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Amazon.co.jp ・本 (376ページ) / ISBN・EAN: 9784087754612
作品紹介・あらすじ
解決の糸口すらつかめない3つの殺人事件。
共通点はその殺害方法と、被害者はみな過去に人を死なせた者であることだった。
捜査を進めると、その被害者たちを憎む過去の事件における遺族らが、ホテル・コルテシア東京に宿泊することが判明。
警部となった新田浩介は、複雑な思いを抱えながら再び潜入捜査を開始する――。
累計480万部突破シリーズ、総決算!
【著者略歴】
東野圭吾 ひがしの・けいご
1958年大阪府生まれ。大阪府立大学工学部卒業。85年『放課後』で第31回江戸川乱歩賞を受賞しデビュー。99年『秘密』で第52回日本推理作家協会賞、2006年『容疑者Xの献身』で第134回直木三十五賞と第6回本格ミステリ大賞、12年『ナミヤ雑貨店の奇蹟』で第7回中央公論文芸賞、13年『夢幻花』で第26回柴田錬三郎賞、14年『祈りの幕が下りる時』で第48回吉川英治文学賞を受賞。19年に第1回野間出版文化賞を受賞。『分身』『白夜行』『幻夜』『黒笑小説』『マスカレード・ホテル』『マスカレード・イブ』『マスカレード・ナイト』『白鳥とコウモリ』『透明な螺旋』など著書多数。
感想・レビュー・書評
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東野圭吾さんの作品で6冊目となる作品を読了した。今までの作品と通じるものと、この作品ならではのものを味わった感覚を得た。最後は思わず唸ってしまった。味わい深い終わり方であった。主人公は刑事の新田浩介とホテルマンの山岸尚美。調べると、このシリーズでは4作目にあたることが分かった。舞台は、ホテル・コルテシア東京。新田たち刑事がホテルマンとしての振る舞いを徹底しつつ潜入捜査をするといった設定のシリーズ。
物語は入江悠斗が殺害された事件から始まる。入江は17歳の時に、暴行事件を起こしていた。そのきっかけとなったことが後の展開につながっていく。この時は、そのようなことになるとは想像もせずに読んでいた。この辺りに東野さんの巧妙な伏線を感じる。犯人としてあがったのが神谷良美。入江から暴行を受けた神谷文和の母親であった。文和はその後、植物状態となり、約一年後に亡くなっていた。母親の心情には相当の怒りがあるということであった。しかし、良美にはアリバイがあった。このことも、この物語の展開に影響を与え、想像の世界での方向性を示されていくこととなった。入江の身辺を捜査していくと、土曜日に2時間かけて散歩していることが判明する。このことはラストで胸にグッとくることとつながっていく。ただ、この時は不審な行動としか印象をもたなかったけれど。
新田の上司や同僚として、主たる登場人物が次々と出てくる。捜査一課長の尾崎、管理官の稲垣、捜査一課係長の本宮、同じく捜査一課女性係長の梓、新田と一緒に仕事をしたことがある所轄からの叩き上げの刑事、能勢警部補。能勢は梓の部下となっていた。
本宮は、40歳の高坂義弘が児童公園で殺害された事件を捜査していた。梓は、34歳の村山慎二が同様にナイフで殺害された事件を捜査していた。3人の被害者は、それ以外にも逮捕されたり前科があったりと、過去に加害者となっていた人物だった。つまり、被害者家族や関係者の復讐が背景にあるという展開であった。ただし、過去の被害者家族には、今回の事件当日には全員に、それぞれアリバイがあった。このことも、後の展開を大き左右し、読みながら想像を膨らませることにつながっていく。入江、高坂、村山は、いずれも鋭利なナイフで正面から胸部を刺されていた。このことが事件に関連があるという認識となり、合同捜査が始まる。個性的な登場人物たちの中で、梓は新田の捜査に大きく関わって、重要な登場人物となっていく。
