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Amazon.co.jp ・本 (208ページ) / ISBN・EAN: 9784087805956
作品紹介・あらすじ
ザ・タイガースのピーが書き下ろした真実!
1971年、ザ・タイガースが解散。その直後にピーこと、瞳みのるは芸能界を引退。40年近くメンバーとは音信不通だった。長い沈黙を破ってピーが書き下ろした愛と友情の真実と64年の人生。
感想・レビュー・書評
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2013年4月20日(土)午後2:00〜午後3:30(90分)
きたやまおさむの“加藤和彦音楽会” ステレオ
元ザ・フォーク・クルセダーズのきたやまおさむが企画・出演する、加藤和彦の追悼コンサート▽フォークル秘話▽坂崎・松山・南ほかの音楽仲間が加藤作品を歌う
詳細
日本の音楽史に大きな足跡を残した希代の作曲家・音楽プロデューサーの加藤和彦。その加藤を追悼するコンサートが東京で開かれた。企画したのは、元ザ・フォーク・クルセダーズのきたやまおさむ。この数十年、ほとんどテレビに出演したことがないきたやまが、今回番組全編にわたり出演、ステージで盟友の思い出をたどりながら音楽仲間と共に加藤が世に残した名曲の数々を歌う。
出演者ほか
坂崎幸之助, 松山猛, 南こうせつ, 平沼義男, 石川鷹彦, 高梨美津子, 【司会】北山修, 【語り】渡邊佐和子詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
瞳みのるさんは二つの一流ブランドをもっています。
ひとつは一世を風靡したタイガースのドラマー。
もうひとつは慶応大学そして大学院修士課程を出て名門慶応高校の教師。
でも嵐の桜井君みたいな、おぼっちゃんではありません。
2歳のときに実の母が亡くなり、父が再婚。
父の家業の倒産。
小学校のころから新聞配達のバイト、その後牛乳配達。
定時制高校に進学、その後父に勘当され、中退。
タイガースの最後の一年でお金を一千万貯めて、故郷に帰り、定時制高校に復学、浪人することもなく慶応大学に合格するのです。
『ビリギャル』なんて比ではありません!
そんな彼が約40年ぶりにタイガースのメンバーと再会するのです。
いつか、私の、思い出さない日は一度もなかった行方不明の友だち、彼女が笑顔で私に会いに来てくれる日は、くるのでしょうか。 -
ジュリーが画面から語りかけていた。それは多分、一般視聴者
へではなく、見ているとも分からないたったひとりへ向けてだった
のだろう。
そうして歌われた「ロング・グッドバイ」。作詞・岸部一徳&沢田研二、
作曲・森本太郎。NHK「SONGS」で歌われたその歌は、瞳みのる
へのメッセージだった。
ザ・タイガーズ解散後、芸能界ときっぱりと縁を切り音信不通となって
いた瞳みのるの復活を、他のザ・タイガースのメンバーは待っていた。
その瞳みのるが綴った自叙伝が本書である。子供の頃の思い出は
勿論、オリジナル・メンバーとの出会い、東京でのデビューから解散、
その後の生き方の模索。
時系列ではなのと、所々話が飛ぶのが若干読み難い。だが、自分たち
が好きで始めた音楽だったのにザ・タイガースとして人気を集めれば
集めるほど、初めに「やりたい」と思ったことと現実が乖離して行った
のだろうなとは思う。
そしてこの人は、良くも悪くも「こだわり」の人なのだと感じた。解散まで
の1年で1千万円を溜め、それを元手に高校(夜間)からやり直し、一発
で慶応大学に合格している。
本書には記されていないが、ザ・タイガース再結成の為の説得にあの
内田裕也が、当時瞳みのるが教鞭を執っていた慶応高校へ押しかけて
行ったと何かで読んだ記憶がある。
芸能関係者との面会一切お断りだったので、勿論、裕也さんにも合わ
ない。それに激怒した裕也さんが暴れたとか…。
このエピソードも「こだわり」の強さの表れなのだろう。だが、ややもする
とその強さは少々鼻につくことにもなるのだが。
全体的にあまり踏み込んで書かれてはいないとの印象だ。2013年12月
の再結成までもゴタゴタがあったようだから、書けないこともあるんだろう
なぁ。特にトッポこと加橋かつみとジュリーのことなんて。
絶大な人気を誇った芸能人が、その後、如何にして生きる道を見つけた
かを知るにはいい。だが、読みようによっては瞳みのるが大嫌いになる
可能性も秘めた作品だと思う。
私は…ジュリーやサリー(岸部一徳)が「再結成」を実現出来ただけで
満足である。サリーがバイオリン・ベースを弾く姿は、還暦を過ぎても
格好いいのさっ。 -
2014年8月5日鈴鹿BF
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復活コンサートを見に行って面白かったので、探し出して読んでみた。
なるほど、こんなことがあったのねえ、あれから。全然知らなかった。でも、こう云うヒストリーを知ることが出来て嬉しかったですね。
文章的にはちょっと独特。悪く云えば独り善がりの文章が多いと感じるし、話に脈絡がない。でも、とにかく懐かしかった。
しかし、その後、今年のライブでは弾けてるし、人って変わるんだよねえって云うのが一番の感想でした。 -
