他人事

  • 集英社 (2007年10月26日発売)
3.29
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Amazon.co.jp ・本 (288ページ) / ISBN・EAN: 9784087748819

作品紹介・あらすじ

2007年度「このミステリーがすごい!」第1位作家の作品集!
交通事故で重傷を負うが、助けてもらえない男。引きこもりの息子を殺害する決断をする父。自殺しようとする女を誘惑する若者。等、コミュニケーション不能の他人に蝕まれてゆく恐怖を描く。

AIがまとめたこの本の要点

プレミアム

みんなの感想まとめ

不穏な雰囲気が漂う短編集で、他人とのコミュニケーションの欠如が引き起こす恐怖を描いています。登場人物たちは、交通事故や家庭内の問題、自殺未遂など、さまざまな状況に直面し、時には狂気に満ちた選択を迫られ...

感想・レビュー・書評

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  • 想像以上に不穏な内容。

    後悔しつつも怖いもの
    見たさで読了。

    悪意と理不尽に満ちた
    世界。

    希望をもたせて落とす。
    狂気ですね・・・

  • (2024/12/31 3h)
    ひとに勧められて読んだ。

    平山夢明は『異常快楽殺人』という殺人鬼列伝本を楽しく読んだが、小説を読むのは本作が初めて。

    グロテスクで血なまぐさい短編集。

    p.7 他人事★★★☆☆
    車の事故に遭った男女は男に助けを求めるが…。
    p.29 解体★★★★☆
    引きこもりの息子の勝手に耐えかねて両親は殺人を計画する。
    p 51 たったひとくちで…★★★★☆
    グルメ評論家の娘が誘拐されるが…。意味怖みたい。
    p.87 おふくろと歯車★★★★☆
    家庭内暴力を受ける同級生との駆け落ち。グリーンねえさんを思い出した。
    p.87 仔猫と天然ガス★★☆☆☆
    脚の不自由な女は捨て猫を引き取ることに…。
    p.103 定年忌★★★☆☆
    定年になると国から守られなくなる。会社が繋ぎ止めてる紐帯ってのは実際あるよなぁ。
    p.103 恐怖症召遇★★★☆☆
    恐怖症を扱う超能力、ここから冒険が始まりそうな終わり方。

    p.147 伝書猫★★☆☆☆
    締め方が好きじゃなかった。夢オチみたいで。
    p 165 しょっぱいBBQ★★☆☆☆
    こちらにも他人事のタイトルが付けられそうなストーリー。家族団欒BBQ中に子どもの死体を見つけて…。
    p.189 れざれはおそろしい★★☆☆☆
    受験と閉じた世界のホラー。
    p.209クレイジーハニー★☆☆☆☆
    SF色強いスプラッタ。
    p.229 ダーウィンとべとなむの西瓜★☆☆☆☆
    オチが分かりやすくて合わなかった。
    p.247 人間失格★★☆☆☆
    これもオチは分かってしまったけど、太宰治の人間失格と絡めて面白かった。
    p.265 虎の肉球は消音器★★☆☆☆
    ラストとタイトルが結びつく展開は好き。
    死の魅力に取り憑かれたようなオカやんの言動も狂気を感じて良かった。

  • エグくてグロくて嫌な気持ちになるものの、なんというか一気に非日常に連れて行かれる感じが癖になる。
    ただし、一気読みする元気はない。

    心に残ったフレーズ
    「魂が根こそぎ砂粒に変えられてしまった。今後、死なず壊れず生きていくには自分の何かを欺し、裏切り、言いくるめていく他、道はないのだと絶望した。」
    (ダーウィンとべとなむの西瓜)

  • 短編集。
    どれも胸糞悪い内容…でした。

  • 相変わらず痛くてグロい。臭いがしそうです。
    そんな好きでもないのですが、無理矢理グロくしているのではなく、必然でグロいのです、みたいな開き直り(? ちょっと言葉が違うかも。負の要素、善の対極とは規定してない感じ。…いや、どうも上手く言えないな)があるので、いっそ清々しく顔をしかめられる感じがよいです。グロ好きに媚びてない?…何言うてんねん、わたし。
    時々読みたくなります。

