リトル ターン

  • 集英社
3.52
  • (46)
  • (34)
  • (122)
  • (11)
  • (2)
本棚登録 : 445
レビュー : 63
  • Amazon.co.jp ・本 (96ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784087812565

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
絞り込み
  • 大人向けの絵本。

    今でも時々読み返す。

    絵がきれいで見てると落ち着く。

  • 鎌倉の旅の途中にふらっと入ったカフェで一気読みをした。
    空を飛べなくなった鳥にカニが伝える内容に考えさせられた。

    「きっときみは、自分が知っていることに慣れすぎているんだよ。きみはこれから、自分が知らないことを知る必要がある。それだけのことさ」

    「きみは飛ぶ能力を失ったんじゃない。ただどこかに置き忘れただけだ」

  • 高校生の時、憧れていた図書館司書の先生にプレゼントしていただき、今でも大事にとってある思い出の本。

    アジサシの存在意義は「飛べること」ただそれだけなので、飛べなくなったアジサシは、当人たちにとっては「無価値」。そんな価値世界の中で突然飛べなくなったアジサシが紆余曲折をえて飛べるようになるまでのお話。

    最終的にまた飛べるようになる再生の姿が話題になった本でありますが、ひねくれおよび心が引きこもり気質な高校生だった当時の私は、別の方にばかり気を取られていました…。

    飛べなくなったアジサシが仲間になぜ飛ばないのか尋ねられて「飛べなくなった」とは言えずに嘘の理由を並べたてたり、結局仲間から離れて鬱々と独居ぐらしをしたりする姿に、「私もおんなじことやってしまいそう…」とビクビクしたり…。

    今読み返すと、それまでの価値観から一旦離れて、ゆったりと流れる時間の中で新しい世界を吸収することの意味なども考えられるようになってきました。

    思い出とともに手元に置いて、10年、20年後にも読んで色々なことを考えたいですね。

    プレゼントしてくださった先生に改めて感謝を。

  • みんなに勧めたいけど、いかにもなようで難しい。

  • 中学生の時に読んで、人生救われた。人生初の挫折というか、何もかもうまくできずに、すっかり自信を無くしていた時にこの本に書かれていたたくさんの言葉に救われた。今だって何度も読んでは「がんばろう!」という気持ちになれる。

  • なにがきっかけなのかはわからない
    ある時から、世界がまるで違ってしまった。
    知っているはずのものが、かなたの幻となり、未知の世界が目の前に広がっている。
    こまったな。これからどう生きればいいんだろう?
    そんな小さな鳥のお話。

    人は学んだことしか見ることができない。けれどつねに学び続けることができる。

  • よくわからないのがわかった。

  • 自分を改めて見つめ直そうと思える作品。

    絵が美しく読み易いが、哲学的な部分が多く真の理解が難しいと感じる箇所が多かった。

    「普通とか普通でないとかいう見方にとらわれている限り、普通でないものは普通じゃないんだ。」[p.64]

  • 小型のアジサシ、リトルターンはある日突然飛べなくなる。どうやら、自身の内面に問題があるようだ。
    でも、悲嘆にくれたり、失くしたものを決して諦めたりはしない。今は、目の前の未知なるものと向き合っていくと、静かに決意したように見える。

    夜空に煌めく星に語り、砂浜には咲かない花を注意深く見守る。
    そして『いろんな物と言葉、夢、考えを心の中に集め、混ぜ合わせたものは、自分だけの万華鏡となり、ぼくの昼や夜をはるかに優しく』なる。

    それから、リトルターンは、ゴーストクラブと友情を交わしたいと強く思うようになる。無理だと決めつけず、求める気持ちを自分の心から決して追い出したりせずに。
    そのようにして、本当の友情はゆっくりと花開き、ゴーストクラブは、リトルターンに大切なことを語るのだ。

    『何が真に重要かってことだ。』

    昼間の星や夜に舞う蝶、そして影の存在。
    知っているつもりのことも、目に見えるだけが全てではない。

    『鳥はその羽や翼がどれほどの価値があり、素晴らしいかを知らなければ、本当に飛ぶことはできないのだ。』

    リトルターンは置き忘れたものを再び見出す。

    待ちながらじっくり学べばよい。
    リトルターンに前向きな生きる力をもらう、そんな物語だと私は思う。

  • ぼくは飛べなくなった鳥。
    すべては失われた。
    今までの生き方は残っていない。
    ぼくは、もう鳥じゃないの?
    仲間たちとはなれて、ぼくのひとりぼっちの旅が始まった…。
    現代に新しく飛び立つコアジサシの物語。

    不思議な物語である。
    わかるようでわからない、わからないようでわかる。
    そんな話である。

    鳥は飛べなくなっても鳥だと、僕は思う。
    たとえば、僕はサッカーやフットサルが好きだし、本をよく読むし、絵を描いたりすることも好きだ。

    だが、僕が明日から本を一切読まなくなって、シロクロのボールから興味を失い、絵を二度と描かなくなったとしても、僕が僕でなくなるということはない。
    僕らしくないなと思われるかもしれないけれど、僕でないということは絶対にないのだ。

    リトルターンだって一緒だ。
    彼は飛べなくなって地面を歩きながら、ひとつずついろんなことを学ぶ。
    飛んでいれば絶対に知り合うことはなかったであろう蟹と友達になったりする。

    地面を歩くリトルターンもまたリトルターンなのだ。

    彼は最後に羽ばたくことを思い出すが、もしずっと飛べなかったとしても、それがどうだっていうのだ、と彼は思えたに違いない。

全63件中 1 - 10件を表示

ブルック・ニューマンの作品

この本を読んでいる人は、こんな本も本棚に登録しています。

有効な左矢印 無効な左矢印
よしもと ばなな
アレックス・ロビ...
ミヒャエル・エン...
三崎 亜記
綿矢 りさ
ブルック・ニュー...
宮部 みゆき
瀬尾 まいこ
サン=テグジュペ...
角田光代
サン=テグジュペ...
有効な右矢印 無効な右矢印

リトル ターンを本棚に登録しているひと

新しい本棚登録 1
ツイートする
×