そのような中、神谷良美がホテル・コルテシア東京に、一人で二泊する目的でチェックインする。日付けは12月23日金曜日。同時に、予約リストから、村山慎二の被害者の父、前島隆明が12月24日土曜日に予約していることも判明する。過去の被害者家族であり、今回の加害者に関係していると思われる家族が、不自然に同じホテル宿泊することから、刑事たちは交換殺人やローテーション殺人といった可能性を探り始める。怪しい空気が物語を想像の世界に導く。家族を失う悲しみは計り知れない。だからこそ、このような復讐による悲しく苦しい連鎖も起こってしまうのだろうか。そして、4番目の犯行を未然に防ごうと、前シリーズからつながる新田たちの3度目の潜入捜査が始まる。同日、午後11時、高坂義弘の被害者の長男、森元雅司が一人で二泊の予定でチェックインする。警察が捜査している3人がホテル揃う。ますます今後の展開が不穏な空気を感じる。さらに先に読み進めたい気持ちが膨らむ。
梓は部下にカメラを持たせ隠し撮りしたり、部屋に盗聴器をしかけ盗聴したりする。捜査のためには手段を選ばず、未然防止をかかげ、強行的な捜査をする。ホテルの立場を理解しながら捜査する新田と何回も衝突する。新田と梓の魅力がぶつかりあっているとも感じながら読み進める。何を大切にするか、その根本により、行為は違うこともあるだろうな。それぞれに大切にしたい信念があるから。
そして、12月24日、支配人室に呼ばれた新田が再会したのは、山岸尚美。現在、コルテシア・ロサンゼルスで働いていたが、今回の件で急遽、呼び戻された。いよいよ、新田と山岸の関係が始まり、展開が一層楽しみになった。
午後2時頃、新たな登場人物、沢崎弓恵が、茶髪で眉の端にピアスをした男性、佐山涼を伴ってホテルにチェックインする。
そのような中、能勢が重要な情報を入手する。それは、ニックネーム「マルチバランス」として森元雅司が開設しているブログ。そこには、理不尽な出来事と加害者への処罰の軽さが述べられていた。その内容は、ホテルにチェックインいている過去の被害者たちの事件だった。ここからさらにつながっていく展開を想像した。しかし、具体的につながっているかは、なかなか明らかにならない。真相に近づいているようで、判明しないことがまだあり、もどかしい気持ちで読み進めた。新田たち刑事も同様な思いで捜査を続けている。
そして、新たな登場人物、三輪葉月がチェックインする。三輪は、新田の大学時代の同期だった。三輪が新田に声をかける。驚いた新田は、咄嗟にホテルに転職したと偽る。
新たな登場人物、60歳前後の小林三郎が女性を伴ってチェックインする。電話番号が不一致であると警察が特定していた。電話番号からは沢井清一であると判明。しかし、この後、この氏名も違っていることが分かる。後から出てくる登場人物の怪しさを感じながら読み進める。
またしても、能勢がブログから気になる情報を入手する。その内容は、精神安定剤を大量に服用した女性が、交際していた男性を刺し殺した事件であった。このことをもとに3ヶ月以上の鑑定により、東京地検は刑事責任を問えないとして不起訴処分とした。その被害者は大畑誠也。ラストに向かっている状況の中での新たな登場人物である。そして、両親は大畑信郎、貴子。顔写真から、この人物が小林三郎を名乗っていた人物と一致した。事態が激しく動き始め、胸がざわつく。そして、この事件の加害者は、長谷川奈央。ここからは、新田が大畑信郎に、梓が貴子に別々に直接、尋問する展開になり、被害者家族のつながりが明らかになっていく。
それでも、なかなか真相ははっきりとしない。ページを捲るスピードは速くなる。そして尋問の中でSNSの写真から、長谷川奈央は沢崎弓恵であることが分かる。さらに胸がざわつく。さらに三輪葉月が絡んでくる。事態は混乱しながらも、新田の中には明確な推理が浮かんでいるかのようにも感じた。判明するときはもうすぐに迫っているという感覚になる。そして怒涛のラストを迎えた。最後は真相が分かったという安堵感と苦しさや痛みが混在する。また、衝撃の展開が最後に待っていた。思わず声が出てしまいそうになった。
