TSUNAMI

  • 集英社 (2005年12月15日発売)
3.72
  • (12)
  • (23)
  • (22)
  • (2)
  • (1)
本棚登録 : 135
感想 : 20
サイトに貼り付ける

本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています

Amazon.co.jp ・本 (448ページ) / ISBN・EAN: 9784087753547

作品紹介・あらすじ

太平洋沿岸を巨大地震と大津波が襲う!
海溝型地震である東海地震、東南海地震、南海地震が同時発生、巨大津波が日本を襲う! 東海地震で名古屋は壊滅に陥るが、それは悲劇の序章に過ぎなかった…。『M8』続編、迫真の震災パニック小説。

みんなの感想まとめ

自然災害の恐怖と人間の無力さを描いたこの作品は、太平洋沿岸を襲う巨大地震と津波の脅威をテーマにしています。著者は専門的な知識を駆使して、地震や津波、原子力発電のメカニズムについて詳細に描写しており、読...

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
絞り込み
  • 高嶋さんの著作を読むのは「首都感染」に続き2作目。

    この本は2005年に刊行された。東海地震・東南海地震・南海地震がほぼ同時に起こったことにより引き起こされた大津波により、静岡〜大阪あたりの太平洋側一帯が甚大な被害を受けるという設定。

    地域は違うけど、この僅か6年後に東日本大震災が起きてしまったんだな…この本に書かれている被害想定はかなり大きなものだけれど、マグニチュードや津波の高さはこの本より大きかったし、この本ではあと少しのところで免れた「メルトダウン」も実際に起きてしまった。小説の中より酷いことが起きてしまったんだな…と改めて自然が恐ろしくなった。

    首都感染を読んだ時も思ったが、専門家なだけあり地震や津波や原子力発電のメカニズムが事細かく書いてあり、読みながら勉強にもなる(読むのにかなりの集中力は必要だけれど)。またこのような災害系の小説を多数執筆されていて、読んだだけで防災意識を高めてくれる、稀有な作家さんだと思う。
    3.11から10年が経ち、当時の様子や被災地のその後や福島第一原発が今どうなっているか等、テレビなどで取り上げられることもあまり無くなっている。しかし自分から積極的に情報を取りにいって、いつかは分からないけれど日本に住んでいる限り将来必ず起こる自然災害で、少しでも被害が軽く済むように、日頃から減災・防災意識を高めたいと思った。

  • 災害小説第2弾。前半が回りくどく感じる。しかし、それは全て後半のための前振りだと感じさせる。自然の前に、人間はなすべきことがない。強いて言えば、日頃から準備しておくことだ。
    このようなスケールの大きな小説は、映画化してほしい。

  • 1

  • 名古屋も頻繁にでてきて、かなりリアル。
    いつか、必ず来るこれらの地震に対して、
    今の状態で立ち向かう事はできるのか。。。

  • あの津波は想定されていたんだ。

  • 何年か前に読んだときは「あまりにも荒唐無稽。あり得ない!」と思った。
    震災後に読んだら、妙にリアルで説得力があって驚きました。

  • は〜…
    こわかった。
    東日本大震災が起こったあと、
    東海、東南海、南海地震と津波の高さが見直された今に
    なってわかるこのリアルさ。
    『M8』と合わせて教訓としたいです。
    特に新幹線の事故のくだり、記述はほんのちょっとでしたが
    想像するだけで怖かった。

    ちなみに東京の防災地図、被害想定(東京都)
    http://www.city.chiyoda.tokyo.jp/disaster/
    都道府県別揺れやすさマップ(内閣府)
    http://www.bousai.go.jp/oshirase/h17/yureyasusa/
    洪水世界地図(カーソルを動かして見たい地域を拡大し、
    波の高さを変えてご覧ください)
    http://flood.firetree.net/

  • 3・11後に想起した小説の一つ。

    津波を警戒するならば、地震があったらまず高台へ逃げろ!というのが鉄則なんだなと思います。津波の大小は、結果論で、生き延びるのが先決。決して侮ってはいけないのですね。
    都市だと、地下鉄が水没したり、幹線道路は通行止めになるし、逃げ場が無かったりするのが怖いですね。

    さんざんっぱら警戒されている東海地震。本当に遭ったら逃げられないだろうな…と思います。
    廃炉になったとしても、原発からも逃げられないんだなと、3・11ではっきりとわかりましたね。

  • M8の続編。
    あれから数年後の設定で、今度は東海大地震、そして津波が・・・
    原発の話もあり、より今回の東日本大震災を感じさせる展開かも。
    今回の震災の経験をただ単に、大変だったとか、気の毒だったで終わらせてはいけないなと、改めて思った。

  • 東日本大震災前には読もうと思わなかったジャンルの本。

    東海・東南海・南海の大地震が一挙に起こり日本沈没の危機を迎える物語。

    「事実は小説よりも奇なり」とは古くから言われているが、この小説を読みながら思い出した。

    大地震と津波の脅威を描いているが、マグニチュードは8.2~8.3、大浜原発は責任者の英雄的な行動でメルトダウン直前で危機を脱する…

    現実に起きている震災は、マグニチュード9.0、福島原発の事故は一か月たっても終息せず放射能汚染は広がり続けている。。。

  • M8の続編に当たります。
    M8は阪神・淡路大震災から10年後が舞台。
    津波はM8から6年後が舞台になります。
    つまり、2011年、今年って事ですね。

