ランウェイ

著者 :
  • 集英社
3.50
  • (11)
  • (38)
  • (40)
  • (7)
  • (2)
本棚登録 : 252
感想 : 54
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  • Amazon.co.jp ・本 (600ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784087806175

作品紹介・あらすじ

有名ブランドのセールス・スタッフからバイヤーに抜擢された真昼。初めての買い付けに手応えを感じ、さらなる飛躍を胸に2度目のミラノへ向かった彼女に、思いもよらぬ人生の選択肢が突き付けられて…。先輩バイヤー、元カレ、セレクト・ショップのやり手バイヤー、イタリア人の恋人、それぞれの思惑が絡まって、真昼の運命はうねるように動き出す-。ファッション業界を舞台に描く仕事と恋の物語。

感想・レビュー・書評

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  • 人脈と運でどんどん良い方向へ行くけど、それも主人公が貪欲に掴みとったものというよりは、何故か向こうが気に入ってくれて勝手に動いてくれるという印象で冷める。
    主人公の周りの男性がほぼ主人公に好意を寄せる感じが冷める。
    中里さんに至っては、終盤にぽっと出てきて最後急にプロポーズって…
    業界の内容は、そんなものなのかぁと読めるところはあったし、終盤の疾走感も良かったけど、全体的に稚拙に感じた。

  • ★4.7(3.51) 2011年9月27日発行。GWに読もうと思い図書館から借りる。幸田さんのこれまでの金融や政治小説とは異なり、ファッションという全く新しい分野への挑戦ですね。これまでも素晴らしい本が多かったが、この本もまるでで映画でも見ているようにハラハラドキドキの連続。ここまで楽しめるとは著者の小説家として力量に感服。ミラノ、パリとそれぞれ柏木真昼が活躍していくが、ニューヨークではさらに思わぬ展開に。約7年の歳月をかけただけあって、かなり味のある作品になっていますね。映画化するとかなり面白いかも。

  • 華やかなファッション業界を舞台にしたサクセス・ストーリー。駆け出しバイヤーだった真昼が、その才覚と華々しい人脈を武器にファッション業界をのしあがっていく。登場人物に感情移入はできないし、なぜそうなるのか理解できない行動もあったけど、楽しめた。華やかなファッション業界の裏側では女の嫉妬が渦巻き、表ほどキレイじゃない。うまくいきすぎ、大物とさりげなく出会いすぎなのはフィクション故のご愛敬ということで。2012/383

  • ええーっ

    というラストに驚いたけど
    駆け出しのバイヤーから
    次々とチャンスと出会う主人公。

    マンガのリアルクローズに
    似ているなーと感じつつ
    ファッションを語る物語は大好物。

    伏線が多すぎて
    あれ?
    と思ったりもしたけれど
    ラストの思わぬ展開に
    えっ?
    とも思ったけれど
    きっと筆者は疲れたに違いない。

    うん、きっとそうだ。

  • 2011.11.27読了。

    「プラダを着た悪魔」が大好きな私は絶対に好きだ!と思って手に取った一冊。
    とても面白く読み始めたが…段々と……違う!!
    彼女も一生懸命だが、大きなピンチや弱ったときなんかに何かと救われているのが男性…。もっと自力で踏ん張って欲しかった!!

  • とんとん拍子に仕事が進むのと、主人公の仕事っぷりが完璧すぎて共感はできなかったかな。。あとファッション業界で売り子からバイヤーはほぼないと思う。


  • 初読み作家さん
    こういうお仕事サクセスストーリーは大好き

    文章がところどころ唐突な感じがしましたが
    まさに、今、開業したばかりの私には
    エールに感じました
    外国語を駆使して
    仕事をするって憧れます
    その分大変なことも多いだろうけど
    やりがい…あるんだろうなぁ

  • テンポ良く、次の展開が気になってサクサク読める。
    チャンスがどんどん舞い込む感じは?だが、周りの人達がいい事言ってて、まぁ流れがいい時はそんなものかとも思う。

    恋愛についてはモテすぎな気が…
    病院で会った元同級生の「ま、いっか」は、何かの伏線かと思ったらなにも無かった。

    ひったくりにあうくらいまで良かったのに、ラストはさっくり仕事も恋愛も小さく収まってしまう。。
    ある意味、人の人生なんてそんなもんだなと。
    読み返しはしないけど、面白かった。

  • 190611*読了
    出版された年がだいぶ前なので、今とは違う部分もあるだろうけど、それは置いといて。
    女性が活躍するお仕事小説が好きで、ファッション系の話も好きで、とくれば読むしかないでしょう、と図書館で借りてきた本。その分厚さもたまらない!
    分厚いけれどスルスルと読めるし、最後の方の展開が早急すぎて、連載の期間が急に縮まったの?と勘ぐってしまうほど。笑
    最後の方の展開はもう少しページがあれば、よりおもしろかったのになぁ。
    成功することが予測できるストーリーなので、うまくいきすぎなのでは?と思う展開も頷けました。
    ミラノ、パリ、ニューヨーク。商社のOLからアパレル販売員、海外ブランドのバイヤーから、セレクトショップのバイヤーに。さらにはブランドのプロデューサーへとのしあがっていく、真昼のサクセスストーリー。ファッションの話なので、読んでるだけでもワクワクしました。恋愛面はなんだろう、あってもなくてもよかったんじゃないかと思わせられるくらい、ファッションのお仕事の話がおもしろかったです!

  • ファション業界で、一介のバイヤーから、独自ブランドを立ち上げる女性、真昼。
    出来すぎの話だが、ポイントは抑えている。
    先輩でライバルの女性が、父親の最後を看取る。


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著者プロフィール

1951年生まれ。米国系投資銀行等で債券ディーラー、外国債券セールスを経て、1995年『小説ヘッジファンド』で作家に。2000年に発表した『日本国債』は日本の財政問題に警鐘を鳴らす作品としてベストセラーになり、多くの海外メディアからも注目される。2014年『天佑なり 高橋是清・百年前の日本国債』で第33回新田次郎文学賞を受賞。主な著書は『日銀券』『あきんど 絹屋半兵衛』『バイアウト 企業買収』『ランウェイ』『スケープゴート』『この日のために 池田勇人・東京五輪への軌跡』『大暴落 ガラ』『ナナフシ』『天稟(てんぴん)』のほか、『マネー・ハッキング』『Hello, CEO.』『あなたの余命教えます ビッグデータの罠』など、時代に先駆けてITの世界をテーマにした作品も多い。

「2022年 『人工知能』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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