    • NORAxxさん
      えびっちゅさん、こんばんは^ ^

      あぁ....z指定書物を手に取ってしまったのですね...表現の複雑さ、とてもよく分かります。表しようのな...
      えびっちゅさん、こんばんは^ ^

      あぁ....z指定書物を手に取ってしまったのですね...表現の複雑さ、とてもよく分かります。表しようのないこの暗黒書物の難解さがひしひし伝わりました。時々読みたくなっちゃうんですよね...麻薬書物です。
      .......どんだけ別名つけるねん、ですね(´>∀<`)ゝテヘ

      いつもイイネと素敵なレビューをありがとうございます。これからも楽しみにしてます...♪*゚
      2021/09/19
    • えびっちゅさん
      NORAxxさん、コメントありがとうございます。

      麻薬書物…まさにですよね。「何読んでるの?」って聞かれて咄嗟に脇に挟んで隠しちゃいますも...
      NORAxxさん、コメントありがとうございます。

      麻薬書物…まさにですよね。「何読んでるの?」って聞かれて咄嗟に脇に挟んで隠しちゃいますもん。

      いつもイイネありがとうございます。レビューとても参考になります。読みたくなる本がどんどん増えて、困ってます(^_^;)
      2021/09/20
    • NORAxxさん
      えびっちゅさん、お返事ありがとうございます。

      わかります、後ろめたさでコソコソしちゃいますよね。私も読んでいる時、誰もいないのに殺気を感じ...
      えびっちゅさん、お返事ありがとうございます。

      わかります、後ろめたさでコソコソしちゃいますよね。私も読んでいる時、誰もいないのに殺気を感じて何度も後ろ振り返りましたもん(虚言癖)

      困らせてしまって申し訳ない1割、そう言っていただけて嬉しい9割です(*ˊ˘ˋ*)ウフフ
      2021/09/20
  • ホラー小説だと知らずに読んだので、開始早々から驚かされた…
    自分はこういう小説苦手かもな、と改めて感じた。
    非日常な世界を味わうにはいいかも。

  • 大きな声で言うのは憚られるがなんとも言えない好みの作品だった。またこの装丁が気持ち悪さ、不気味さの相乗効果。まぁグロくて不快な短編14編が盛りだくさん。

    現実離れしてる話ばかりだが何故か「あるかも」と思ってしまうところが気持ち悪い。最初からぞくぞくしながら、贅沢にも大好物ばかりを堪能していた。文句なしの作品だった。これ以上褒め言葉が出ないぐらいの最高傑作だった。もちろん好みがあるのでホラグロ耐性がない人には最低の作品になり得るだろう。

    ただただ無機質な暴力シーンにもうっとりする。なんでこんなに好きなのかなぁ。

  • グロくて後味の悪い系が好きな場合おススメ。
    短編なので気軽に読める。

    面白かったのをピックしてあげようと思ったらほとんどが面白かった。

  • 物語をつくるために、人の悪行がくどく、しつこく描かれているものは苦手です。
    残酷な殺され方をどれだけ詳しく説明されても、殺人鬼の顔はなかなか見えません。
    ひどいでしょ? こいつはこんなに残忍なんです、憎いですよね、怖いでしょ?
    思い浮かぶのはニタニタと笑う作者の顔で、本から引き離されてしまう気がするのです。

    平山夢明は、日本ではほかに見つけることができない残虐な小説を書き続けてきました。短編集『他人事』も全編がスプラッター。登場人物たちは爪を剥がされ、脚を潰され、体が腐って崩れ落ちる。ひたすら書き連ねられる、目を背けたくなるような光景の続く話に、読み手は嫌悪しながらも引きこまれていきます。
    平然とした邪悪さに、怖れ、慣れ、一編を読み終えるたびにゾッとして、それでも次の物語に進んでしまうのです。作者はまったく笑っていない。

    全12編、現代から近未来まで舞台を様々に、ときにユーモラスな話をはさんだ本書は、まだまだやさしい部類のように感じます。読後に、平山夢明がいったいどんな表情でこれらを書いていたのか、それを思うのが一番、怖い。

