- Amazon.co.jp ・本 (600ページ)
- / ISBN・EAN: 9784087806175
作品紹介・あらすじ
有名ブランドのセールス・スタッフからバイヤーに抜擢された真昼。初めての買い付けに手応えを感じ、さらなる飛躍を胸に2度目のミラノへ向かった彼女に、思いもよらぬ人生の選択肢が突き付けられて…。先輩バイヤー、元カレ、セレクト・ショップのやり手バイヤー、イタリア人の恋人、それぞれの思惑が絡まって、真昼の運命はうねるように動き出す-。ファッション業界を舞台に描く仕事と恋の物語。
感想・レビュー・書評
-
詳細をみるコメント0件をすべて表示
-
★4.7(3.51) 2011年9月27日発行。GWに読もうと思い図書館から借りる。幸田さんのこれまでの金融や政治小説とは異なり、ファッションという全く新しい分野への挑戦ですね。これまでも素晴らしい本が多かったが、この本もまるでで映画でも見ているようにハラハラドキドキの連続。ここまで楽しめるとは著者の小説家として力量に感服。ミラノ、パリとそれぞれ柏木真昼が活躍していくが、ニューヨークではさらに思わぬ展開に。約7年の歳月をかけただけあって、かなり味のある作品になっていますね。映画化するとかなり面白いかも。
-
華やかなファッション業界を舞台にしたサクセス・ストーリー。駆け出しバイヤーだった真昼が、その才覚と華々しい人脈を武器にファッション業界をのしあがっていく。登場人物に感情移入はできないし、なぜそうなるのか理解できない行動もあったけど、楽しめた。華やかなファッション業界の裏側では女の嫉妬が渦巻き、表ほどキレイじゃない。うまくいきすぎ、大物とさりげなく出会いすぎなのはフィクション故のご愛敬ということで。2012/383
-
ええーっ
というラストに驚いたけど
駆け出しのバイヤーから
次々とチャンスと出会う主人公。
マンガのリアルクローズに
似ているなーと感じつつ
ファッションを語る物語は大好物。
伏線が多すぎて
あれ?
と思ったりもしたけれど
ラストの思わぬ展開に
えっ?
とも思ったけれど
きっと筆者は疲れたに違いない。
うん、きっとそうだ。 -
2011.11.27読了。
「プラダを着た悪魔」が大好きな私は絶対に好きだ!と思って手に取った一冊。
とても面白く読み始めたが…段々と……違う!!
彼女も一生懸命だが、大きなピンチや弱ったときなんかに何かと救われているのが男性…。もっと自力で踏ん張って欲しかった!! -
とんとん拍子に仕事が進むのと、主人公の仕事っぷりが完璧すぎて共感はできなかったかな。。あとファッション業界で売り子からバイヤーはほぼないと思う。
-
初読み作家さん
こういうお仕事サクセスストーリーは大好き
文章がところどころ唐突な感じがしましたが
まさに、今、開業したばかりの私には
エールに感じました
外国語を駆使して
仕事をするって憧れます
その分大変なことも多いだろうけど
やりがい…あるんだろうなぁ -
ファション業界で、一介のバイヤーから、独自ブランドを立ち上げる女性、真昼。
出来すぎの話だが、ポイントは抑えている。
先輩でライバルの女性が、父親の最後を看取る。