もとタイガースでピーと呼ばれた男の自伝である。NHKの番組にソングズというのがあって、いつも歌のうまい歌手をとりあげるなと感心して見ていたが、2008年に沢田研二の特集があったそうだ。ぼくはその回は見なかったのだが、最近、ピーもまじえた4人の元メンバーを含めて再度タイガースの特集をやった。そのときはピーも出ていた。でぶでぶみにくく太ったジュリーに対しピーはしぶく年取っていた。妻はジュリーも好きで、2,3年前二人でジュリーのお芝居をみにいったほどだが、ジュリーはそのときよりもさらに太っていた。(これは田中裕子が悪いなどと悪口をいいながら)その番組を見、「ピー、ピー」と最近耳元で鳥のようにさえずる妻に頼まれてアマゾンで買ったのがこの本である。タイガースの活躍した時期はぼくの大学時代と重なる。その全盛期にタイガースは解散した。本書にはその中でジュリーと人気を相半ばしたピー(瞳みのる)のその後の人生と、解散から40年たって、なぜまた2011年に復活コンサートをすることになったかを語る。2008年のNHKの番組では、ジュリーたちが「ロング・グッバイ」という歌を歌った。それは、名指しこそしていないが、ピーに対する再会の呼びかけだったようだ。ピーは解散後、40年近く、芸能界とまったく関係をたち、定時制高校を卒業し、慶応にすすみ、北京大学への留学を経て30余年もの教師生活をしてきた。その間、妻は知ってはいたが、子供たちには完全に父親の過去を語らなかったそうだ。そんなピーが、ジュリーたちとまたあってみようと思ったのは、定年を迎え、人生を振り返る余裕ができたからだろう。60を越えても快進撃を続ける人もいるが、ふつうなら、先(死)が見えてくる。人生の先が見えてくる。だから、そこで、これまでの人生のまとめをしてみたいと思うのだ。実はピーの北京大学留学と同時期にぼくたち夫婦も北京の空の下にいた。かたやひどい留学生寮、かたやトイレに紙をすててもつまらない、当時としては高級なホテル。ピーのことは友人から聞いてはいたが、訪ねて行こうとはしなかった。ピーも、タイガースのピーとしては会いたくなかっただろう。本書はそのピーの、親の倒産、再婚での悲惨な幼年期から、なぜタイガースをやめる決意をしたか、なぜ北京へ留学したか、フランス人との熱い恋、日本人との結婚・離婚、2度の大病、新しい中国人の恋人の話等々を経て、なぜまたもとのタイガースにもどってきたかをしみじみと語る。秘めていることが多いせいか、時にもどかしさを感じるところがあるが、あとにじわっと残る本である。また、ときに「だじゃれ」や、中国語に関する蘊蓄の披露もある。謝辞も含め、有名人が次から次へと出てくるのは圧巻ではある。なお、p83「いらっしゃいませ」の中国語は「(歓迎)光来」ではなく「光臨」である。 ぼくが読んだのは5刷なのに、だれも注意してあげなかったのだろうか。今度(2月19日)妻がピーのトークショーに行ったときに伝えてもらうことにしょう。
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ザ・タイガースやピーさんの本を読むことになるとは・・
web講座仲間が、声をかけてくださったので、
お借りして読みました。
40年間の沈黙を破ってとのことですが、ピーさんの、
博識には驚かされました。
話しがあっちこっちと飛んでいましたが、話したいことが、
山ほどなのでしょう・・
ご自分の境遇も、吐き出したかったのでしょう・・
ファンだった方達は、どんなことを感じたことでしょう!! -
40年前に武道館で解散したザ・タイガースへの思いを語り始めると、冷静ではいられないじゅんでございます・・・・。すみません、あまりにもミーハーなレビューになってますので、途中であきれた方はスルーしてくださいませ。で、解散と同時に芸能界から姿を消したピーがようやく、公の場に出て語り始めた・・。これはもちろん、40年ぶりの初期メンバー全員が揃っての復活コンサートへの布石ということで、と、もう、こんな嬉しいことはあろうか、といった一冊だったのですけど、発売日と同時に買ったものの、ようやく昨日になって読むことができたという・・。その理由はなんといっても、解散直後に「明星」に二カ月に分かれて掲載されたピーの手記が忘れられないから。私にとって光り輝く王子様たちだった彼らの、生身の人間関係や葛藤が、あまりに辛くてショックだったんだよね。まだ、子どもだった私は愕然とするばかりで、こんなことは知りたくなかった、と彼らと共に生きた(*^_^*)4年間さえ否定されたような思いにとらわれたことも、ありありと思いだせるくらい。でも、ピーが慶応高校の漢文の先生をしながらどう生きてきたのか、今、定年を迎えかつてのメンバーと再会して、どう交流を持っているのか、は知りたくてたまらないわけで、それで、ようやく、昨日、手にとった、という深〜〜〜い(汗)事情があったのでした。そして、ようやく読み終えた今、タイガースの中でのジュリーの立ち位置の弱さは、これまでにも感じていたけれど、やっぱりそうだったんだ・・という寂しさ、よくも悪くも、といった感じのピー本人の強さが、一番、今、気持ちの中にあるかな。そして、いまだに、私の中のキラキラした世界にいる彼らが、その世界を実は楽しんでいなかった、という話が予測はできたけど哀しかったし。でも・・・今年の復活コンサートにはなんとしても行くつもり。チケットを手に入れるためにいろんな所に登録したりして、動いてもいるのだけど、さぁ、ホントに手に入るか???!!ステージの5人を見たら、私、泣いちゃうだろうな。あなたたちにとっては不本意な4年間だったのかもしれないけど、私にとっては、これで一生元気に生きていける、くらいの大事な4年だったんですよ、という思いで熱く(*^_^*)応援したいと思います。
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