アンチ・ドロップアウト 〜簡単に死なない男たちの物語 (SHUEISHA PB SERIES)

著者 :
  • 集英社
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本棚登録 : 113
感想 : 12
  • Amazon.co.jp ・本 (224ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784087805642

作品紹介・あらすじ

財前宣之、石川直宏、小澤英明、阿部祐大朗、廣山望、佐藤由紀彦、金古聖司、藤田俊哉、茂庭照幸、李忠成。いずれもかつて日の丸を背負い、将来を嘱望されたJリーガーたち。ある者は馴れ親しんだチームをリストラされて下部リーグに新天地を求め、ある者は踏みとどまって再起を期した。サッカー選手にとって「成功」とは何か。明日の保証もないサッカー人生だが、彼らはけっしてあきらめず、燃え尽きず、現役を続行する。

感想・レビュー・書評

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  • 財前宣之、廣山望、佐藤由紀彦・・・
    少しでもサッカーを熱心に見たことがある人なら、きっと聞いたことのある名前だと思います。
    「天才」「貴公子」などと呼ばれ、一度はスポットライトを浴びながらも、怪我や極度のスランプなどで人知れずフェードアウトをしていった男たち。
    しかし、それでも現役を貫いて、今もどこかでサッカーを続けている。
    そんな、フットボーラーたちの「簡単には死なない」物語。

    高校生の時に山際淳司を読んで以来、スポーツ・ノンフィクションを時々読みたくなります。
    プロのスポーツ・プレーヤーというのは、どこか偶像化されて、ともすればリアリティが薄かったりします。
    でも、やっぱり一人の人間であって、悩みもあれば、挫折もある。家庭もあって、守るものもある。
    そんなプレーヤーたちがひとつのスポーツを軸として人生を貫く姿を活字で読むというのは、新しい世界を垣間見た感じですごく心に響くんですね。

    この本も、そんな一冊。
    どんな苦境に立たされようとも、それでも現役を貫いて、例え日本ではなくても世界で勝負する男たちのドラマに、心底ぐっときます。
    スポーツ好き、サッカー好きは勿論、「人の物語」に興味がある方はゼヒ。

  • 日本サッカーにおいて、期待されつつもどん底を味わった人たちの「あきらめない」を取り上げた一冊。
    別のチーム、下部リーグ、海外...サッカーがやりたくてもがく男たちの話。
    決して全員がメジャーな選手じゃないけからこそリアルに伝わるものも多い。

  • 20110917読了

  • 財前宣之、石川直宏、小澤英明、阿部祐大朗、廣山望、佐藤由紀彦、
    金古聖司、藤田俊哉、茂庭照幸、李忠成。
    いずれもかつて日の丸を背負い、将来を嘱望されたJリーガーたち。
    ある者は馴れ親しんだチームをリストラされて下部リーグに新天地を求め、ある者は踏みとどまって再起を期した。
    サッカー選手にとって「成功」とは何か。
    明日の保証もないサッカー人生だが、彼らはけっしてあきらめず、
    燃え尽きず、現役を続行する。

    こういった紹介文だ。

    正直、選手のネームを見ただけではそれほど読書欲は沸かなかったのは事実である。ナオやチュンソン、茂庭の話はどうかなーくらいの気持ちだった。

    しかし、内容を読むと、むしろ初めて聞く選手の方が、引き込まれるストーリーだった。
    財前は中田と同時期の選手で才能はピカイチ。しかし、怪我になかされる。才能ある若手の道で成功者は欧州に移籍などしているが、かつて嘱望されたフットボーラーには様々な苦悩があるんだと思い知らされた。

    僕らはサラリーマンだから、必ずしもこのようなドラスティックな状況というのは経験することは少ない。
    でも、金をもらってプロとしてやる以上、彼らのような気がいや境遇というのはとても参考になるし、見習うべきだ。

    僕はこの本を全てのビジネスマンに読んで欲しいと思う。
    とてもよい内容だった。

  • 信念!!

  • サッカー選手として順風満帆のジュニア時代を過ごし、将来の日本サッカーを背負う期待を一身に浴びる。そんな選手達のその後の姿が書いてあります。現在も足掻き続ける彼らの生き様を通して、サッカーの魅力について考えさせられる本です

  • 表舞台からは消えたが、それなりの居場所で輝いているサッカープレーヤーたち。財前宣之、石川直宏、小沢英明、阿部祐太朗、廣山望、佐藤有紀彦、藤田俊哉、茂庭輝幸、李忠成。

    サッカーフリークにはたまらない本なのだろうなと思います。知らなくて読んでも、引き込まれる上手なストーリーです。

  • 挫折を味わいながらも戦い続ける男達の話。

    勇気をもらえます。

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著者プロフィール

1972年、横浜生まれ。大学卒業後にスペインのバルセロナに渡り、スポーツライターに。語学力を駆使してEURO、冬季五輪、GPファイナル、W杯を現地取材後、06年から日本に拠点を移す。アスリートと心を通わすインタビューに定評がある。人物ルポ中心に著書は20冊以上。『導かれし者』『ロスタイムに奇跡を』(角川文庫)『アンチ・ドロップアウト』シリーズ三部作(集英社)『エル・クラシコ』(河出書房)『おれは最後に笑う』(東邦出版)など。小説は『ラストシュート』(角川文庫)に続き、本作が二作目となる。

「2020年 『氷上のフェニックス』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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