このシリーズの個性豊かな登場人物と先が読めない展開と関係者のやりとりの面白さ、どの場面も読み応えがあり、楽しめた。このシリーズの他の作品をぜひ読んでみたい。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
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1.感想
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やっぱり、面白かったです〜。
図書館で予約して約1年、貯蔵5冊あったのにこの期間ということに驚きです。
スピード感がいいですね。
物語もそうですが、読んでいるこちらも、もう、そんなに読んだんだっ、という感じでした。
最後がよかったですね〜。
想像できて、にやけ待ちな感じでした。
もう、これで、続編はないだろうな〜という終わり方でしたが、今作も、一気に引き寄せられて、いい感じの読後感です。
もう、いろんなことやらないといけなかったんですが、完全に優先度を無視して、この作品を読み進めてしまったことだけが、後悔です(笑)
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2.あらすじ
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今作もホテルコルテシア東京が舞台です。
お馴染みのメンバーと新たなメンバーも登場して、人物の絡みも新鮮さがありました。
今回は、いろんなことが次々に起こるのではなく、なかなか起こらないという展開でした。
なので、最後の方まで、さ〜っと、流れて行く感じでした。それはそれで、なかなかに面白くて、一気読み間違いなしです。
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3.主な登場人物
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【警察】
新田浩介 捜査一課係長
稲垣 管理官
本宮 捜査一課係長
梓 あずさ、捜査一課係長、女性
能勢 のせ
尾崎 捜査一課長
富永 新田チーム
西崎 新田チーム
【ホテル】
山岸尚美
藤木 総支配人
久我 部長
中条
安岡 フロントクラーク
川本 フロントクラーク
【客】
沢崎弓江 派手なネイル、1610室
佐山涼 偽物っぽい雰囲気、沢崎の連れ
三輪葉月 はづき、新田同級生、旧姓山下、0821室
小林三郎 60歳前後、偽名、1501室、大畑信郎
大畑貴子
【被害者】
神谷文和 ふみかず、悠斗から暴行をうけ1年後に死亡
神谷良美 よしみ、文和母
森元俊恵 高坂によって殺害
森元雅司 俊恵息子
前島唯花 村山によって自殺に追い込まれた
前島隆明 唯花父
大畑誠也 元彼女に刺されて死亡
【被害者(加害者)】
入江悠斗 ゆうと、被害者、死亡、文和に暴行で少年院
高坂義広 死亡、前科者、20年ほど前に強盗殺人
村山しんじ 34歳、前科者
長谷部奈央 大畑誠也刺殺
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殺人などの前科のある若者が、立て続けに同じ手口で3人殺されます。
警視庁の新田警部らは殺された者を恨んでいた、被害者の家族があまりにも完璧すぎるアリバイを持っているのを逆に怪しみます。
そして被害者家族のうちの一人がホテル・コルシア東京に、クリスマス・イブの日に宿泊することを突き止め、またしても新田はホテルマンになりすまし、捜査を始めると、他の被害者家族も宿泊することになっていることがわかります。
新田らはアリバイの点から、被害者家族らがSNSで知り合い、ローテーション殺人(交換殺人)をしたことを疑います。
そこへ、コルシア・ロサンゼルスからやってきた山岸尚美も加わります。
次はまた、誰かの命が狙われているのか…。
おそらく宿泊客に4人目5人目の仲間がいて、他の誰かを狙っているのだろうと見当をつけますが…。
東野圭吾さんの作品はなぜいつもこんなに面白いのかと思います。人間関係のつなぎ方が上手いですよね。とにかく面白い!
