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  • 集英社 (2023年6月5日発売)
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Amazon.co.jp ・本 (416ページ) / ISBN・EAN: 9784087754650

作品紹介・あらすじ

「あなたは今日から議員です」

202×年、日本の政治システムは一変していた。
憲法は改正され、20歳以上の国民から合計1000人の「国民議員」がランダムに選出され、総理大臣は直接選挙で選ばれる。国会は解散し、「国民議会」(二院制)を新たに結成。議会は完全オンラインで行われ、議員の任期は4年、年間報酬500万円、基本再選はなし。専用のデバイスを支給され、議員としての活動は全てオープンに。さらに、国民は常にそれらを確認、監視できるようになっていた。

突然議員に選ばれた大学生の混乱、直接選挙で選ばれた新首相の苦悩、国民議員の不正を監視する機関「国民議員調査委員会」の危うさ、一気に権限が大きくなった官僚、現首相と旧政治体制に固執する現都知事らの政権争い……
有り得るかもしれない「未来」を描く実験的政治小説。堂場瞬一の新境地!

【著者略歴】
堂場瞬一 どうば・しゅんいち
1963年生まれ。新聞社勤務のかたわら小説を執筆し、2000年、野球を題材とした「8年」で第13回小説すばる新人賞を受賞しデビュー。スポーツ小説のほか、警察小説を多く手がける。「ラストライン」シリーズ、「警視庁犯罪被害者支援課」シリーズ、「警視庁追跡捜査係」シリーズなど、次々と人気シリーズを送り出している。ほかにメディア三部作『警察回りの夏』『蛮政の秋』『社長室の冬』、『弾丸メシ』『幻の旗の下に』「ボーダーズ」シリーズなど著書多数。

AIがまとめたこの本の要点

プレミアム

みんなの感想まとめ

未来の政治システムを描いたこの作品は、国会が消滅し、国民からランダムに選ばれた議員たちが新たな「国民議会」を形成するという設定が興味深い。大学生や元国会議員など、様々な立場のキャラクターを通じて、政治...

感想・レビュー・書評

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  • 国会が消滅し国民議会が成立。
    議員は二十歳以上の国民からランダムに選ばれる。
    大学生議員、首相、元国会議員、公務員など、それぞれの視点で語られる。
    思惑と駆け引きの描写にリアリティを感じる。
    理想の民主主義、政治とは何か。
    考えさせられる。

  • 設定が興味深い
    この設定の方があるべき姿なのではとも思ってしまう
    その中でも、人のやる事は、やはり同じようなことなのか
    ty

  • もし「国民議員」に選出されたらどうしよう!年収500万?おいしい話ではないか!最初はそう思いながら読んでいた。近未来、政治家がランダムで選ばれる時代のお話だ。

    最年少議員田村さくらの成長物語としてならとても興味深い。しかし本書はほとんどが魑魅魍魎が飛び交う政界の裏話で、逮捕者が出て、官僚たちがこき使われ、死者も出て、モラルのない大臣も登場。実在の人物が連想される展開もある。そうした話が延々と続き、終盤でようやく大きな転換期がおとずれるが、とにかく疲れた。

    さて、読み終えた今、頭に浮かぶのは「政治家とは何か」『政治家は必要なのか」という疑問だ。こういう思考が生れた意義は大きいかもしれない。

  • SFというには変にリアルなところがあるし中途半端に感じますね。
    テーマは面白いのにね。
    主人公は女子大生だと自分は思ったけど途中から印象が薄いですね。

  • 無作為に選ばれる「国民議員」が最終決定権を持つ。政党も派閥もない。裁判員制度の議員バージョンという感じか。
    面白かった。主役格の一人の女子大生が、選ばれたことをきっかけに政治に興味を持ち、自ら意思決定に関わろうとする姿にも好感。こんな若者が溢れたらいいなと。
    荒唐無稽なストーリーかもしれないけど、この制度を推す政党を国民が支持したのは、それまでに堕落した旧制の政治家に失望したから。それは現代社会にも通名している空気のような気がしていて、だとすれば急激な変革が起こっても、面白いよねなんて考える僕は現実が見えていないのだろうか。
    こんな民主主義の学校があっても、面白いよね。

  • 色々試行錯誤してなんらかの問題提議をしたかった気持ちはよく分かる。この作者の筆力とストーリーならある程度、事実に立脚している風の物語が描けると思う。けど作者が変えたいと熱望しているほどの熱量が文脈から感じられない。多作だから厚薄はあるけど、政治ものだけにちょっと薄かったかな。

  • 政治を自分ごととして考えるには、もってこいの小説。
    国民議会の発想は面白い。今、政治の世界はキックバック問題などでうんざり、呆れるばかり。この小説を現政治家が読んでどんな感想をもつだろう。

    国民自らも、もっと賢くなることが必要だ。

  • 国会議員が国民からランダムに選ばれるシステム、という仮定のお話。でも、ほんとにあったら面白いかも。本自体はもう少し面白いと思ったが、そうでもなかった

  • 実現するんじゃないか?と思える未来。後半やや雑になったのが残念。敵味方の陣営が判別つきにくく感情移入が難しかった。制度が成熟した後の続編があれば読んでみたい。

