失踪.Com 東京ロンダリング

著者 :
  • 集英社
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本棚登録 : 185
レビュー : 41
  • Amazon.co.jp ・本 (312ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784087754315

作品紹介・あらすじ

大都市東京。病死、自殺、孤独死などで事故物件が後を断つことはない。その物件に住み、浄化する「ロンダリング」の仕事を妨害する動きが……。調査役の仙道が動き出すと、そこには驚きの真実が!?

感想・レビュー・書評

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  • サブタイトルの「東京ロンダリング」を見て、前作の続編もしくは番外編?と思いながら何の予備知識もなく読み始めた。
    前作同様、事故物件に住み部屋を浄化する「不動産ロンダリング業」をテーマにはしているものの、語り手は主婦、サラリーマン、生活保護受給者など様々で、やっぱりスピンオフの短編集なのか…それにしてはオチが弱い気も…と思いながら読み進める。
    徐々に「相場不動産」の社長やまあちゃん、前作のヒロインりさ子さんなど懐かしい顔ぶれが登場(でも、前作未読でも差し支えないです)。この再会にホッとする反面、行間から得体のしれない不穏な空気を感じ始める。うまくは言葉にできないけど、何だろう、この怪しさ…。そして、タイトルにもなっている「失踪.com」の存在感が増していく。そう、本書のテーマは「失踪」。それがロンダリング業と一体どう関わっていくのか…前半のオチの弱さの理由も何となくわかってくる。伏線が見事に回収される最終章の「大東京ロンダリング」は圧巻です。
    謎がほぼ解けた一方で、ちょっとすっきりしないところもあり…それは何かを意図しているのだろうかと勘繰ってしまう。でも、本書で著者が初めてあとがきを書いたということから、この「東京ロンダリング」シリーズを大切に思っていることが窺える。是非どこかでまた書いてくれたら嬉しいな。

  • 『東京ロンダリング』が好きだったので是非読まなきゃ!と手にした小説。
    相場不動産やりさ子さん、まあちゃん…前作に出てきた人達の名前を見ると懐かしいような…『東京ロンダリング』の心温まる感じが思い出され嬉しかったのですが、今回の作品は基本的には別物!
    勝手に続編と思い込んで読み始めたので読み始めの違和感は何とも言えない感じで( ̄◇ ̄;)
    これはこれとして楽しませて頂きましたが、やっぱり繋がった続編が読みたかったなぁ〜と残念な気持ちも拭えません(^^;;

  • 「東京ロンダリング」がよかったので、キタ━━━━(゚∀゚)━━━━ !!!! って感じだったけど、ちょっと思ってた感じと違った。期待値高すぎたか?ww
    連作短編って感じ。んで、ん~?と思いながら読んでいくと、ちょっと不穏な空気もアリ・・・。
    若干、ムリくり?w
    でも、最終章にはぐいぐいと惹き込まれたなぁ~w

    りさ子、いいな。こういう人、なんか好きだな♪

  • そこそこ面白い

  • 短編の塊
    それぞれでも十分
    主人公がいいです

  •  お馴染みの方が出てこないので、ちょっと外したかなと。皆さんが登場する頃、物語が進み始めます。

     というか、これから続くであろうシリーズの前哨戦という感じです。

  • りさ子さんの今後が気になる。

  • +++
    事故物件に住み部屋をロンダリング(浄化)する人材を斡旋する相場不動産。ある時から、なぜかその関係者が次々と相場不動産を離れていく。背後に妨害工作の動きを察知し、調査を始めた仙道は、とある事実を突き止める。相場と共に、巨大勢力と戦おうと立ち上がった仙道が決断したこととは…。
    +++

    事故物件のロンダリングと失踪者探し。どちらも社会の裏側を見据える仕事である。相場と仙道の二人が扱った案件に関わった人たちが、後半、次々といささか怪しげな感じになってくる辺りで、何か大きな力を感じるが、弱小会社にそこまでするか、と思わなくもない。それを除けば、人間の屈託が絶妙に描かれていて惹きこまれる一冊だった。

  • 社長や事務員が魅力。展開がいい。

  • 「東京ロンダリング」続編。
    事故物件をロンダリングする人、それに関わる不動産屋の店員などそれぞれの話。
    短編集の形で、なんか中途半端な終わりかただと思っていたら、最後に見事につながった。
    面白かった。
    (図書館)

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プロフィール

原田 ひ香(はらだ ひか)
1970年、神奈川県生れ。2006年、NHK 創作ラジオドラマ脚本懸賞公募にて最優秀作受賞。2007年、「はじまらないティータイム」ですばる文学賞を受賞してデビュー。著書に『東京ロンダリング』『三人屋』『母親ウエスタン』『虫たちの家』『ラジオ・ガガガ』『ランチ酒』などがある。
(2018年5月10日現在)

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