新田は「今回の犯人たちは、ごく普通の人間です」といいます。
尚美は「ホテルマンのプライド」を大切にしています。
そして犯人がわかった時、新田は大きな失敗をします。責任を取って警視庁から辞職してしまう新田ですが、このシリーズも、まだ続きがありそうな展開で楽しみです。 -
それぞれの事象に対して、自分が予想していることと微妙に違う回答が用意されている。そこがとても楽しい。
最後はまさかの結末があった。続きが楽しみだ。あるのかな? -
本って、不思議だなあ、と。
読んだ時の年齢、その時の自分のシチュエーションなんかで読後の感想が変わるんですよね。再読すると、また感想が変わる。それがまた面白い。
今回は初読ですが、事件によって突然子供の命を奪われる話が沢山出てきたので、少し読んでいるのが辛かったかな...。親側の気持ちになっちゃいましたね。
そしてそして、意外な結末。
もうこの2人、どうなるのよ〜!もういいじゃん!私が許す!読者の期待に答えて!
このシリーズは続くのか?!...続いて〜。 -
会社の標語が優秀賞になり、図書カードを頂いた。
おー。新品の本が買える〜(*^▽^*)
何を買うかなあ??
と思ったが、購入したい本もコレといって決めていなかった。
そう、決まってない時は東野圭吾先生でしょ!
買ってハズレはないし、誰かに回してあげた時に一番喜ばれるし╰(*´︶`*)╯
シリーズ4作目。
今回のテーマは、被害者遺族の心情と交換殺人。
前のシリーズでも交換殺人が問題になっていたような?忘れてしまったが(笑)
このシリーズの面白いところは、警察の捜査だけでなく、ホテル業務のドラマにも触れているところだ。
マスカレードナイトの映画を見てしまった為、もう主役はキムタクと長澤まさみでしかないが、逆に人物をイメージしやすく、良かったかも。
これまでの話で、フロントに来た「客」じゃなくて、「お客様」は誰一人見落とさないよう、注意深く読むようになった(笑)
今回の話は、自分的にはあまりワクワクしなかったのだが、何となく次作に繋がる展開!?
今後も期待出来るのかも?? -
最新刊『マスカレード・ライフ』を読む前に再読。
と思ったが、その前に、映画『マスカレード・ホテル』と『マスカレード・ナイト』が観たくなり、Netflixで視聴。
ということで、登場人物は キムタク・長澤まさみ・小日向文世 さんらに脳内変換してすらすら読めた。
あと新キャラの梓警部は、吉高由里子さんがいいかな。
物語は最後まで二転三転し、緊張感を持って読み進められた。
遺族の思い、刑罰に対する考え、加害者の事件後の生き方――そうしたテーマが絡み合い、連続殺人へとつながっていく構成は、非常に読み応えがあった。
さすが東野圭吾作品、何度読んでも おもしろい。
さて、最新作も楽しみだ。 -
「マスカレードシリーズ」第4段
事件の経緯より、ラスト8頁に衝撃!
新田浩介の行動に感銘を受けました
もったいないお化けが出てきそ〜
(意味が違うし)
ホテル・コルテシアの山岸尚美と、警部・新田浩介のコンビ復活です
お互い昇格し、非常時にも冷静沈着であり、人間としても大きく成長し、シリーズを読んで来た私としては、喜ばしい限りです
そしてまさに阿吽の呼吸、安定の信頼感で事件解決に挑んでいく2人の姿は、自信に満ちていて逞しかったです
だからですかね、キムタクと長澤まさみがバタバタ慌てふためく映像を勝手に想像し、ハラハラドキドキ刺激を求めていた私には、ちょっと物足りなかったんです
それと、事件解決の仕方が想像に反して穏やかだったっていう所も重なって
話は、被害者遺族と加害者の心情が読み応えあり、面白かったです
どうなる?
