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Amazon.co.jp ・本 (192ページ) / ISBN・EAN: 9784087751338
感想・レビュー・書評
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あんまり内容覚えてなかったんですが、これは若気の至り的作品なんでしょうか。確か映画も全然面白くなかった記憶がありますが、小説としても何と言うか浅いなぁという一言です。
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映画→小説
映画を観ようという気にはならない
ハッとさせるフレーズや印象的なシーン、同じストーリーを、それぞれの視点から描写する手法など、細かい面白みは散りばめられているが
統合失調症か境界線人格障害のよう女優とカメラマンの先のない恋愛模様
読むのにエネルギーが必要
周りに精神障害ちゃんがいて、ヒントを探しているような人、女優志望の人には得るものがあるのか?
村上龍ファンの中でも賛否分かれる可能性があるのではないか 議論してみたい作品 -
濃ゆい。対比しながらの描写は双方の視点で書いてあり、お互いの重きをした点が強調されてて心地よい。
心の動きの描写が秀逸でした。 -
長方形の紙を、のりを使って接着すると、のりしろ部分がだぶる。
だぶりつつ、紙は長くなる。
この小説はそんな感じ。
章ごとに、3人の登場人物間で視点が変わる。
時間をだぶらせながら、話がすすむので、のりしろができる。
例えば、
「他に用事はないんです」
手の指で涙を拭いて本間萌子は言った。
「よくわからないな」
「何がですか?」
「僕はあなたを知らない」
「あたしは、今、ここにいます」
という会話が、次の章だとこんな具合。
「他に用事はないんです」
死刑にするわよ、
「よくわからないな」
いつか死刑、
「僕はあなたを知らない」
永遠に知ることはできないよ、
「あたしは、今、ここにいます」
会話の連続だった部分が、別の視点だと長い長い脳内モノローグが挟まれていたり、非現実的な現実臭さ。
だぶらせてまで、話は続いていくのに、
「文学はコラージュ」な稲垣足穂の雰囲気。
コラージュが「のりしろ」って意味だからかな。
この作品は、龍監督の映画「ラッフルズホテル」の小説化らしく、先に映像が存在したゆえの、この雰囲気かな。
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p141 Fly Me To The Moonの歌詞が
In other wordsの代わりにIn another world(別の惑星)として翻訳されていた。
耳の裏側の世界=別の惑星 ということね。 -
刊行時、この天才的な女優やその耳の奥のリゾートのイメージに共感できるよう努力し、そして失敗して読み進めなかった。あらためて話半分に聞くようにして読むと、視点を変えてのオーバーラップ部分もあり、すさまじい速さで読み進む。「ストレンジ・デイズ」もそうだったが、登場人物同士が互いに称賛し合うようには、読み手としては称賛できない。(それぞれの内面が書かれるからか?)。結果として「うちわぼめ」を遠くで眺めているうちに、その世界が加速していき終末を迎えたという印象。
(追記) (1) 「その写真」はあの写真だろうか。(2) "Fly me to the moon" の日本語訳が "In other words" ではなく "In another world" のそれになっているのではないか。この歌はこの「換言すれば(まったく鈍いんだから!)」が肝だと思うのだが、そこを "Another World" - "別の惑星" - "耳の裏のリゾート" にされると何の歌か分かりにくい。
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