恋のトビラ

  • 集英社 (2008年5月2日発売)
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Amazon.co.jp ・本 (136ページ) / ISBN・EAN: 9784087804898

感想・レビュー・書評

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  • もうどうしようもなく角田さんの書く小説が好きだー!
    と叫びたくなる。
    5編どれもそれなりに楽しめたけど、やはりしっくりくるのは角田さん。
    恋の話とはちょいと違うんじゃないかいとも思わなくもないが、ストレートな恋愛ものを角田さんが書くなんて似合わないし(笑)
    色恋ものもたくさん書いているんだろうけど、恋愛小説のカテゴリーに入らないというか・・・。
    女3人の卒業旅行って時点でヤバいな、何か起きそうって思うけれど最後は上手くまとまって良かった。
    女友達と海外旅行ってよっぽど気が合う面子で行かないとトラブル必須。私だけか!?

    嶽本野ばらさんの短編も良かったけれど、特筆すべきは島本さんかな。
    これって「ホットロード」世界じゃん!
    主人公の女の子が和希にダブってしまった。
    目立たない女の子が悪っぽい男の子に惹かれてしまうかんじ。
    古いなー(笑)
    でも能年ちゃんの映画で話題だしまあいいか。
    島本さんの小説ってどうも設定が少女漫画的なんだよな。
    表面的には過激でも根底は乙女と言うか。
    それはそれで面白いから良いんですけど。

    それぞれ良かったけれど石田さんはやはり合わないかも(^_^;)

  • 20歳の心で読みました。オール若者の恋愛話。作中の全ての主人公が恋愛初心者・恋愛下手で、恋のファーストステップ『恋のトビラ』を学ぶ物語。一番好きな話は角田さんだが、ネパールの情緒溢れる物語で、恋のトビラのテーマとはやや遠い。野ばらさんが一番テーマに沿っていて、かつ面白い。ガッツ石松に感化される乙女の話。森絵都さんは唯一の初読み作家だが、文章がいい感じ。島本さんと石田さんの話も良質だが、恋のお相手の男性が好きになれず。私、おまえって呼ぶ男や、チャラチャラした男が好きになれない。たまにはアンソロジーも良い。

  • さらっと小一時間で読んじゃいました。
    角田さん、森さん、島本さんなど好きな作家さんばかりで、短編なのに面白かった。
    普通のラブストーリーを期待して読むものではないかな。

  • 何もない所から始まって、恋になる迄を書いた短編集。
    小一時間あれば完読出来るんじゃないかなってくらいの短さ。


    後半2人、島本理生 と 森絵都 が特によかった。

    特に森絵都‼
    思わぬ展開が何度もあって、すごい面白かった。
    読み返して、小さくちりばめられた伏線に、やられたーって思ってしまった。

    全てのストーリーがハッピーエンドに終わる訳じゃないし、話の相手と結ばれる訳じゃないけど、なんか、読み終わったら清々しい気分になった。

  • 森絵都さんと島本理生さんが大好きで手に取りましたが石田衣良さんも、角田光代さんも好きです。
    ただどうしても嶽本野ばらさんは好きになれません。

    苦手な短編集ですがこれはよかった。
    さらっとしてて読みやすい、だけど決して軽くなくずしんと響く一言がある。

    島本理生さんの初恋から
    ――そして私が、百年覚えてるような声ですよ、といった瞬間の先輩の、照れたような嬉しそうな顔も、私はきっと百年忘れないだろうと思う。

  • 「ドラゴン&フラワー/石田衣良」
    「卒業旅行/角田光代」
    「Flying Gut's/嶽本野ばら」
    「初恋/島本理生」
    「本物の恋/森絵都」

    やっぱり島本理生の恋愛小説はすごい。
    読んでいるときはそれほど重たくもなく、さらりと読めるのだけど、
    その切なさと、恋愛というものの尊さ・素晴らしさが
    ずっしりと残る。
    基本的に切ない話は苦手だけど、彼女のは別。
    この後味の悪さ(というか重さ)が、心地いい。
    短編でここまで書き切るのがすごい。

  • 森絵都さん目当てで図書館で借りました。
    どこからでも読めるっていうのが、短編集の良さのひとつ。
    読んだ順に感想を。

    「初恋/島本理生」
    初島本理生作品。
    先輩と過ごした時間は、きらきらしたかけがえのない時間。
    これ以上の恋にはもう出会えないんじゃないだろうか。
    それが切なくて、でも一緒に過ごした時間が愛しくて。
    すごい感情移入をしてしまい、号泣。
    この作家さんのほかの作品も読んでみたいな。

    「ドラゴン&フラワー/石田衣良」
    初石田衣良作品。
    ちっとも共感できないまま、読み終わってしまった・・・

    「卒業旅行/角田光代」
    そうか、こういう恋もあるのか。
    ほっこりとした、暖かい気持ちになった。
    「おれらはなんにもなくさないことがわかる」
    私もこのことばを胸に抱いていこう。

    「Flying Gut's/嶽本野ばら」
    初嶽本野ばら作品。
    ですます調の文章は、新鮮。
    私は主人公の女の子とは真逆(シノハラさん寄り)ですが
    メガネフェチには、強く共感しちゃう。
    読後は、心がほっこり。

    「本物の恋/森絵都」
    最後に「えぇ」とビックリしたけど、まぁ、それも本物の恋だよね。
    やはり表現は秀逸で、絶望の瞬間は私の胸まで絶望が流れ込んだみたいだ。
    読後は、かんかん照りの陽射しのように、明るく眩しくて救われる。

    あぁ、本物の恋がしたいな。

  • 森絵都狙いで読んだけど
    島本理生が断トツよかったな~。
    本当に彼女は天才かもしれない。
    雰囲気のある文章で、とても綺麗な文章。
    この文章で酔える感じ。
    島本理生の最近の本、読んでみたいな。

  • 嶽本野ばらさんだけ立ち読みした(笑)

    うん、OK牧場!

