東京バンドワゴン

著者 :
  • 集英社
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本棚登録 : 1853
感想 : 372
  • Amazon.co.jp ・本 (280ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784087753615

作品紹介・あらすじ

明治から続く下町古書店"東京バンドワゴン"ちょっとおかしな四世代ワケあり大家族のラブ&ピース小説。

感想・レビュー・書評

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  • 昭和の家族が出てくるテレビドラマのような、アットホームな作品でした。機会があれば続編も。

  • 小路幸也さんの『東京バンドワゴン』はブクログでファンも多く、チェックしていた本。
    「東京バンドワゴン」というのは実は古本屋さん。
    そして物語の進行は古本屋さんのおばあちゃんなのですが…
    じつは幽霊(?)。
    とっても不思議ですが、ちょっと引き込まれてしまいました。
    東京バンドワゴンシリーズ、もうちょっと読んでみたくなりました。

  • 古本屋を営む大家族のお話。

    最近読んだ本の中では、群を抜いて面白い。もう一回くらい言っとこう、面白い。

    …と私は思ったのだけど、レビューを見てびっくり。なかなか冷めた目で読んだ方々も少なくない様子。

    最近は、頭をうんと働かせる様な、考えさせられる様な作品ばかりを読んでいたからね。タイミングが良かったってのもあるとは思うけれど。

    「下町」「大家族」「古本屋」という私好みのテーマで、心地良いリズムとストーリー展開、嫌な人、悪い人のいない登場キャラクター。
    物足りないなんて考える人が多いようだけど、まあ確かに、文学というよりは読み物としての印象が強いかと。でもそれは好みと読むタイミングの問題かなと。

    小難しい本が最近は流行りの様な気がするので、たまにはどうかと、この本を私は薦めたい。な。

  •  知らない作家を開拓しようと図書館で手にとった一冊。

     本書は奇をてらった構成も奇妙奇天烈なキャラクターも出てこない。そして作者の思想や哲学が詰まっているわけでもない。ただ、淡々と古書店の大家族を描いたハートフルコメディ(?)。ともすればシリアスな展開とも思える出来事も作中に終始ただようほのぼのとした雰囲気が良い意味であまり危機感を与えません。
     本書の唯一特別な点があるとするならば、視点が既に亡くなっている一家のおばあさんから語られていること。この特殊な一人称は乙一の『夏と花火と私の死体』を想起させるが、本書におけるおばあさんはどちらかといえば守護霊のような存在でしょう。
     大家族とその周辺の人々を中心に巻き起こるドタバタが最終的には丸く収まる。一昔前のホームコメディを踏襲するようなストーリーは読んでいて、安心感を与えてくれます。核家族が当たり前の現在、私も核家族の生まれなので大家族とはピンとこないけれど、常に誰かしらが家にいて会話があるというのは悪くないかもしれないと感じた。
     けれど、やはり本書の一番の読み手はまだ大家族が多かった時代に大家族の中で幼少期を過ごした中年の人々だろう。就寝前に本書を読んでノスタルジーに浸りながら眠りにつくと寝つきがいいかもしれない。

  • 東京バンドワゴンと言う名の古本屋を営む大家族の賑やかで楽しい、物語。
    本当に、一昔前のホームドラマを見ているかのような楽しい物語でした。ご飯時のごちゃごちゃになった会話が大家族の賑やかさを象徴していて楽しくなります。貫一、我南人、藍子、それに研人に花陽。。。登場人物もみな個性豊かで、ストーリーも含め、とてもほんわかした気持ちで読み終わった。20151122読了。

