とるこ日記 〜“ダメ人間"作家トリオの脱力旅行記〜

  • 集英社
3.66
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本棚登録 : 581
感想 : 98
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  • Amazon.co.jp ・本 (256ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784087804249

作品紹介・あらすじ

自称「半ひきこもり」の若手作家3人が事前準備も計画性も確たる目的もなく、未知の大地・トルコへ旅だった!誤りマシーン(定金)&ミスター湿ったシャツ(乙一)&ジャージっ子(松原)は、イスタンブール、パムッカレ、カッパドキア、エフェス…etc.で何を見た!?WEB連載で大好評を博した「役に立たないダメダメ珍道中記」。

感想・レビュー・書評

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  • ダメ人間作家3人のゆるいトルコ旅行記。
    男性2人に小柄な女性が1人…でも全くラブが生まれたりしない。

    パンツを洗い、乾かして翌日また履いて…という旅だからか。
    共に長旅した仲間って良いよね。くだらない思い出もまた良し。

    トルコって鯖サンドが有名だと記憶していたのですが全く出てこない。トルコナルドのキョフテバーガー美味しそう。

    3人の話す内容がジョジョ、ドラえもん、聖闘士星矢、ドラゴンボール、キン肉マン…。あと伊集院光さんのラジオとUAとタモリさん。『うたううあ』レンタルしちゃったよ。

    いつかトルコに行くことがあれば(ガイド本としては全く役立たないけど)読み返すかも。

    巻末に乙一さんの『毒殺天使』が収録されているので、『暗いところで待ち合わせ』あたりが好きな乙一ファンは是非。

  • トルコ行くに当って再読しました。ガイドブックとしては全然参考にならないけど“ひきこもりが海外に連れて行かれたらどんなふうにひきこもりが悪化するのか”、その過程が面白かった。最初は乙一が好きだから手に取ったんだが定金氏との罵り合いがテンポ良く楽しめた。この本を読んで学んだのはぼったくりとスリには気をつけようという点でした。松原さんの日付の補足や食事のメモは助かります。私もこのくらい細かくメモを取って後々旅行記をしたためよう。ICOみたいなブルーモスクの回廊、行ってみたい!乙一先生の写真ばっかりなので乙一ファンにはオススメです。今更か。

    • kate0803さん
      今日からちゃんとブックログ始める★
      それって家にある?あったら見たい!
      今日からちゃんとブックログ始める★
      それって家にある?あったら見たい!
      2012/02/17
  • 昔よく流行ったブログ本の体裁。基本、左ページに、定金氏がメインの文を書き進め、他の二人が、右ページにツッコミというか脚註というかを挿入していくというスタイル。今となっては読みづらいことこの上ない。慣れるまで大変。宣言通りトルコの情報が、見所が、考察が、てところは期待しないでください、というのはその通り。ただ、ゆるい感じの、グダグダとしたやり取りや、行き当たりばったりの道中記はちょっと面白いかなあ、といったところ。松原さんの詳細な出てきた料理メモは興味深かった。トルコのお菓子、頭痛がするほど甘いというのは同感。

  • 定金伸治・乙一・松原真琴が3人でトルコへ旅に出た。
    「半ひきこもり」の作家達の無計画で無節操でやる気もない旅行記!?
    トルコに旅立つ人は・・・読まなくてもいいかな。(役に立たないから)

  • とるこに行こう! という話を、うっかり編集者に聞かれ
    差し出されたお金をうっかり受け取ってしまった事により
    レポートを書かねばならなくなった作家三人の旅行記。

    左に本文、右にその突っ込み、という大変読むのに忙しい状態。
    横の突っ込みの話の飛びっぷりに、一体自分はどこを読んでいたのか
    分からなくなってしまうのが困りもの。
    面白かったですが…w

    確かに本人達がいうように、旅行について
    何か参考になるようなことはなかったです。
    しいていえば、飲み物に睡眠薬?
    そこまでするのか! と驚いたものです。
    後…すし。
    完成形を知っている人間にとって、ちょっときついかもしれません。

    おまけの書かされた小説も面白かったですが
    殺しすぎ…何故ばれないんだ、という疑問が(笑)
    暗黒小説家が、何だかやたらに黒かったのが印象的でした。
    本人そうじゃない的な事を書いてましたけど
    そういう人に限って…w

  • 2013/01/16
    復路

  • 作家3人のぐだぐだなトルコ旅行記。
    定金さんと乙一さんの罵りあいや、乙一さんのツッコミがおもしろい。
    松原さんの細かな料理の記録にも興味をそそられる。
    これを読めばトルコに行きたくなる...ワケではないけれど、気が置けない仲間とゆる~い旅をしてみたくなる。

    最後に乙一さんの短編も付いていて、乙一好きにはオススメ。

  • 乙一かわわ!トルコの悲喜こもごも(?)をゆるーくレポしているのが好きです。これを読んでトルコに・・・行きたくなるかは・・・わかりませんが、とりあえずタモリに会いたくなるのは確かかも。注釈の注釈の注釈の・・・ともつれていくさまがかわいらしいです。情報量のわりにさくっと読めるのでぜひ。

  • シュールすぎて、笑いしかない作品。電車では読まないほうが良いかも・・・

  • 所在: 展示架
    請求記号:915.6||Sa13
    資料ID:10830425

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著者プロフィール

作家。1971年大阪府生まれ。京都大学大学院工学研究科修士課程修了。1991年、『ジハード』で第1回ジャンプ小説・ノンフィクション大賞に入選し、デビュー。本作は、11年の長期にわたって多くの読者に愛される大人気シリーズとなった。他の作品に『姫神』『四方世界の王』などがある。

「2014年 『ジハード 6 主よ一握りの憐れみを』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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