  • 女性視点で進む恋の始まりの話。
    これからが気になる話も多かったですが、切ないようなかわいいようなそんな恋愛ばかりでした!

  • AD/村沢尚美
    カバー&本文デザイン/青木亮太

  • 【紙の本】金城学院大学図書館の検索はこちら↓
    https://opc.kinjo-u.ac.jp/

  • 普段あまりオムニバスタイプの小説は買いませんが、参加している作家さんに気になる人が多かったのとテーマが好きそうだったので買いました。島本さんの作品が個人的に一番刺さりました。オムニバスにももう少し手を出していきたい。

  • 恋の始まり。

    女遊びが激しいという気になる先輩との恋のはじまり。ー石田衣良
    卒業旅行のネパールでひとりぼっちのときに出会ったバックパッカー。
    臆病になっていた恋の背中を押してくれたのは、テレビに映るガッツ石松だった。ー嶽本野ばら

    海辺の町で安らかな眠りを共にした先輩の危うさと結末。ー島本理生
    ダブルブッキングされた夏祭りで見かけた妊婦さんのカップルを一緒に追うことになった人。ー森絵都

    森絵都さんのは読んだことあった。
    どれも良かった。ガッツ石松うけた。
    島本理生さんのは切ないの。

  • 「読むだけで、恋したくなる。」というキャッチコピーが全てを表してくれている。読めば「恋」をしたくなる短編が5編。それぞれの5人の作家の特徴が、短編になるとより強まる感じがした。なかなか豪華な作家5人の書く「恋」のある風景。「愛」ではなくて、あくまでも「恋」。一番好きなのは角田光代の「卒業旅行」だ。旅先で、出会った「彼」との甘いひととき。「旅先マジック」がほんの淡い恋をより一層、キュンとする時間に変えてくれた。ごく短編なので、恋をしている人も恋をしていない人にも読んでみて欲しい本だ。

  • いわゆるアンソロジー。とくべつ好き!!!っていう作品は残念ながらなかったけど、どれもじんわりいい感じ。石田衣良のと嶽本野ばらのがお気に入り。

  • いろんな恋を描いた短編集

    ① よくあるパターンのやつ。ツンデレ系女子のやつ。
    ② よくあるパターンのやつ。自己啓発系のやつ。旅先での出会いを通して自分見つめなおしちゃう系のやつ。
    ③ ①②より好きだったのは、思いっきりフィクション感が出てたのと、奥手系主人公に共感しやすかったから?
    ④ あれ?こんな感じのやつどっかで見たぞ?…あ!分かった!ホッ○ロードや!短編ホッ○ロードやこれ!
    ⑤ 最後にちょっと仕掛けもありつつ、これが一番さわやかだった気がする。

  • 一言で恋、といってもそれぞれいろんなかたちがあって、私は切ないほうが好きなのかも…
    角田光代さん、島本理生さん、森絵都さんが良かった。

  • 個人的には角田光代の話が一番好き。
    怖がって外に出れない主人公に、
    ついつい自分を重ねてしまう。

    向上心はないわけじゃない。
    外にだって出たい。
    積極的な友達が羨ましい。
    でも、どうしたらいいか分からない…。
    そんな臆病な娘に、ちょっとした勇気を与えてくれた。

    森絵都の本物の恋も意外すぎて驚いたけれど、キラキラしていてクスッとなれて、重いけれど明るい雰囲気が好きだった。

  • 図書館でふと手にとって読みました。non・noに掲載された短編ということは後で知ったのですが、50歳近いオッサンが読むのは、美容院に通い続けるのと同じく、ちょっと気恥ずかしかったかなあ。最近、角田光代を始めて読んで、他にも読もうかなあと思いながら、長編はしんどいしなあ、と短編を選んだのでした。まあ、どれもこれも、おもしろくないから途中で投げ出すというほどではないけど、重松清のように泣けないし、村上春樹のように入り込むこともできない。三島由紀夫のように美しいなあと思うこともないし、夏目漱石のように時間をかけて読もうとも思わない。まあ、きっと軽く書いた話だから軽く読めばいいのかしら。大量生産・大量消費。そんな感じ。

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著者プロフィール

1960年東京生まれ。成蹊大学卒業。代理店勤務、フリーのコピーライターなどを経て97年「池袋ウエストゲートパーク」でオール讀物推理小説新人賞を受賞しデビュー。2003年『4TEEN フォーティーン』で直木賞、06年『眠れぬ真珠』で島清恋愛文学賞、13年 『北斗 ある殺人者の回心』で中央公論文芸賞を受賞。他著書多数。

「2022年 『心心 東京の星、上海の月』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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