いつもの朝に

著者 :
  • 集英社
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本棚登録 : 394
レビュー : 88
  • Amazon.co.jp ・本 (416ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784087753561

感想・レビュー・書評

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  • *父を事故で失った日向家。画家の母と優秀な兄、そして落ちこぼれの弟・優太。兄弟はあるきっかけで恐るべき出生の秘密を知る…その恐怖と感動の真実とは。新感覚ホラーミステリー*
    まずは400頁強の厚さに一瞬怯んだものの、読み始めたが最後、ぐいぐい引き込まれて一気に読破。文句なし素晴らしい作品です。とにかく卓越した心理描写に脱帽。登場人物それぞれがしっかりとした個性を持ち、そのリアルさが物語を深めていく。心にしんと染み入るようなラストも秀逸。

  • だんだん明かされる真実、みんないい人。

  • すげー好みでした。こういう兄弟の愛憎を書いた作品好き。宗教なんかにも絡めてあって、駆け込み訴えを思い出した。兄弟の間の嫉妬や愛情などが巧みに描写されていて、兄弟のいる人間ならどこかしら共感できる部分があるんじゃないかなと思う。途中から転がっていくストーリーと明かされる真実。美人の兄ちゃんの苦悩や醜い感情の描写にどきどきした。そして、優太の行動力と言葉にぐっときた。人は環境か、それとも遺伝で形作られるのか、というテーマも含みつつ、心を打つ素晴らしい話でした。

  • ネットのおすすめ作品をかたっぱしから図書館予約中。
    初めて読む作家さん。
    まあまあ厚いハードカバーだけど、開いたら二段構成になってて「うげー」と思ったものの読みやすいので苦にはならない。
    ただ、兄弟モノってあまり面白さを感じないし、聖書にからめたのも少し無理があるような。
    典型的な「優秀な兄」と「ダメな弟」物語。でも実は・・って設定も展開も目新しさはなく、クライマックスの「あれから●年」的なシーンもなんだかなー、そしてさもありなんな内容だった。

  • 物語の展開が気になり、一気に読み進められた。
    ミステリでは無いが、ドラマとも違う。個人的にはどちらかの要素がもう少し欲しかった。

  • 桐人と優太のやりとり、心情の変化の描写がミステリアスで引き込まれた。
    どうなるのか怖いような気がするけど続きが気になってどんどん読めてしまう。
    ラストの桐人と母を思うと複雑だけど幸せだったのかな。

  • お……面白かった!!
    初めての作家さん。図書館で別の人と間違えて借りたんやけど、かなりアタリやった。
    導入部は少し苦手感あったんやけど、手紙が出てきてからはもうグイグイ引き込まれて、気づいたら1日で読了。

    これは是非他の作品も読みたい!

  • 長いけど読みやすいのでスラスラと進むことができる。
    個人的にはもっとミステリー色が強いほうが良かった。
    帯に「感動作」と書かれているのでそうじゃないのは承知の上で。

  • 現代のカインとアベルの物語ともいえる作品です。
    超長編ですが、ひきこまれてあっという間に読み終えてしまいました。テーマとしては 暗くて重くて辛いですが、
    あまり悲壮さを感じさせないのは弟の性格のおかげなのかな。
    好き嫌いや良し悪しは別として、感情的で起伏の激しい人物の方が惹き付けられます。

  • 初めて読む作家さん。中学生が抱えるには重すぎる十字架だなあと、胸が痛くなった。初めは優太目線で読んでいたので、完璧でどこか冷酷な桐人が好きになれなかったが、後半は桐人にどっぷり感情移入してしまった。こんなに残酷な運命に立ち向かって、それでも精一杯生きているのに、最後それはないでしょ!と腹立たしくなってしまったのだが…。優太もそうだが、桐人にとって、母は素晴らしい最高の女性だったのだろう。そして、母にとっても…。なんだか…羨ましい!

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