  • 共感させない、共感できないことによる怖気を作り出すことについて、平山夢明ほど完成されたマエストロは他にない。『他人事』に入っている短編は『ユニバーサル横メルカトル』にあるファンタスティックな人体破損描写の一歩手前にあるが、心の通じない恐ろしい存在に囲繞されている感覚に溢れていて、誠にスリリング。

    個人的には『ダイナー』への道程で出てきたフリークスの哀愁を描くシリーズが好きなので、ややオーソドックスなスリラー中心の『他人事』は星を一つ落とした。ただ、世の中の大抵の不条理は屁でもなくなるほどの冷たい恐怖がぎっしり詰まっていてすばらしい。

    事故で車の中に閉じ込められた家族を冷たく見るだけの男『他人事』、異常な男に監視される『しょっぱいBBQ』あたり、共感ゼロの恐ろしさ面目躍如。
    他にも、キューティーハニーを歌いながらセクサロイドが男どもを虐殺するトンデモスプラッタ『クレイジーハニー』や、かなしきゾンビの恋『おふくろと歯車』などが豊かな色どりを加えます。
    単行本は表紙もラブリーで好き。

  • オムニバルで登場する、おかしな人達の話。おかしいんだけど、本当にいるかも?と思われてしまうリアル感が半端ない。
    ホラー、サイコ要素たっぷりの一冊。

  • 「怪談って、本当にうまい作家が書かないと
    全く陳腐になっちゃうんだなぁ」
    って感じです。 
    お粗末さま…

  • エログロ血みどろ…、私の思う平山夢明ワールドだ…。
    でもなんかSSぽいの多数収録してるのはちょっと珍しいかも。

  • 半分くらいまで読んだが、断念。
    どの短編も理不尽なシチュエーションや暴力で、ただ不快感。
    その手の話が好きな人が読む本だと思うので、単純に選択を誤った。

  • 闇で鬼畜のオンパレードが新鮮で癖になる。理不尽すぎて消化できない作品もあり。胸クソは仔猫と天然ガス、人間失格。

  • トータルしたら面白かったけど
    もう一回読みたいとは思わないかな!

    人間失格が面白かった!

  • 正直、嫌いではないが。 中村文則の短編集にも似た感じがあるが、それよりは読みやすかった。 ただ、やはりこの手の短編をずっと読んでるとお腹がいっぱいになる。 だからと言って長編を読む勇気もわかない。 気が向いた時に2,3話読む感じだとちょうどいいかも。 この手の内容の本を書く人って、普段何を考えてるのかとても興味がわく。 ひょっとしたら他の長編を読むかもしれないかな?

  • 平山夢明は悪趣味の煮凝りみたいな小説書くから気分がくさくさしてるときに読むと爽快感が天井知らず。『恐怖症召還』のような起承転結の転で終わるような話、とても好き。

  • 2007年度「このミステリーがすごい!」第1位作家の作品集!
    交通事故で重傷を負うが、助けてもらえない男。引きこもりの息子を殺害する決断をする父。自殺しようとする女を誘惑する若者。等、コミュニケーション不能の他人に蝕まれてゆく恐怖を描く。(アマゾン紹介文)

    不条理なお話がほとんどで、その手のが好きな方にはたまらないのでしょう。
    被害者と加害者、動機や行為に意味を求めてしまう私には向いていませんでした。

  • スプラッター、グロテスク…やっぱり苦手…
    最後まで読めずに断念してしまった…

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著者プロフィール

1961(昭和36)年、神奈川県川崎市生まれ。法政大学中退。デルモンテ平山名義でZ級ホラー映画のビデオ評論を手がけた後、1993年より本格的に執筆活動を開始。実話怪談のシリーズおよび、短編小説も多数発表。短編『独白するユニバーサル横メルカトル』(光文社文庫)により、2006年日本推理作家協会賞を受賞。2010年『ダイナー』(ポプラ文庫)で日本冒険小説協会大賞を受賞。最新刊は『俺が公園でペリカンにした話』(光文社)。

「2023年 『「狂い」の調教 違和感を捨てない勇気が正気を保つ』 で使われていた紹介文から引用しています。」

平山夢明の作品

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