- Amazon.co.jp ・本 (288ページ)
- / ISBN・EAN: 9784087811919
作品紹介・あらすじ
医師と患者の心のかよい、患者と家族のあたたかい絆、看護婦さんたちの献身、涙をおさえることができない美しい奇跡がここに書かれている。病院の廊下には、知的障害をもつ女性が描いた書がかかげてある。「がんばらない」…誰もがその前に立ちつくす。なんという勇気のある言葉。
感想・レビュー・書評
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読んで良かった。もっと早く読んでいれば良かった。医という字はそもそも、という話が身にしみる。医療に携わる方たちの状況が過酷である、ということを情報として知っていても、患者やその家族としては、単なる症例として扱われる(と受け取ってしまうような)つき離された(と受け取ってしまうような)医療ではなく、やはリ感情のある人間として向き合ってもらえる血のかよった医療を受けたいというのは、これはもう悲願です。読みながら何度も喉元がグググ、、、となり、通勤中に読んでいるのに困りました。とても良い本です。
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凄い内容だと思う。今チェルノブイリ支援のところ。私も何ができるか考えよう!読み終わってもう一度^^
今読み終わった。
引用:
うん、今日は死ぬのに
とてもよい日だ。
yes,today is a very good day to die
from MANY WINTERS
生きることは死ぬこと 死ぬことは生きることなんだと強く思う -
「がんばらない」でも「あきらめない」。「座右の銘」になりました。
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C
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こういうお医者さんがもっと増えたらいいのになぁ…。
優秀でも文系だったり、お金がかかるからとか興味がないからと言って医者にならない人もいるし、逆にお金があるから人格的にも学力的にもそれほど優秀じゃないのに医者になって威張り散らしているヤツもいっぱいいるし…。
医者ほどピンキリが多い職業もないのに世間が優秀レッテルを貼ってしまい、勘違いしたダメな医者が患者に哀しい思いをさせている、その医者の権威を借りて同じように威張っている看護師がもっと患者を苦しめる。
そんな病院は最悪です。
そんな環境を変えたいと医者の一部の方々が声を上げてくれるのは、とても素晴らしいことだと思います。
半分当然のようになっている一部私立大学のレベルが低くても高額寄付をすれば入学できる「寄付金入学生」ってのも何とかして欲しい…。
一生懸命仕事をし、自分の親や周囲の人々、患者にも感謝の心を忘れない。
鎌田医師のような方が医学界にもっと増えてもらいたいな…と思いました。 -
優しい医療や患者中心の医療について改めて考えさせられます。真の患者の求める医療とは・・。
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今度、鎌田先生の講演会を聞くことになったので、その準備として読んでみました。
病院としての患者さんへの接し方だけでなく、生き方・死に方について、とても参考になりました。
企業にとっても参考になる考え方がたくさんあると思います。
ただ、「がんばらない」というのは、すでにがんばっている人にかける言葉であって、自分自身に対しては、「がんばれ」と言わなくちゃいけないですね。 -
職場の同僚が薦めていたのを借りて読ませてもらった。私は、この諏訪中央病院のような病院を知っている。兄がお世話になった病院である。綺麗であたたかな雰囲気の中で、最先端の医療と看護をしていただいた。兄は限られた時間を、自分らしく生きることが出来ただろうか。振り返ると後悔しか出てこない。不満を言わない兄の本当の気持ちを、考えているようで何も考えていなかった。ごめんね、ごめんねと兄に手を合わせながら読んだ。至らない妹で本当にごめんね。兄とのかけがえのない時間と、支えてくれた人たちを思い出させてくれたことに感謝。まだ、できるかわからないけれど、その兄のお世話になった病院のボランティアができないか、今調べ始めている。
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あなたは何度なくでしょう