漂泊の牙

  • 集英社 (1999年10月5日発売)
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Amazon.co.jp ・本 (344ページ) / ISBN・EAN: 9784087752533

作品紹介・あらすじ

愛妻を惨殺したのは、幻のニホンオオカミなのか。むごたらしい傷跡。だが警察もその正体を特定できない。動物行動学者・城島が、夫として、研究者として、命がけの追跡を開始する。第19回新田次郎文学賞受賞作。

感想・レビュー・書評

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  • 宮城県の山村で獣に食害される三件の事件が起こる。動物学者の城島郁夫がオオカミの生存説を唱えて山中に入る。テレビ局の丹野恭子もそのドキュメンタリーを撮ろうと追う。明治初期に絶滅したとされるニホンオオカミを検証する動物学的な観点とサンカと呼ばれる山間漂民の謎を説く民俗学的観点が興味深い。昭和初期まで生存していた可能性もあるニホンオオカミだが、犬とオオカミを掛け合わせオオカミ犬を作り出す沢田満夫の野望だが、生命を人間の都合でコントロールする 在り方には(保護や駆除も含めて)頷けない。生存説にはロマンを感じた。

  • 想像してたのと、だいぶ違いました。主人公が3人いる様な書かれ方でした。内容も背景として必要かもしれないけど、あまりに細かく書かれ過ぎてて、読んでて疲れる部分もありました。自然保護とか、何か強く主張したい事があるのかと思ってましたが、色んな要素が絡んで来て、最後は単なる殺人事件物だったの?って感じです。全体的には楽しめました。

  • 聞き慣れた地名が出てきたことで読むスピードが一気に上がった。

  • 狼を題材にして面白いんだが…動物モノは読んでて結末が予想から大きくズレないので終盤が弱い…

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著者プロフィール

1958年仙台市生まれ。東京電機大学理工学部卒業。97年「ウエンカムイの爪」で第10回小説すばる新人賞を受賞しデビュー。2000年に『漂泊の牙』で第19回新田次郎文学賞、04年に『邂逅の森』で第17回山本周五郎賞、第131回直木賞を受賞。宮城県気仙沼市がモデルの架空の町を舞台とする「仙河海サーガ」シリーズのほか、青春小説から歴史小説まで、幅広い作品に挑戦し続けている。近著に『我は景祐』『無刑人 芦東山』、エッセイ集『いつもの明日』などがある。

「2022年 『孤立宇宙』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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