魔法探偵

著者 :
  • 集英社
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本棚登録 : 55
感想 : 7
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  • Amazon.co.jp ・本 (272ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784087753431

作品紹介・あらすじ

吾輩は魔法探偵。魔法杖で失せ物を探してしんぜる。ある日、大仕事が舞い込んできた!思い出の大阪万博会場へ、美人秘書を連れて出張ぢゃ。

感想・レビュー・書評

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  • 投資で財産を失った詩人の元お坊ちゃまが安アパートで生活のために探偵業を始めたものの来るのは猫探しの依頼ばかり。
    ある日、偶然迷い込んだ館で詩人たちの会合に遭遇し、交流を得たものの彼らのほとんどは幽明界を異にした人々。
    そこで知り合った幽霊の雪乃を助手に不思議な依頼をこなす物語でしたが割と最近が舞台の話なのになんだかとてもノスタルジックな雰囲気です。
    初めはてっきり昭和初期とかそんな雰囲気だったのに途中で『インターネット』とかの単語が登場して混乱してしまいました。
    内容的にはふわふわとしているのに終りが唐突な感じで「え?これで終わり?」と思ってしまいました。

    レトロな雰囲気は楽しませていただきましたがタイトルの『魔法』は主人公では無くドクターに使うべきでは…。

  • 途中から凄い話になってきた…と思ったら終わり方が唐突で驚いた。

  • ざっくり読んでしまったが、どうにも残るものが何もなかった…。

    猫探偵と、幽霊の助手と、もろもろ。
    生身の助手の存在意義もよくわからなかったし。
    魔法探偵の意味もよくわからなかったし。

  • 2009.03.17. これ、ぼんやりしてていいよう。読んでると、なんだかのんびりした気分になって、しまいには気が大きくなる。探偵とは名ばかりの、探偵さんの毎日は、少し不思議が混じっています。

  • ああ、人はなぜ思い出すのであろう!吾輩は魔法探偵。魔法杖で失せ物を探してしんぜる。ある日、大仕事が舞い込んできた! 思い出の大阪万博会場へ、美人秘書を連れて出張ぢゃ!詩人探偵・鈴木大切が大活躍する、風味豊かな小説。

  • 今は落ちぶれてしまった大家のお坊ちゃま、"吾輩"こと鈴木大切は、ひょんなことから"なんでも探し出す魔法杖"を手に入れて探偵になった。"吾輩"はわけありの美人の秘書と、食事以外に興味を失った友人を引き連れたり、連れなかったり事件解決に乗り出すが、その首尾やいかに? ちょっとノスタルジックな連作ミステリー。

  • あいかわらずうまそう。

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著者プロフィール

1958年東京都生まれ。作家、翻訳家。著書に『酒仙』(新潮社)、『怪奇三昧』(小学館)、『ゴーストリイ・フォークロア』(KADOKAWA)、訳書に『英国怪談珠玉集』(国書刊行会)、アーサー・マッケン『輝く金字塔』(国書刊行会)、M・R・ジェイムズ『消えた心臓/マグヌス伯爵』(光文社古典新訳文庫)、M・P・シール『紫の雲』(アトリエサード)、H・P・ラヴクラフト『インスマスの影』(新潮文庫)などがある。

「2022年 『手招く美女 怪奇小説集』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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