愛の話 幸福の話

著者 :
  • 集英社
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レビュー : 99
  • Amazon.co.jp ・本 (320ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784087803570

感想・レビュー・書評

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  • 感謝しながら生きていくことの大切さ、大事さを学びました。
    とともに、いかに自分が甘えて生きているかということを痛感しました。

    P.29 もらおう、もらいたいとばかり思っている人は永遠に愛とパワーのものごいをして一生を終えるのです。
    → 自分から動き、愛する。愛することから逃げていてはいけない。びびってはいけない。時間を無駄にしないためにも、前に進む!

    P.32 どんな時も人が忘れてはならないのが、自分への恥と誇りです。誇りが人をまっすぐ立たせ、心を豊かにしてくれるのです。
    → 自分への誇り、意地を持っているか?卑屈に生きていないか?どうすれば誇りを持てるのか、誇りを持って生きられるように、胸を張って生きられるようになりたい。

    P.35 若い女の子は相手に求めてばかり、みんなエゴのかたまりです。だから相手が引くのです。自分の欲望をぶちまける前に、相手のことをよく見てごらんなさい。相手が何を求めているのか、何を必要としているのか、相手の心の見えない部分まで見ようとするのが本当の思いやり。愛される女とは、思いやりのある女のことを言うのです。

    P.39 いい男というのは、思いやりのある、優しさが根底に流れている男のことなのです。そんないい男に愛されたいなら、自分も思いやりを持たないと、求めてばかりではだめなのです。

    P.43 セックスだけ求めている男は、ただの雄です。本当の男が女に一番求めているのは、セックスではありません。ロマンや抒情性です。会話を楽しむ、ロマンティックな時間を演出するかけひきを仕掛ける。
    せっかく人間に生まれてきたのです。人間にしか味わえない恋の楽しさを知らなくては命がもったいないでしょう。
    → 美しくなりたい。この文を読んで本当にそう思いました。また、自分がいかに未成熟か思い知らされました。

    P.44 今、恋をすることとセックスすることがイコールになっています。恋人同士が会って、ふたりで何をやっているかといえば、カラオケか、部屋に閉じこもってテレビを見るか、セックス。お芝居やコンサートに出かけるとか、美術館めぐりをするとか、二人で楽しめることはほかにもたくさんあるはず。ふたりで楽しめることはほかにもたくさんあるはず。なのに共通の話題もなく、ただふたりでボーっとしているだけ。だから結局セックスだけに頼る関係になってしまうのでしょう。
    精神も霊も上半身にあるのですから。人を好きになるというのは、上半身と下半身の両方でくっつくことなのです。セックスだけの恋は、長続きしない恋です。セックスを切り捨てたところから始まる恋愛感情こそ本物。それが質のいい恋なのです。

    P.49 30歳を過ぎて、若さも美しさもなくなった時、ガラクタにならないように自分を磨くこと。それが永遠の愛を手に入れ、運命の人と呼べる人に出会う方法です。

    P.50 自分の器以上のものを求めて本当に大切な人を逃してしまう人が、なんと多いことでしょう。そこで選択を間違わない人とは、自分の価値をわかっている人です。
    → 自分が良い人、運命の人と会いたいと思うのならば自分の器を大きくする努力を怠ってはいけない。

    P.56 私が愛するに値しない人だとわかれば、恋する気持ちは冷め、苦しい気持ちも収まります。相手のことをよく観察して、相手を知れば相手が長い間愛し続けられる人かどうかがわかる。
    → 自分の妄想の中で相手を創り上げてはいけない。相手が愛するに値するかどうかを見極める。しかしそれは自分自身も誇りを持った人間になっていることが前提。

    P.91 今の自分のことを、隅から隅までよく知ることです。そのために、自分のことを全部、表に書き出してごらんなさい。好き嫌い、得手と不得手、成功と失敗、過去と未来、自分のすべてをです。
    今の自分から目をそむけずに、冷静に自分自身を分析し、仕分けてください。書き出した表やグラフは、それは残酷な点数評かもしれません。でもそれを一度認めなければ、自分を変えられないし、好きにもなれません。ましてや「私らしさ」なんて見つかりません。誇りを持てない自分なら、自信や誇りを持てるように努力をすればいいのです。
    → 面倒だから書くことを避けているのか、怖いから避けているのか。どちらかといえば前者だろう。11月中には実行。

    P.117 ずっと幸せでいる方法がたったひとつあるとしたら、それは感謝する心を忘れないことです。食事がおいしくいただけること、好きな人に会えること、生きていられること。何でもよいから、感謝する心があれば、自前でいつでも、いくらでも幸せを調達できます。

    P.122 長く使えるものを真剣に選ぶ。そうすると美意識が育ち、思い出も増え、無駄な買い物はしなくて済むのです。無駄な買い物はしなくてすむからお金も貯まり、心も豊かになる。いろんなものがどんどん自分の中にたまっていきます。

    P.164 本当にもてる女というのは、自分の生活の中に文化を持っている女。そして、そういうことを全部知っていて、決してひけらかさない。生活とは「生きること」を「活かす」ということです。せっかくこの世に生まれてきたのですから、いかにドラマティックに、いかに充実させて生きるかを考えないとあっという間に老けてしまいます。
    → これは当然男性にも当てはまる。生活の充実のために自分の中に文化を持つ。とても大切なこと。

