- 集英社 (2020年1月7日発売)
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Amazon.co.jp ・本 (304ページ) / ISBN・EAN: 9784087754483
作品紹介・あらすじ
1945年8月14日、女子アナウンサーだけ集められた部屋で上司にこう告げられた。「明日、日本は負けます。反乱軍がきて『この原稿を読め』などと言われても、抵抗する必要はありません。まず自分の身を最優先に考えなさい」。激動の時代を生きた一人の女性が語る日本の昭和史、平成史。
戦前から戦争を経て、戦後、そして高度経済成長期、平成。家庭と職場を両立させながら、アナウンサーとして、ディレクターとして、女性として、世の中に絶えず問題提起を続けた彼女にしか語れない言葉がある。様々な著名人との出会いやエピソードを交えつつ、ラジオを通して、いま改めて近代日本が歩んできた道を振り返る。
戦争経験者が少なくなる中、時代の証言として後世に残したい珠玉のエッセイ。
【著者略歴】
武井照子(たけい・てるこ)
1925年埼玉生まれ。1945年、NHKラジオアナウンサーとして終戦を迎える。戦後はGHQ統治下で「婦人の時間」のアナウンスを担当。番組を通して村岡花子や壺井栄、林芙美子とも出会う。アナウンサーを退いてからはディレクターとして谷川俊太郎やまど・みちお、灰谷健次郎らと共に数多くの子供番組の制作に携わる。現在、朗読サークルで読み聞かせをする日々。
AIがまとめたこの本の要点
この本を表す言葉
みんなの感想まとめ
激動の時代を生き抜いた一人の女性の自伝は、戦前から戦後、高度経済成長期に至るまでの日本の歴史を振り返る貴重な記録です。著者は、NHK初の女性アナウンサーとしてのキャリアをスタートさせ、後にプロデューサ...
感想・レビュー・書評
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「では、みなさん、ご機嫌よう、さようなら」
昭和7年に始まったラジオ「コドモの新聞」の結びのことば。
最近聞くようになった「ウェルビーイング」、正直、どんな意味かピンときていなかったのだけれど、この古臭いご挨拶「ご機嫌よう(みんな機嫌よく、元気でいてね)」に込められた思いに近いものなのかな?
この本に書かれている戦前、戦中、戦後に比べれば、格段に豊かになったはずなのに、ご機嫌は、右下がり。
と、本の主題とは別のことも考えてしまう、お盆。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
NHK史上初の女性アナウンサーの一人として、そしてアナウンサーからプロデューサーに転身し、「ひょっこりひょうたん島」などを手掛けた著者が、94年の人生を語る自伝。
女性の地位が確立されていなかった戦前や戦後直後の時代に、職業人としてアナウンサー/プロデューサーとして活躍した著者の半生を辿ることはすなわち、女性の社会進出がどれほど苦難に満ちたものであったか、ということを知るに等しい。一人の女性の自伝でありながら、本書を通じて我々は未だ全く完璧ではない男女同権という理念を実現するための先人たちの闘いを知ることができる。 -
NHK総合ひるまえほっとで紹介!
94歳、元NHKラジオアナウンサーが綴る、時代の記録と出会いに満ちたメモワール。
武井照子の作品
