政と源

著者 :
  • 集英社
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本棚登録 : 2925
レビュー : 508
  • Amazon.co.jp ・本 (272ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784087806854

感想・レビュー・書評

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  • 2007年から2012年まで『雑誌Cobalt』に不定期連載された作品。
    現代の東京都墨田区を舞台にしていますが、東京スカイツリーは出てきません。再開発事業で変わっていく街並みなんて書かれても良さそうですが、書かれません。
    これはきっと、下町を舞台にしたファンタジーなんでしょうね。昭和の時代の映画『男はつらいよ』シリーズや、テレビドラマ『前略おふくろ様』みたいな世界観なんでしょうね。
    内容は、『まほろ駅前多田便利軒』の主人公二人が老人になり、舞台が下町になった、というところでしょうか。『まほろ駅前多田便利軒』を初めて読んだとき、これは平成の『傷だらけの天使』だ、と喜んで読みましたが、この作品は『傷だらけの天使』だけでなく、クライマックスに向かうに従い『男はつらいよ』の第一作や『前略おふくろ様』も思い出させる展開で、昭和好きな自分には楽しんで読める作品でしたね。

  • 若い二人ではなく、70を超えた二人の物語。堅実に人生を歩んで来たが、今になって妻に見限られた男と気の向くまま生活して来た男の友情物語

  • 東京都墨田区Y町。つまみ簪職人・源二郎の弟子である徹平(元ヤン)の様子がおかしい。どうやら、昔の不良仲間に強請られたためらしい。それを知った源二郎は、幼なじみの国政とともにひと肌脱ぐことにするが―。弟子の徹平と賑やかに暮らす源。妻子と別居しひとり寂しく暮らす国政。ソリが合わないはずなのに、なぜか良いコンビ。そんなふたりが巻き起こす、ハチャメチャで痛快だけど、どこか心温まる人情譚!

  • 政73歳、幼馴染の源との日常。(一昔前の王道のような)政の人生ってなんだったのだろう。ハチャメチャにみえる源のほうが幸せ?源が友達でいる政は幸せだと思う。
    挿絵のマンガは好きな画だった。
    もっと続きが読んでみたいと思った。政の銀行時代の話(回想)とか、源が職人で頭角を表したころの話(回想)とか、徹平とマミの出会いの話とか。

  • 高齢幼なじみといったら テレビドラマにもなった 「三匹のおっさん」を連想したけど、全く違った。三浦さんの 良さが光っていて クスクス笑いながら読み終えた。やっぱり ハッピーエンドって いいな♪ほっこりする。

  • 可愛いなぁおじいちゃんコンビ。こんな幼馴染に憧れる。

  • 挿し絵がなんで少女マンガチック?と思ったら、cobaltで連載していたお話でした。確かに老人のお話にしては、腐女子が好む内容です。面白かったです。

  • めちゃくちゃ元気なおじいちゃん2人の話。とてもテンポもよくて内容もユニークで面白い。そして2人の友情も暖かいものがあって素敵だった。

  • 軽いテンポで夢中で読み進められるのは、さすがしおんさんです。間に徹平ちゃんとマミちゃんのラブラブがあって、とてもほんわかする話でした。

    幼馴染って、理屈じゃない繋がりがある。私もおばちゃんになってもワイワイ言い合える繋がりを続けていければなぁ。

  • 『三匹のおっさん』をさらに漫画っぽくラノベっぽくした感じの読みやすい商業小説。人物設定やエピソードを分かりやすく噛み砕いてあり読み応えは無いもののテーマは普遍的なもので面白かった。

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著者プロフィール

三浦 しをん(みうら しをん)。
1976年、東京生まれの小説家。出版社の就職活動中、早川書房入社試験の作文を読んだ担当面接者の編集者・村上達朗が執筆の才を見出し、それが執筆活動のきっかけになった。小説家の専業になるまで、外資系出版社の事務、町田駅前の古書店高原書店でアルバイトを経験。
2006年『まほろ駅前多田便利軒』で直木賞受賞。2012年『舟を編む』が本屋大賞に選ばれ、翌年映画化された。2015年『あの家に暮らす四人の女』が織田作之助賞受賞。また、『風が強く吹いている』が第一回ブクログ大賞の文庫部門大賞を、2018年『ののはな通信』が第8回新井賞を受賞している。
Cobalt短編小説賞、太宰治賞、手塚治虫文化賞、R-18文学賞の選考委員を務める。最新刊に、『愛なき世界』。

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