「マスカレードシリーズ」 -
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マスカレード シリーズ4
刑事・新田浩介が、再び、ホテル・コルテシア東京に潜入し、ホテルクラークとして、ホテル業務をこなしつつ、事件を解決する。
3件の殺人事件が起こる。
被害者は、三人とも過去に「人を死なせた」人物である。
凶器がナイフである。
と言う共通点が浮かび上がった。
更に、クリスマスイブに、過去の被害者の遺族が、全員、ホテル・コルテシア東京に宿泊することがわかり、「 ローテーション殺人」ではないかと。
関連者は、三組だけではなく、他にもいるかもしれない。
新たな殺人事件を防ぐ為、潜入調査をすることになり、新田刑事が、ホテルクラークを勤めることになった。
犯人逮捕の為なら、手段を選ばない、梓警部のやり方と、衝突しながらも、ホテルと、警察の間を上手く回して行く新田刑事。
そして、コルテシア・ロサンゼルス勤務となっていた、山岸尚美が、急遽、呼び戻される。
前回の潜入調査より、遥かに逞しく成長した、新田と、山岸。
安定の東野作品。
どうしても、木村拓哉と長澤まさみを連想しながら読んでしまうのは、仕方がないか。
これが、最終回となるのか。
何度も、同じホテルに潜入と言うのも、無理があるだろうけど、続編を願う。
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マミさん。こんにちは♪
いつも、いいね!ありがとうございます。
私も、昨日、この作品を読了しました。
ちょうど同じころに読んでいた...マミさん。こんにちは♪
いつも、いいね!ありがとうございます。
私も、昨日、この作品を読了しました。
ちょうど同じころに読んでいたのですね。
レビューは、昨日ノートにまとめてあったんですけど。他のフォロワーさんのレビューも再拝読したのですが、マミさんのレビューと一番書き方が似ていると思いました。
東野さんはホントに安定の面白さですよね!
私は、これ、続編があるのではないかと思ったのですが、違うのかな?2022/06/20 -
まことさん
わぁ
コメントありがとうございます。
私は、東野圭吾さんの大ファンです。
どの作品も、1ページ目から、目が離せない面白さだと思い...まことさん
わぁ
コメントありがとうございます。
私は、東野圭吾さんの大ファンです。
どの作品も、1ページ目から、目が離せない面白さだと思います。
今回の、マスカレード・ゲームも、疑う新田、信じる山岸。でも、二人に共通することは、宿泊客の安全。
実に、面白いです。
まことさんがおっしゃる通り、続編があれば、大変嬉しいです。
少しオーバーですが、切に、願っています。2022/06/20
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いい意味でキムタクと長澤まさみで映像を見てしまう。
今作では梓警部という女性が出て来るが、最初の方は違法スレスレの捜査と態度が馴染めなかった。この女性との対立で最後まで行くのかと思ったが、途中から山岸女史が登場しホッとする。やはり、このシリーズは新田と山岸の好対照な連携が面白い。
殺人を犯したのは意外な人物。動機も分かりにくかった。新田の同期の女性がキーだったようだ。
最後の新田の動向も意外な結末。責任を取るほどの重大なミスとは思えないが。
このシリーズはこれで終わるのだろうか? -
罪と向き合う姿勢を教えてくれる小説。
マスカレード・シリーズの第4弾もやはり面白かった。
3つの事件の共通点が一度人を殺めたきっかけを与えた加害者。
その遺族が容疑者として疑われる・・・
あらすじ気になる内容でマスカレード・シリーズは面白さとハラハラ感が特に好感が持てる作品です。
今回も見事に推理できずに騙されました。
それでも全てが明らかになった時の納得感がすごいです。
また、最後の終わり方がまたいい感じでした。
次回作もあるので今から読むのが楽しみです。 -
四年半ぶりのホテル・コルテシア東京。
懐かしい~~!