    M8の登場人物も6年分の時間を経て、
    それぞれの地位で登場してきます。

    しかし、主人公は市役所に勤務する災害対策課員です。
    元は、地球物理学を専攻していた大学院生で、
    前作M8の主人公も一目置いていた人物です。

    6年前に発生した、東京を襲った直下型地震以降、
    東海・東南海・南海地震がいつ発生するか注目が集まっていた。

    しかし、前回活躍した地震シミュレーションにはその兆候は現れていなかった・・・。

    そんな中、東海地震の前兆とされるプレスリップが観測された。
    しかし、発生しない地震。

    緊張感が緩み始めたころM7級の地震が発生し、東海地震であると、
    発表されたが、それは恐怖の序章でしかなかった・・・。

    M8といい津波といい、地震の恐怖や津波の恐怖が描かれていて、
    きちんと地震に対する備えをしなければと、思わされました。

    この作品は津波が何であるか、どういうことが起こるかが描かれていて、
    私自身が、誤解していたことを修正してくれました。

    誤解していたこととは、”津波”と”高潮”は違うということ。

    私は、言葉が違うだけで似たようなものだろうと思っていたのですが、
    実は全くの別物。

    高潮は台風や低気圧などの海面上における変化。

    津波は地震などを原因とする海水の変化。

    ということ。

    わかりやすく言うと、高潮は風で水面を波立たせている状態で、現象的は水面の一部が動いている感じですね。
    一方津波は、水の底を持ち上げて水全体を動かす状態なので、水面が盛り上がる感じです。

    なので、高潮よりも津波のほうが、エネルギーが大きいので被害が大きくなるらしいです。

    しかし、沿海にいる船舶にとっては、津波より高潮のほうが被害が大きいらしいです。

    もう一つこの小説で知ったことは、”長周期地震動”。
    この”長周期地震動”は、地震の揺れの周期が2秒から20秒の間隔で発生し、
    低層よりも高層階に大きな影響をあたえる地震動らしいのです。

    地震の規模にもよりますが高層ビルの高い階などでは、ゆれ幅が10mにもなるという
    検証結果があり、しかも耐震・免震構造の建物だとしても、”長周期地震動”に対して、
    脆弱な可能性があるという意見もあるらしいのです。

    高層ビルは、地震などの揺れに対して、建物を揺らして、揺れのエネルギーを逃がす
    構造をとっているのですが、”長周期地震動”の場合、建物の揺れと、地震の揺れが、
    ”共振”してしまい、許容範囲以上の揺れになり、ビルが倒壊するということだそうです。

    う~ん怖い・・・。

    地震や台風などは自然現象のメカニズムがわかっても、決して、とめることが出来ないく
    必ず起こるもの。

    くどいようですが、日頃の備え、心構えが重要ですね。

  • 初回登録のためコメントは後ほど

  • <font size="1">M8の続編。こっちから読んじゃったけど大丈夫だった★<br>
    やっぱりすぐに話に引き込まれました。<br>
    原発や原子力空母のシーンはすごく胸が締め付けられた(*VωV*)</font>

  • 津波単体の話かと思ったらそうではなく、東海、東南海、南海大地震直後に発生するという想定の大津波の話。

    空前の地震と大津波。
    政府やら原子力空母やら当然のごとく浜岡原発をネタに出してきて、壮大なネタではありますが。

    いかんせん、テーマに負けている。

    紙幅の問題なのか、それぞれのテーマのアラカルト集になっているような印象。

    たしか読んだはずの同じ作者の「M8」。
    ぜんぜん記憶に残っていないのは、深く掘り込んだ内容ではなかったのも影響しているか?

  • 巨大地震を題材にした「M8」の続編のような作品で登場人物も重なっている。東海・東南海・南海地震が連動して起こり予想をはるかに超える巨大津波が起こった。静岡から大阪、和歌山までが津波の大きな被害を受けた。津波が起きるまでの様子、津波が起こった時の悲惨さが迫力をもって描かれている。

  • 東京直下型地震「M8」の続編。
    読むまで、まぁ同じ地震の話ということはわかっていたが
    続編とは思っていなかったので、
    M8を懐かしく思いながらも読んだ。

    今回は、東海・東南海・南海地震がほぼ同時刻に起こり、
    史上最大の津波が襲来!!!
    M8のときよりも、ヒューマン・ストーリーが色濃く
    松浦と三戸崎の最後には思わず涙。

    コレはぜひ映像化して欲しい!!!!
    最高のエンターテイメントでした。

    しかし、エンターテイメントといってられるのは、
    私自身が大地震の経験がないからだろうな。

  • なかなか面白かった。

全18件中 1 - 18件を表示

著者プロフィール

一九四九年、岡山県玉野市生まれ。九四年「メルト・ダウン」で第1回小説現代推理新人賞、九九年「イントゥルーダー」で第16回サントリーミステリー大賞・読者賞を受賞。他に『ダーティー・ユー』『ミッドナイトイーグル』『M8』『TSUNAMI津波』『東京大洪水』『風をつかまえて』『乱神』『衆愚の果て』『首都感染』『首都崩壊』『富士山噴火』『日本核武装』『神童』『ハリケーン』『官邸襲撃』『紅い砂』『決戦は日曜日』など著書多数

「2022年 『落葉』 で使われていた紹介文から引用しています。」

高嶋哲夫の作品

  • 話題の本に出会えて、蔵書管理を手軽にできる!ブクログのアプリ AppStoreからダウンロード GooglePlayで手に入れよう
ツイートする
×