いまこの瞬間 愛しているということ

著者 :
  • 集英社
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本棚登録 : 259
感想 : 32
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  • Amazon.co.jp ・本 (344ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784087753288

作品紹介・あらすじ

…ハナとジェロームの恋は、出逢いそのものが悲劇であったのかもしれない。ハナには恋人がいて、ジェロームには家庭があっただけでなく、「三つ星シェフ」になる、という命がけの夢があったのだから。困難な運命に立ち向かい、ふたりは感覚、感情、身体のすべてで愛し合った。たとえ終末が見えようとも。だからこそハナとジェロームの真実の恋は、誰かを愛することの尊さを教えてくれるのだ…愛することに臆病になっているあなたに贈るラブストーリー。

感想・レビュー・書評

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  • 泣いた本。

  • ミシュランに詳しくなれる本。
    彼の書く料理がちっともうまそうじゃないのはどうしてだ。

    恋愛小説としては、彼のほかの作品のほうがよかったかもしれない。
    好きになるまでの段階はよかったのに!
    狂いはじめたあたりはよかったのに!

  • ごめんなさい、半分以上読みましたが続きを読む気になれませんでした。

  • 苦しくて苦しくて仕方ないけど、こんな風に想えるのはある意味幸せなんだろうなぁ。

  • ハナとジェロムのラブストーリー
    この頃の辻仁成は良かった。

  • 愛が深すぎて読んでて胸が苦しかった・・・

  • うつくしいフランスの街並みや景色がうかんでくるような雰囲気の良い作品でした。フランス料理に関する描写もとても繊細で、思わず料理が作りたくなるくらいです。せつないけれど強くうつくしい、愛とはこういうものだと思わせてくれる作品でした。

  • よんだっけ?


  • たぶん。
    わたしが読むにはまだ早過ぎたのでしょう。

    あと、5年。
    あと5年先ならば。
    もっと違う答えがでたかもしれない。

  • フレンチの三ツ星シェフをめざしている日本人料理人のハナ。
    本場フランスで、日本人かつ女性というハンディも乗り越え
    見事厨房の部門チーフになった。

    さらなるステップアップのため、別レストランに修行に出る。

    持ち前の明るさや負けん気で、みんなにとけ込むが
    そこの料理長は、堅物なシェフ。

    ミシュランの星と堅物なシェフとハナの試練。

    料理と愛が絶妙に合わさった物語だと思う。
    思っていたより奥が深い印象。
    なんとも切ないけどじんわり甘い読了感あり。


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著者プロフィール

東京生まれ。1989年「ピアニシモ」で第13回すばる文学賞を受賞。以後、作家、ミュージシャン、映画監督など幅広いジャンルで活躍している。97年「海峡の光」で第116回芥川賞、99年『白仏』の仏語版「Le Bouddha blanc」でフランスの代表的な文学賞であるフェミナ賞の外国小説賞を日本人として初めて受賞。『十年後の恋』『真夜中の子供』『なぜ、生きているのかと考えてみるのが今かもしれない』『父 Mon Pere』他、著書多数。近刊に『父ちゃんの料理教室』『ちょっと方向を変えてみる 七転び八起きのぼくから154のエール』『パリの"食べる"スープ 一皿で幸せになれる!』がある。パリ在住。


「2022年 『パリの空の下で、息子とぼくの3000日』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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