ある殺人事件を追っていくうちに、奇妙なことが判明します。
全く別の二つの事件との繋がりが見え隠れし始めたのです。
三つの事件の被害者遺族たちが、同じ日・同じ場所に集まるという。
それは、“クリスマスイヴ の ホテル・コルテシア東京”
もう「待ってました!」と拍手するしかないです。
新田浩介 警部、ロサンゼルス勤務の山岸尚美。
前作でいい味を出していた 能勢 警部補。
今回は、ちょっと癖のある女性が二人登場して
さらに わくわくドキドキ感を盛り上げてくれます。
東野さんが一貫して疑問を呈する 罪に対する罰の妥当性。
マスカレードシリーズではないけれど
『さまよう刃』は、少年法で裁かれない犯人に対して
被害者の父親が自ら立ち向かうという衝撃の物語でした。
この作品では、理不尽な刑に対して憤る遺族たちが
犯罪者に対して何を求めているかが描かれています。
憎しみなんて、人生にとって何の足しにもならない。
そう分かっていても、心の整理をつけることができない
身内を殺害された遺族たちの無念。
新田浩介は、この事件にどのように終止符を打つのか。
重いテーマを、軽やかに、彩り豊かに綴り上げたこの作品。
底を流れる東野圭吾さんの温かい目に気持ちが救われます。
そして、結末にびっくり!
えっ、ホントに?
大満足の第四弾でした。 -
やはり間違いがないほどの面白さ。
徐々に東野ワールドに引き込まれていく自分に酔う。
マスカレードのシリーズを読むたびに過去の映画での数々の場面が、思い出される。
それも決まって、新田警部と山岸尚美のやりとりの映像が…(つまり木村拓哉と長澤まさみの姿)頭から離れないわけで。
なのでこの小説でも彼らの姿を思い浮かべながらになってしまった。
今回の事件は、刑事司法システムに問題あり、と思っている被害者遺族が関係した事件。
理不尽な事件で愛する者を奪われたにも拘らず、事件を起こした張本人たちには、軽微な刑しか下されずに今も苦しんでいる。
三つの殺人事件の被害者が、過去に前科があった為、これは関連している事件と思われ捜査が始まる。
簡単明解そうにみえたが、最期まで引き込まれてしまった。
新田警部に梓警部の攻撃的なやりとりにヒヤヒヤしながらもいい具合に能勢警部補が入ってきて中和させるのは、見事。
ラストに驚いたが…
まぁ、そうなるかぁ。
そうなるのねぇ…。
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マスカレードシリーズ4作目
安定の面白さ、読みやすさで
あっという間に読めました
これだけ沢山の作品を書き上げ
シリーズ化してるものも多く
どれも面白い。
ホントに東野圭吾さんはすごいですね
今回は複数の事件が起き
またあのホテルで事件が起きようとしてると言う内容
新キャラにヤキモキさせられながらも
それがまた面白い
ラストはなるほどねーという終わり方
これで終わるか、
まだ続ける…か?? -
新田さんが警察を辞めるきっかけって
なんだったかな
と再読
今度読んでいたかった
マスカレード・イブ
読む予定です。 -
マスカレードシリーズ第4弾。
ホテルマンと警察は流石にネタが尽きたんじゃない?とか思ってたが全然そんな事はなかった。めちゃめちゃ面白いし、終わり方も良かった。流石に続編はないだろうけど読みたい。-
2024/02/12
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2024/02/12
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2024/02/12
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人気シリーズのようですから少しマンネリ感がありますが、それを逆手にとった話の進め方は流石。
今作も変わった人が沢山出てきて話の焦点があわないように感じながら読み進めましたが、最後はキッチリまとまり、スッキリと読み終える事ができました。後半、徐々に盛り上がってきて、やはり面白いシリーズだと思いました。
事件の被害者家族の心理描写はとても考えさせられました。
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