発売)
3.32
  • (2)
  • (5)
  • (9)
  • (3)
  • (0)
本棚登録 : 55
感想 : 6
サイトに貼り付ける

本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています

Amazon.co.jp ・本 (224ページ) / ISBN・EAN: 9784087748710

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
絞り込み
  • 芸者から幼なじみと結婚。大変な時期を乗り越え子供二人にも恵まれたのに、どうにも夫が……。こうも帰ってこないと気づきそうだけど、バタバタした世の中では他人に注意を払っておく時間もないだろうしね。
    それだけでも、えぇー! という感じなのに、口うるさい男に面倒を見てもらうことになったりして、男運がないのだろうか? と思っていたら、68歳で再婚。しかもかなり年上と。年齢を重ねてからの再婚、良さそう。結局は介護をすることになるのだけれど、愛する人のためなら喜んでという感じがいいわ。
    縁って不思議なものね。

  • (抜粋)
    「暮すなら上を見るより下見て暮せ。下を通るは宝船」 いつも
    上、上といってもそうはいかない。辛いときは下を見てもいい。ただ下を見て嘆いているだけではいけない。橋の下にも宝船が通るのを見ろというのである。 

  • 人に優しくなれるよ。

  • 姐さんが戦後結婚、出産、嫁いびり、夫の浮気、夫の死などを乗り越えながら、お座敷で働き、必死に生きる生き様が描かれている。何があってもご縁だからと乗り越える強い女が魅力的。

  • 縁というのは不思議なもの
    出会いは奇跡のようなもの
    出会いがあれば必ず別れがある

    出会いも別れも受け入れて
    まっすぐに生きていく姿が小気味良い

    いつでも地に足をつけて
    自分の人生を歩む小美代姐さん

    小元気をもらった

  • 続編だから、前作の続きを書くもんかと思ったら
    前作と同じ時期をまた違った角度から書いたのが前半、
    後半はその後。

    主人公がとにもかくにも人がいい。
    常に感謝の気持ちを忘れない。

    どーしちゃったの群さん?

    語り口は軽妙で読みやすかった。

    〔図書館・初読・5/19読了〕

全6件中 1 - 6件を表示

著者プロフィール

1954年、東京都生まれ。日本大学芸術学部卒。数回の転職を経て、78年、本の雑誌社に入社。デビュー作『午前零時の玄米パン』が評判となって、作家専業に。「無印物語」で人気を博す。『かもめ食堂』『れんげ荘』『三人暮らし』など著書多数。

「2023年 『老いとお金』 で使われていた紹介文から引用しています。」

群ようこの作品

  • 話題の本に出会えて、蔵書管理を手軽にできる!ブクログのアプリ AppStoreからダウンロード GooglePlayで手に入れよう
ツイートする
×