レディ・マドンナ 東京バンドワゴン

著者 :
  • 集英社
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本棚登録 : 1084
感想 : 191
  • Amazon.co.jp ・本 (304ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784087754094

作品紹介・あらすじ

下町の老舗古書店「東京バンドワゴン」を営むワケあり大家族・堀田家に、今回も謎に満ちた客がつぎつぎ来店。なんと一家の大黒柱に恋のうわさが舞い込む予感も...!?
大人気「東京バンドワゴン」シリーズ、第7弾!

感想・レビュー・書評

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  • シリーズ7作目。今回も新たな命の誕生や結ばれるカップルもあり、相変わらず堀田家の周辺は賑やかだった。
    一番素敵だと思ったシーンは、すずみちゃんが蔵から本を盗んでしまった親友の美登里に300万円をポーンと貸すと言って語りかけている場面。もし返さないで自分が逃げたらどうするんだと言う美登里に「美登里が私から逃げるってことは、私はあんたに嫌われたってことでしょ?友達に嫌われちゃったのならしょうがないもん。すっぱりあきらめる」と言ってのけるすずみちゃん、男前。。。!堀田家は男性陣も女性陣も全員男前で、読んでいて気持ちいい。

    1年間の季節をめぐる4章の、それぞれ最後にサチが語りかけるようにまとめるセリフが温かく深い。
    「心の細波が立ってこそ、凪のときのありがたみがわかるってもんですよ」
    「我儘を言っても、喧嘩をしても、嘘をついてもいいと私は思います。自分の歩く道がでこぼこになって初めて、後から歩く人のために、その穴を埋めることを覚えるんですからね」
    「どんなに辛い、忘れたいような過去でも、それを思い出にできるような未来に向かって歩いていく。そう信じて歩いていけば、きっと大丈夫」
    「若い人たちの明日への道筋を作ってあげるのは、あなたのような年寄りの仕事じゃありませんか。あなたが背中を押せば、誰かがその道を進んで、その誰かがまた道をつくってくれます。」

  • 7作目
    お目出度いことが続々な東京バンドワゴン一家。
    新入学、結婚式、赤ちゃん誕生。
    カフェではライブを開催するようになって。

    それにしても亜美さん、そんな過去が。なんで紺さんと結婚したのかってちゃんと接点あったんだな。
    もうスーパーな人の集まりだから今更驚きもなくなってきたかも。
    研人くんが難しいお年頃になってきて、うちのチビちゃんもちょっと難しくなってきてるから、皆がどんな風に決着つけるのか興味津々。

    「大じいちゃんはいっつも怒ってるって、そしてくだらない奴はぶん殴るって君は言ってたけど、そのぶん殴るっていうのは今回君がしたことと同じかい?大じいちゃんが怒ることで、誰かが不幸になったりしたことあるのかい?」

    「湿っぽいことはやめましょう、良いと思ったことはすぐにやりましょう、人のためになることは進んでやりましょう。」

    子供が産まれてバタバタしてずいぶん友人たちと距離が出来てしまった。
    誰にでも気軽に寄ってもらえる家にしたかったのになと改めて思う。

  • 今回もほっこり(^^)新たな生命の誕生に、新たなカップルの誕生と堀田家のまわりは相変わらず幸せ( ´ ▽ ` )ノ そして研人くんがどんどんイイ男になっていく〜♡ 勘一さんの調味料上乗せは置いといて…堀田家の朝ご飯はいつも美味しそう!私も参考にしたくなっちゃう♪

  • 「ただいまぁ」
    久しぶりに 堀田家に 帰ってきました
    誰が?
    いえ、(読者)の私です。
    いつもと変わらぬ
    いつもの魅力的な面々が
    いつものように ご飯を食べて
    いつものように 家族の会話をして
    いつものように ささやかな事件があって
    いつものように えーどうなっていくのだろう
    と どきどきしながら ページを繰り
    いつものように あーっ 良かった
    と しばし(安堵の)遠い目になり
    満足 満足
    と 本を閉じる

    私にとっては
    一服の清涼剤のような
    「東京バンドワゴン」シリーズです

  • 子供たちもどんどん大きくなって、登場人物たちもどんどん増えてくけど、こんがらがらずにおもしろい!
    それぞれが、それぞれに思ってることがあって、誰かが背中おおしてくれて・・・。いいなぁ。

  • 前作からけっこう間が空いたせいか
    意外と細かい部分を覚えてなくて参りました(^_^;)
    とはいっても読んでくうちにおぼろげながら思い出せる
    サチさんの語り口は流石というべきか。

    今回は勘一じいちゃん大活躍の巻再び、といった趣。
    亜美さんが研人の先輩に詰め寄るシーンはかっこよかったっす。
    また更に人数が増えて、堀田家に関わる人の輪が広がった感じですね。
    というよりもう一重の輪ができた、という方が近いかな。感覚的に。
    ちびっこふたりを含む子供たちの成長、特に花陽ちゃんの大人っぷりが天晴れ。
    藤島さんもそろそろ幸せになるかな、と思ったら
    その前に龍哉さんとくるみちゃんだったのには驚いた。
    背景がよく判らないのが難だけど、どうやらこのふたりはスピンオフらしいので
    取り敢えずそっちも探して読もうと思います。

    読み始めの頃は先が気になってしょうがなかったんだけど
    ここへきてようやく待てるようになったというか、読み急がなくなりました。
    時系列通り、1年に1冊がむしろ安心な感じです。

  • 相変わらずの堀田家とその周りの皆さん。「LOVEだねぇ」我南人の声がもう聞こえるようです。
    定番化しているといえるのでしょうが、それがマンネリ化せず、また今回もホッとさせていただいた、と安心できる構成なのがあり難いですねぇ、もうここまでくると。

  • 東京バンドワゴンシリーズ7作目のタイトルは「レディ・マドンナ」。
    読み終わって歌詞を検索してみると、「なるほど!」と膝を打つ。
    タイトル決めてから執筆してるのかなぁ。

    合いも変わらず賑やかな古書店「東京バンドワゴン」に今日も小さな事件が起こり、ヨカッタヨカッタと大団円となる。

    ほっこり大団円を楽しむなら表題作「レディ・マドンナ」だけれど、我南人さん、紺さん、勘一じいちゃん、そしてすずみちゃんの大きなLOVEに満ちた「思い出は風に吹かれて」が白眉。

  • LOVEが溢れすぎていて、問題が勝手に舞い込んでくるのに、なぜかすべてが綺麗に解決してしまう。テンポよく読めるけれど、ちょっと都合よすぎて万能感に違和感を持ってしまった巻でした。でも、人間関係も良いし、皆のその時々の様子も知りたいし、まだまだ追いかけ続けようと思います。

  • 人情味溢れる面白さは健在どころか、回を重ねるにつれてパワーアップしています。
    お約束の朝食シーンから始まり、成長してきたちびっこ達の可愛らしさ、母達の格好良さ、男達の優しさなど、読みどころが満載です。
    人間関係が少しずつ変化していきますが、その変化がとても好ましく、シリーズの中でも一番好きな作品になりました。

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著者プロフィール

作家

1961年北海道生まれ。広告制作会社を経て、執筆活動へ。2003年『空を見上げる古い歌を口ずさむ』で第29回メフィスト賞を受賞してデビュー。「東京バンドワゴン」シリーズが人気を集めている。著書多数。

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