この本は、女性誌「モア」に連載されていた「物」に対するテーマをとして、書かれた物です。光野さんのイタリアへ滞在されていた時の経験が影響されていてイタリアンマダムの香りがして、興味がそそられます。
冒頭の部分を引用します。私たちも日々の生活の中で「物」への思いが、ちょっと変わるかもしれませんね。物を大切にする、物にも命があるそんな風に感じるかもしれませんね。また、これからのお買い物にも影響し、言い訳しちゃって衝動買いしちゃうかも。w
物は「思い」につながっていく
ある日、ひとつの物に巡り合う。
これが好きだと思い、連れて帰りたいと願う。喜びに満ちた瞬間だ。
物から発された何かが、自分の深い所に真っすぐに届く。
何か、とは何だろうか。
なぜ、好きだと感じ、欲しいと思うのだろう。
そのことを深く感じ考えなくてはならない。
世の中にはたくさんの物が溢れているけど、必要な物はそう多くない。
それは実用という意味ではなく、魂(ソウル)が欲しているものかどうか、ということだ
魅力的な人は、いいオーラを湛えている。やはりいい「気」が流れている。
その「気」に敏感になること。
自分自身の「気」とそれとが、きちんとシンクロしているかどうか見極めることだ。
そのためには直感力を磨いておく必要がある。
時代は「スタイル」から「本能」へと変わってきた。
溢れ返る情報の中で作ってきた形を一度壊して、自分をゼロにして戻したい。あるのままに生きたいと願う。
(一部省略)
この先どうなってしまうのか、自信もないし、方法もも見つからない。
そんなとき、物の力を借りてみる。
物との関わりから始めてみる。
著感に従って、心の声に耳を澄まして物を見つめる。選ぶ。愛でる。
すると思わぬ発見がある。
(一部省略)
物は人の手に魅せられたとき、ただの物から、想いを宿す手鏡に変わる。
直感が呼び寄せた物、心が喜ぶ物に、数少なく囲まれている人の姿は美しい。
身仕舞いよく、丁寧に生きているという感じがする。
庭木を刈り込むように、ツンツン飛び出た不必要な葉や育ち過ぎてしまった枝を整えて、暮らしを自分らしい形にする時がきている。
そういう日々のなかで、魂の自由が育っていく。