翼はいつまでも

著者 : 川上健一

• 集英社 (2001年7月26日発売)

感想・レビュー・書評

[yhyby940さんの感想 · 2013年9月3日]

久々に読み終わるのが惜しい作品でした。胸が苦しくなりました。中学生時代に好きで好きでたまらなかった彼女をダブらせて読んでしまいました。ビートルズ・冒険旅行・クラブ活動、全てが懐かしい。きっと、また読み返すでしょう。本当によかった。

[熊本 ててんごさん · 2019/09/24]

翼は、いつまでもの 感想読んでたら、貴氏の感想に。なんと、熊本の60代とか。私と同じ。というわけで、投稿です。宜しく。

[yhyby940さん · 2019/09/24]

ててんごさん、コメントありがとうございます。いい本でしたよね。自分にも、こんな時代があったことを思い出させた作品でした。熊本県在住とのこと、どうぞ宜しくお願い致します。

[えのきさんの感想 · 2023年10月9日]

陳腐なまでにストレートな筋書きが良い。

[あと ふつかさんの感想 · 2020年2月15日]

初恋、部活、家庭、流行、性、先生…青春のすべてが詰まっている。キャッチャーの東井、万年補欠で吃音の輪島がお気に入りだけど、この作品に華をそえるのはなんといってもビートルズ！

[熊本 ててんごさんの感想 · 2019年9月24日]

自分の年代とは、ちょっとズレるけど、ビートルズや深夜のラジオ、戦後を引きずる諸々等、若かり時代がダブる。今の子の青春とは、違うかもしれないけど、青臭く無鉄砲な所、そして純真の所は、普遍かと思う。

[moroQさんの感想 · 2014年11月1日]

アラフォーには甘酸っぱ過ぎて、毒（笑）。遥か昔の自分はこのような行動はとらなかったけど、そのような事は感じてた。「一歩前へ」出れてたら違う青春があったのかもしれない。良い方にも悪い方にも。
文体に最初は馴染めなかったが、最後まで読んで良かった。

[atsukoさんの感想 · 2014年7月3日]

まぶしい！！若い！！青春だな〜！！

[風谷さんの感想 · 2014年7月3日]

　昭和30年代の青森。いざという時に弱気が出てしまうぼくは、野球部でもなかなかレギュラーがとれなかった。だがある日、偶然ラジオでビートルズに出会った。その音楽はぼくへの応援歌のように響いた。
　先生や大人のいうことは絶対で、子どもはそれにただ従うだけなんておかしい。そんな自我の芽生え、ささやかな反抗、野球部でのいさかいや友情。不器用だけど一生懸命で、手探りのようにすこしずつ大人になっていくぼく。中学生ということで、性への目覚めもあり，男子中学生のおバカな行動に笑いも誘われた。そして、心にも体にも傷を負った少女多恵との初恋。あぶなっかしげで、でもまっすぐで初々しいく瑞々しい感じはほんと、中学生の恋だな～って感じがした。
教師の態度が威圧的で今ではちょっと考えられないけど、確かに少し前まではこんな感じだったのだな。
ビートルズ世代には、作中の曲もからめ楽しめるかも。

[shokoさんの感想 · 2014年6月21日]

中学生の男子って、こんなこと、考えてるんだー、と目から鱗。たくさん、屈託があって、悩みや迷いや怒りもあって、めちゃくちゃ純粋な心と、大人になりたい背伸びと、口では表現できないたくさんの思いを抱えてる。
仲間が大切で、好きな女子がいたりして、部活に全力投球してる。
昔、自分が10代の子供だった頃を、少し思い出し、だけど、男子と女子はやっぱり違うと、感心したり。
ここまでストレイトにピュアな青春小説、久しぶり。全く退屈はしなかったよ。

[てんぷらあんまきさんの感想 · 2013年11月1日]

青春ど真ん中の話。ビートルズの曲に衝撃を受けた主人公が、弾けていく。

[青森みがんさんの感想 · 2013年9月12日]

どストライク！
中学生男子の生態がありのまま書かれていて、とても共感できました。

テレビで紹介されたのを観て、図書館で借り読みしましたが、地元青森でこんなに素晴らしい作家さんがいる事を初めて知りました。

あ～楽しかった！

著者プロフィール

小説家

「2014年 『ライバル』 で使われていた紹介文から引用しています。」