不愉快なことには理由がある

著者 :
  • 集英社
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本棚登録 : 642
レビュー : 72
  • Amazon.co.jp ・本 (240ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784087806632

感想・レビュー・書評

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  • ダーウィンの進化論に沿って2012年の政治問題を始めいろいろなことについて書かれています。
    結構、目から鱗が落ちました。

    ●「生き残ったものが生き残る」という単純な原理から、愛や心について簡単に答えが出せる。遺伝子をより多くの子孫に効率的に残す、という単純な答え。
    ●心はシュミレーション能力。
    ●正義をテーマにした話はその結末や内容に問わず、とにかくエンターテイメント性が高い。
    ●日本の累積債務は2000年には500兆円、それが今(2012年)では1000兆円という恐怖。
    その他もろもろ。

    地球の誕生を1月1日とすると、人類が登場するのが12月31日20時。エジプトに文明が誕生してから現代まではわずか30秒。進化論を語るときにこの30秒でしか判断していない。むしろ人類が誕生する前史にこそ答えが隠れているという話に心ときめきました。

    世の中にはいろいろな分野でそれぞれの考え方があって、そのことを知る事と知らない事とでは大きな差がある。ほとんど好奇心からではあるけれど、この知識を自分の仕事に落とし込んでいかなければもったいない。

  • 「宝くじは愚か者に課せられる税金」は出色。「私だけ」と思い込んでしまうのは、バーナム効果のことだろうか。いずれにせよ、今後、宝くじを買うことはないだろう。もともと買ったことはないが。

  • 進化論をもとにした社会学のエッセイかな。
    たとえば、なぜ日本に強いリーダーがいないのか に関して、
    日本の特徴的な3つの傾向が根拠としてかかれており
    論理展開が読み物として素直で楽しめる書き方になっていました。

  • ニュースをみる見方が変わった。世の中には建前があふれてるんだな~って。
    参考文献何冊か読んでみた。
    かいつまんだだけでは理解しにくいところは元ネタを確かめたほうがよさそうね~ただし、日本語訳が読みなれなくって苦戦・・
    作者の他の本も読んでみようと思う。

  • 進化論に照らし合わせて、人間の行動を説明している。進化論に反する行動は人間を不快にする。気持ち良く感じる事は、進化論的にあっているという事。
    内容は多岐にわたる。問題を提示するが、考え、善悪を判断するのは読者であるというスタイル。

  • 著者は、「読後感に『笑ゥせぇるすまん』を思い出す」としばしば揶揄されるそうで、そのことから表紙が喪黒福造氏になったそう。 

    本書では特に(さらに?)、いじめ自殺、領土問題、生活保護や社会保証問題など、これからも我々の前に手を変え品を変え再現されるであろう、根本的解決が不能な問題を中心に扱われています。

    著者の作品に共通していえることだと思われますが、議論におけるインセンティブを明確にして、多様性を肯定する手法は流石と思います。

    本書では、根本的解決が不能だからこそ現れる、議論に潜んだ権威との軋轢や身勝手なフリーライドなどのノイズを、上手く掬って見せてくれたと感じました。

  • 社会批評を進化論の視点から見ると、全て根本的には治癒不能だと悲観しそうになるが、諦めず目の前の不愉快な事をコツコツ解決していくしかない。
    …そうだよね、全く。

  • 日本の政治問題、原発問題、いじめ自殺、尖閣諸島問題を進化論の視点から再考察。


    橘玲が週刊誌に連載したコラムを編集したもの。

    政治家はそもそも猿。次の選挙で落選しないことが最大の関心事。日本人が決断出来ないのは農耕民族だから。TPPに参加すると農業が壊滅する?意味のない牛の全頭検査。正社員を解雇出来ないから派遣が増える。ドナー登録を増やす方策など。

    語り口がなんとなく喪黒福造のイメージにピッタリ!

  • サマージャンボ購入済み...

  • リバタリアニズムの視点から、世の中をブラックな感じで分析している本。表紙にもそのブラックさが出ています。

    個人的に面白かったのが、著者が考えるいじめ対策です。それは、学校という閉鎖空間から仲間はずれにされた生徒を、他の学校に移れるよう流動的にすることとしています。

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著者プロフィール

作家。2002年、金融小説『マネーロンダリング』(幻冬舎文庫)でデビュー。『お金持ちになれる黄金の羽根の拾い方』(幻冬舎)が30万部の大ベストセラーに。著書に『日本の国家破産に備える資産防衛マニュアル』『橘玲の中国私論』 (以上ダイヤモンド社)など多数。『言ってはいけない ~残酷すぎる真実』(新潮新書)が50万部超のベストセラーに。

「2019年 『1億円貯める方法をお金持ち1371人に聞きました』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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