    P.195 自分で自分の責任をとれる人は、人から悪口を言われない。自分の言ったことに責任を持っていないことが、何より自分をみじめにさせるという気持ちがあるからこそ、実現できるように頑張れるのです。
    →今のみじめな気持は自分の言ったことが全く実現できていないから感じているのかもしれない。自分の言ったことが自分で責任を持ってやれる環境。探したい。

    P.201 「人の不幸は蜜の味、人の幸せ癪の種」というでしょ。
    → この言葉を知っておいて、自分の幸せを安易に伝えてひがまれたり妬まれたりしてもつまらない。このことを知っておいて、嫌なことは流していけるようになりたい。

    P.228 明日の朝、もし目が覚めなくても後悔しないと思える毎日を送る。今日をおろそかにせず、毎日を積み重ねていけば明日への不安、妄想なんぞ、スーッと消えてなくなります。

    P.296 人間が無事に一生を終えるための5つの条件。
    1.色情にくるわないこと。
    2.口から入れるものに気を付けること。
    3.金銭感覚を失わないこと
    4.約束事を守ること
    5.対人関係は腹六分でつきあうこと。
    相手に100%を求めるのではなく、親しき仲にも礼儀ありで節度を保って腹六分でつきあえば、いざこざは起きません。

    P.301 生きがいの数が多ければ多いほど、精神は安定し、人生は豊かになるでしょう。いくつもいくつも分散させて、たくさん持っておけばいいのです。その生きがいの中にこそ、自分の快楽の源があるのです。

  • 忘れもしない25歳、悩める乙女時代に読んで目からウロコがぽろぽろ落ちた一冊。身勝手な自分を省みることが出来たのはこの本のおかげかも。

  • ・恋は消えて行くもの。愛は残るもの。
    ・相手の心の見えない部分まで見るのが思いやり
    ・男が女に求めるのは、セックスではなく、ロマンや叙情性。
    ・結婚式は夢、結婚は現実。

  • 美輪さんの本の中には、かならずそのときの自分に響く言葉があります。
    中原淳一、寺山修司…そうそうたるメンバーが美輪さんに惹かれていた理由がわかります。
    いい言葉がたくさんありました。

  • 最初の冒頭ページの「あなたが愛を感じる時はどんなときですか?」など30問程度の質問に答えて自分と向き合うだけでも、読む価値がある本だなと思います。後半の知性とか美意識とかは、それを高めるためにちょこちょこ具体例がでてきていたんですけど、趣味嗜好があわないのか、読み飛ばしてしまいました。。しかし、前半の愛や幸福の話は、抽象度が高く、生きていく上でとても参考になるなと思いました。瀬戸内寂聴さんが、「美輪さんは観音様のような人だ」といっていた対談がありましたが、本当にその通りで、慈愛を体現したような、貪欲さから悟りを開いたら余裕があって素敵だなと感じました。

  • 愛とは何か?
    書籍やネットにはその疑問への答えが溢れているが、私はこの本を読み、今まででいちばん「愛とは何か」が分かった気がしました。

    なかんずく、恋と愛の違いについてはいたく納得。
    美輪さんの素敵な生き方・考え方を知りながら、愛と幸福について学ぶことができます。

    及川光博さんとの対談が個人的に嬉しい。

  • ちゃんとしよう、って思える

    2017.12.3

  • 人間関係60%か。大人にならないと。あとロマン。美意識。

  • 美輪明宏の著書2冊目です。
    前読んだ作品が凄く良く、また評価が高かったので読みました。
    美輪さんに関して私は殆ど知識を持っておりませんが、この方の考え方は現代の人に欠けている大切な価値観をしっかり持った方だと感じました。
    美輪さんの栄誉を知らない方は若干マウンティングだと感じるかも知れませんが、男性が女性を疎ましく思う理由や、品や教養、幅広い芸術に触れなさいという考え方は凄く聞いてて耳が痛いものの、頷かざるを得ない。
    出版されたのは10年以上昔ですが、恐らく恋愛傾向や美輪さんからみた今の人の問題点は的を得てます。

  • 自分を磨くとは単に外見を磨くにあらず。知識と教養、真のプライドとは何かを自覚し振る舞うこと。

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著者プロフィール

美輪 明宏(みわ あきひろ)
1935年、長崎県長崎市生まれの歌手、俳優、演出家。本名「丸山明宏(まるやま あきひろ)」で活動していた時期がある。10歳のとき、長崎市本石灰町(爆心地から南東へ約3.9キロ)の自宅で被爆した体験がある。終戦後、加賀美一郎のボーイソプラノの影響から声楽とピアノのレッスンを受け始め、上京。シャンソン喫茶「銀巴里」の張り紙を見て専属契約を交わし、歌手デビュー。以降多くの著名文化人との交友を経て、同性愛者への偏見や原爆後遺症に抗いながら、歌手・俳優として活躍を続けてきた。
著作も数多く、数十年読まれ続ける『紫の履歴書』、50万部を超えるベストセラー『人生ノート』などが代表作。

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