リアルスタートアップ 〜若者のための戦略的キャリアと起業の技術〜

著者 :
  • 集英社
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  • Amazon.co.jp ・本 (256ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784087806496

作品紹介・あらすじ

ゴールドマンサックス、ベイン、起業、ライブドアを経験したスタートアップのプロが語るリアル起業戦略。これ一冊で日本経済の現在とビジネス立ち上げのポイントが理解できる!起業家、起業志望者、就活生、若手ビジネスマンの生き残りに必読。

感想・レビュー・書評

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  • ITベンチャー起業、ベイン&カンパニー等を経て、ライブドア証券副社長の立場でライブドアの一連の出来事を経験し、現在は日系コンサルティングファーム経営共創基盤にてパートナーを務める塩野氏が「スタートアップ」を切り口に、ビジネスとは?について纏めた一冊。

    幅広い氏の経験が余すことなく反映されており、軽妙な語り口と相まって一気読み出来る読みやすさ。

    20代社会人/学生をターゲットに記述されているが、可能な限り平易な言葉で説明している為、もっと下の年齢層も含めた、「18歳のハローワーク」的な読まれ方をされても良いかもしれない。もちろん、上の年齢層に取っても導入書や知識のアップデート用として非常に適している。

    6章から成る本書の中で、日本の環境、仕事や労働でなく、「ビジネス」という観点・考え方の説明、その作り方や動かし方、実際にやってみたい場合に想定される将来など、マクロ-ミクロ、現在-未来と広範囲に渡って「ビジネス」に纏わる要素が語られている。

    欲を言えば、本書によって向学心を刺激されるであろう読者向けに、推薦書リストを巻末に纏めて欲しかった。(脚注には随所に記載があるのだが。。。これも電子書籍になれば使い勝手が変わる部分かもしれない。)

  • Think Lunchのピッチが掲載されていて参考になった

  • ビジネスは誰かの何かを解決すること
    ビジネスの根幹は提供する価値でお金が取れるかどうか

  • 1.経営陣
    •経営陣の概要
    •経営陣の実績
    •欠けている人材とその対処法
    2.ビジネスコンセプトとその解決法
    •解決しようとしている問題点
    •提供する解決策または付加価値
    3.市場と事業機会
    •市場の定義
    •市場規模の推定
    •市場成長率の予測
    •潜在的な顧客の概要、イメージ
    4.ビジネスモデル
    •収益モデル
    •価格設定
    •事業のマイルストーン
    5.市場参入戦略
    •販売チャネル
    •市場に認知させる方法とその実現性
    6.競合
    •競合の概要(国内•海外)
    •競合との差別化
    7.競争優位性とリスク
    •自社の競争優位性は何か?(何故他社に勝てるのか?)
    •技術や特許
    •規制や参入障壁
    •想定されるリスク
    8.数値計画
    9.資金調達
    •資金調達額
    •株主価値
    •発行済株式数
    •株主と持分比率

  • リアルスタートアップというタイトルの内容が後半に分かる内容だった。内容自体は広く浅くなので、そこまでタメになるかと言えば、まぁまぁだが、著者が経験した凋落の一途はリアルだった。
    会社の畳み方の部分やお金によって崩壊してしまう人に関しては読む価値ありだと思う。

  • 評論家的で独自視点もなく毒にも薬にもならない本。
    この著者、スタートアップの経験ないんだろな〜と思ったら案の上、そうでした。

  • 著者の塩野さんのウィットに富んだお話が面白く、終始テンポよく読み進めることができた。
    紹介されている内容に関しては、事業計画書の書き方や財務3表の書き方などで、基本的といえば基本的なないようであったが、自分の知識を再確認・不足している知識を補うのにはちょうどよかった。
    巻末のシンクランチ(ソーシャルランチ)の方のインタビューも興味深かった。

  • ・手にとった理由? 
     チラ見で具体性があるし戦略的キャリアが気になって

    ・この本どんな本?
     起業への方法論と具体例をシニカルに解説

    ・一番の印象は? 
     そのビジネスは誰の何を解決してるか言えますか?
     地球上に自分の代わりはいくらでもいる

    ・この作者の他の本を読んでみたいか?
     結構シニカルな文書が多いが頭に入ってきやすく次も読みたい。

    ・感想
     起業に失敗したらどうなるかっていう部分も具体的に書いてあった。
     これは結構珍しいかも。
     あとシニカルな比喩が多用されており思わず笑ってしまう表現もあります
     文中に何度もでてくる
     「あなたのビジネスは誰の何を解決していますか?」
     ビジネスとはこれにつきると思う。
     誰に何も解決してないビジネスは世の中に必要ないし
     これを簡単に説明できないビジネスは間違いなく成功しない
    ・内容
     現状の若者をとりまく日本の状況説明 →このままでは沈む未来は暗い
     ビジネスを作り出す
     ビジネスは成り立つのか?
     ビジネスに必要なお金を集める
     社内起業
     起業と人生の成長ストーリー

    ・データ
     タイトル:リアルスタートアップ ~若者のための戦略的キャリアと起業の技術~
     著者:塩野 誠

  • かなり起業家向けの本だった。ただ所々社会人全般につながる話も出て来たのでそこはとてもタメになった。これからの選択肢の1つに起業という道を含めるのも悪くないかもしれない。

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著者プロフィール

塩野 誠(シオノ マコト)
株式会社経営共創基盤(IGPI)共同経営者 マネージングディレクター
IGPIテクノロジー取締役。JBIC IG Partners(国際協力銀行とIGPIの合弁会社)代表取締役CIO(投資責任者)。JB Nordic Ventures取締役。ビービット社外取締役。内閣府デジタル市場競争会議WG委員、産業構造審議会グリーンイノベーションプロジェクト部会エネルギー構造転換分野WG委員も務める。慶應義塾大学法学部卒、ワシントン大学ロースクール法学修士。国内外において企業や政府機関に対し戦略立案・実行のコンサルティング、M&Aアドバイザリー業務を行い、企業投資に関しても15年以上の経験を持つ。主な著書に『世界で活躍する人は、どんな戦略思考をしているのか?』(KADOKAWA、2015年)、『デジタルテクノロジーと国際政治の力学』(ニューズピックス、2020年)がある。


「2021年 『事業担当者のための逆引きビジネス法務ハンドブック 第2版』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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