  • ★2014年8月3日『東京バンドワゴン』小路幸也著 評価B-B+
    先日読んだ東京バンドワゴンシリーズの第一作。
    シリーズの登場人物が、紹介を兼ねて、ちょっとした出来事を起こしながら、次々と登場してくる。その物語のベースのネタは、まさに落語の世界。東京下町の人情話ですから、葛飾柴又の寅さん的。
    東京バンドワゴンとは、下町の古本屋の屋号。
    昔、ネズミという盗賊に古本をごっそりやられたことがあったようですが、今回はそれが、ちょっとした芝居で本が戻ってくる話とか、バンドワゴンの店主だった筈の息子は根っからのロックミュージシャンで今やロック界の重鎮。その彼の妾の息子の青が、結婚することになり、初めて明かされるその母は?!
    と書いてしまうと他愛もない筋書きなのですが、それなりに明るくて、渋みもあって思わず引き込まれる話が短編のように引き続く。成る程、人気シリーズとなって、映画化される訳です。

  • ☆5つ
    この本、随分前から気になってはいた。

    昔「たなぞう」という本の雑誌社が監修するWEB読書コミュがあって、その時に知り会った仲間が結構読んでいた。そうそう今ぢゃメヂャーになっちゃった「本屋大賞」を運営している書店員さん達だな。

    当時少しあまのじゃくだったわたしは、気にはなるけどまあ皆と同じにすることもなかろう、と思ってあえて手を出していなかった。バンドワゴンてなんだろう? ゴムバンドで縛ったワゴン=押し車?www。

    で今読んでみるとどうか。
    まるで小説を書く為に設けて計った様な家族構成が一軒の家に無理やり住んでるお話。
    そしてなんと幽霊となったひいおばあさんまでもが登場して「神の声」として物語の情景を説明していく。

    でも、この神の声役のひいおばあさんの語りがわたしにはちょいと癇に障る。
    そこまでしつこく説明しなくてもいいよ。
    しかも全部上から目線の発言だしさ。まあ幽霊なので上から見てるのはその通りなのだろうけど、最年長なのだから、という高圧的な物言いがどうも気になるのだ。
    (と、モンクを云いながらもこの本はとっても面白いことを認めます)

    ええと現在のところ続巻は第9巻まで発行されている様子。
    驚くのは、その全部がおそらく書下ろしなんだろう、と云うこと。
    まだ手に入れていないので本当はどうかはわからないけど、とりあえづこの第一巻は書下ろしなのだ。
    わたしの拙い読書経験でいくと、書下ろし作品というのは得てしてあまり面白くわなく、雑誌などに連載した作品の方が面白いので、これまたちょと気になる。

    また、何故か2巻以降にはビートルズのナンバーを本の題名に使っている様だが(4巻の「マイ・ブルー・ヘブン」は除くのか?)これの意味にも興味があり、今後も必ず読むと思う。すまぬ。

  • 本屋によく平積みされているので気になってたらドラマ化になった。

    ドラマを見てすごい好きな世界観だったので、読んでみたらやっぱり面白かった。サチさんの語りがまったりしていい。このシリーズいっぱい出てるけど、あっという間に読んでしまいそう!!

  • へー古本屋さんの名前だったのね。
    せせこましい下町の入り組んだ路地にある古いお店兼カフェ兼自宅の東京バンドワゴン。
    そこに暮らす4世代家族と馴染みのご近所さんの、人情味あふれる騒々しい毎日を描いています。
    一応、古本自体は大して関係ないけど、いわゆる日常の謎も絡む展開になっています。

    にぎやかで楽しい雰囲気で、安心して読めるんだけど、皆を見守っているおばあちゃんの語り口調が少々くどくて、ちょっとリズム感が悪いのね。
    あと、個性的な登場人物が多すぎるからか、特に主人公が誰と定まってる風でもなく散漫な印象は否めません。

    でも、あったかい気持ちになるし、本読みながらカフェでお茶したいなーって気分になります。
    愛子や亜美とは仲良くなれそうな気がします。

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著者プロフィール

作家

1961年北海道生まれ。広告制作会社を経て、執筆活動へ。2003年『空を見上げる古い歌を口ずさむ』で第29回メフィスト賞を受賞してデビュー。「東京バンドワゴン」シリーズが人気を集めている。著書多数。

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