社長室の冬

著者 :
  • 集英社
3.28
  • (2)
  • (23)
  • (27)
  • (8)
  • (1)
本棚登録 : 210
感想 : 30
本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています
  • Amazon.co.jp ・本 (408ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784087754339

作品紹介・あらすじ

編集局から社長室へ異動した日本新報新聞社・記者の南。水面下では、社長の小寺が新報の身売り工作を進めていたが──。外資系企業との買収劇や社内抗争を通して、メディアの存在意義を問う。書き下ろし。

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
絞り込み
  • 新聞は大変、というイメージは前からあったけどほんまに凄いねんなぁと思った。
    日々、色んな情報を書いて下さってるあの情報はこんなに大変な取材や裏取り、使命感で書いて下さってるんやなぁ。
    でも、政治家には逆らえなかったり…ほんまの事かわからんかったり。
    ネットニュースの裏側も少し覗けて面白かった。

    でも、本的には、ずーっと同じテンションであんまり変化もなくドキドキもせずに終わってしまった。

  • 日本新報がアメリカの企業に身売りして、紙の新聞廃刊、ニュースのネット化される方向…会社は反対者多勢、果たしてどうなるかという内容。

    私は紙の新聞が好きで、毎朝届く新聞を読みながらコーヒーや甘い物を食べるのを楽しみにしている。
    月3千円ちょっとで毎日届けてくれることに、記者、新聞配達の皆さんにに感謝している。紙面を開けば、いろいろな事が書いてあり、興味のない記事も目に入ることが魅力。

    しかし、ネットで有料となるとつい高いと思ってしまう。タダで読める記事が多いため、お金を出してまではいいかなと思ってしまう。偏見で決めず、一度電子版の無料のものを試してみようと思う。

    南康祐さんシリーズが、夏、秋、冬の三部作であることを知ったので、機会を見て読んでみよう。

  • 半分以降くらいまで面白かったのに、後半なんか端折ってサボってみたいな終わり方。残念。

  • 南康佑三部作の完結編。これが一番面白かったですが、やっぱりそれぞれのキャラの人間性に共感できなかったり描写が不足していて気持ちが入らない。。3作の中でも性格が変わっているように思えたり、政治家もあっけなく正解引退したり、、、、。展開も企業買収ながら淡々と進んで終わる感じでした。ちょっと期待外れのシリーズでした。

  • 南康祐三部作の一応完結編。これだけ読んでも面白いけど,やはり『警察回りの夏』から読んでいただくのがいいかと。なんか『……の春』が読みたいな。三部作で☆5つ,これだけだと4つかな……。

  • メディア三部作の最終第三弾(^^)
    甲府支局で殺人事件の誤報を起こし、本社社会部では議員への献金問題を掴み、甲府でのマイナスを挽回したかに見えたが、いきなり社長室勤務と目まぐるしく変わる環境・・・。
    経営の中枢で、初めて会社の危機的状況を垣間見ることに。今、自分に出来ること、やらねばならないことを自問自答しながら、最後の答えは正しいのか?

  • ちょっとフォロー不足

  • 南シリーズ第三弾らしく。調べてみたら前作も読んでました。全く記憶無いけどw主人公の影は薄いけど続きそうですね、これ。

  • 3.5 南記者シリーズの第三作。既存の紙媒体の新聞社とネットニュース企業の攻防。まずまず。

  • 企業買収の話と思いきやメディアの話

全30件中 1 - 10件を表示

著者プロフィール

堂場瞬一(どうば しゅんいち)
1963年茨城県生まれ。2000年、『8年』で第13回小説すばる新人賞受賞。警察小説、スポーツ小説など多彩なジャンルで意欲的に作品を発表し続けている。著書に「刑事・鳴沢了」「警視庁失踪課・高城賢吾」「警視庁追跡捜査係」「アナザーフェイス」「刑事の挑戦・一之瀬拓真」「捜査一課・澤村慶司」「ラストライン」「警視庁犯罪被害者支援課」などのシリーズ作品のほか、『八月からの手紙』『傷』『誤断』『黄金の時』『Killers』『社長室の冬』『バビロンの秘文字』(上・下)『犬の報酬』『絶望の歌を唄え』『砂の家』『ネタ元』『動乱の刑事』『宴の前』『帰還』『凍結捜査』『決断の刻』『チーム3』『空の声』『ダブル・トライ』など多数。

「2023年 『ラットトラップ』 で使われていた紹介文から引用しています。」

堂場瞬一の作品

  • 話題の本に出会えて、蔵書管理を手軽にできる!ブクログのアプリ AppStoreからダウンロード GooglePlayで手に入れよう
ツイートする
×