  • 著者新境地の近未来ポリティカルノベルだが、あまりにも荒唐無稽でリアルさが全くないので、個人的には好きになれない作品。

  • 著者が堂場氏なので期待していたがテーマが政権交代と憲法改正といった膨大なテーマであった。そのため少し深掘りが足りないのと現在の議員さんの問題点とあまり変わらない事件が語られていて食傷気味だった。

  • 国会議員選挙が廃止され、ランダムに選出される国民議員による立法が始まった。
    腐敗した政治家による政治をひっくり返し、憲法を改正し、直接民主制により新しくなった日本の政治と、復古を狙う旧体制がわの政党。

    こういうのって、そうすねえ、って気軽に読むのがいいんだろうな、

    立法府に選ばれながら、立法をする様子もないし、結局新旧の政局争いが物語の骨子。勝敗はまあ、見えてるけど。

    真面目に考えたら、絶対こんなふうにはならないよね。

    さっくり読めるし、お、次はどうなるのと思いながらページをめくったが、一冊通して、もうちょっと深掘りするなりすればいいのにと、いう感想。まあ、エンタメであってシミュレーションじゃないから。
    ちょっと物足りなさを感じる。

  • 年末年始で読了
    今さら、政権交代にも現政権の自浄作用にも期待できない今、本書のような首相公選、国民議会が導入される近未来も悪くないと
    自民党がAKB48だとしたら、かつての民主党は公式ライバルの乃木坂46みたいなもので
    そこから袂を分つ国民民主や維新は櫻坂や日向坂みたいなもんだからなー

  • 選挙制度の在り方について考えさせられた。

  • 社会科学SF。選挙で政治家を選ぶことはやめ、くじ引きによる議員選出により大幅な議員歳出削減に成功するというのはあり得る話だと思った。裁判員制度を少し先に進めるだけと思えばもうこれでいいのではないだろうか。

  • 参加しやすくなったら、関心も高まりそう。自分たちの問題として考えられるようになるかもしれない。

  •  前半は、無理な設定だと感じて、あまり入り込めなかった。
     しかし、少しずつアイデアの巧みさに気付いた。官僚を持ち上げているわけではなく、また、政治家を虚業と見下すわけではなく。
     まともな感覚で、政治を見ていくことを求めていた。

  • 野党が政権をとり国会議員廃止。4年に一回国民議員が県の人数に比例して選ばれる
    給与は年500万円、合計2000万円。拒否するにも可能。

    総理大臣は国民選挙。大臣は総理が任命。
    地方議員は継続。45才イケメン総理。
    次期総理は叔母の都知事、60才。
    女子大生、会社社長、80才老婆。
    女子大生が学校に相談にいく。当大学では初めてです。議員活動を優先して下さい。
    元大学生議員に相談にいき議員になることに

    大学3年女子は学校に相談にいく。登校で初めてです。授業と議員の仕事は調整可能。
    総理大臣は国民選書。大臣は総理が任命。官僚が大臣になれる。
    地方政治は変わらず、選挙で選ばれた議員と知事。女性都知事が次期総理を狙う
    現総理は甥40代。台風の対応で知事の依頼なく自衛隊を出動。トラックが横転して自衛隊員に死者。都知事が総理を激しく叩く。子分の地方議員が同調。
    官僚達が彼らの粗探し。中国人に盗難車を流している現場を抑える。

    議員立法を提案。法律の文書がわかりにくいのでわかりやすくする。
    都知事が国民議員を使って総理を貶めるが総理のブレーンが議員を煽って暴力事件を起こさせて逮捕。
    翌年は国民議員が談合にかかわり逮捕される
    都知事は総理になるが問題が山積みで一期で引退。
    公務員は国民議員にはなれない
    政治の素人の中、一人だけ元国会議員がいる
    政党も意味がない。80才の国会議員が都知事に悪知恵を提案するが都知事も言いなりならない

  • 20231113

  • 国民が議員になるという設定、大臣の思惑などいろいろ、いまの日本の制度とは違うけれどリアリティがあっておもしろかった。

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著者プロフィール

堂場瞬一(どうば しゅんいち)
1963年茨城県生まれ。2000年、『8年』で第13回小説すばる新人賞受賞。警察小説、スポーツ小説など多彩なジャンルで意欲的に作品を発表し続けている。著書に「刑事・鳴沢了」「警視庁失踪課・高城賢吾」「警視庁追跡捜査係」「アナザーフェイス」「刑事の挑戦・一之瀬拓真」「捜査一課・澤村慶司」「ラストライン」「警視庁犯罪被害者支援課」などのシリーズ作品のほか、『八月からの手紙』『傷』『誤断』『黄金の時』『Killers』『社長室の冬』『バビロンの秘文字』(上・下)『犬の報酬』『絶望の歌を唄え』『砂の家』『ネタ元』『動乱の刑事』『宴の前』『帰還』『凍結捜査』『決断の刻』『チーム3』『空の声』『ダブル・トライ』など多数。

「2023年 『ラットトラップ』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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