アメリカ外交の魂 帝国の理念と本能

  • 集英社 (2005年1月26日発売)
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Amazon.co.jp ・本 (304ページ) / ISBN・EAN: 9784087812961

感想・レビュー・書評

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  • 世界におけるアメリカ、という問い程難しいものはない。自ら常にユニークであることを繰り返し宣言し、しかも同時に、自らを世界そのもののごとく提示し振る舞い続けるアメリカというものの本質を考えることは、ほとんど困難な作業。

    WW1はアメリカにとって、まさに対岸の火事であった。

    国家安全保障はリップマンにとって、雨理kあの対外コミットメントに明確な限界を提示するという目的からアメリカ自身の防衛とその民主的制度の維持以上の意味を排除するためにわざわざ作った言葉であった。それにもかあくぁらず、この言葉こそ後にアメリカが全世界に展開していく軍事戦略態勢を正当化する概念として使われるようにあんったのであり、国家安全保障はやがて世界の警察官のスローガンとなっていく。

    アメリカは独立宣言の源として、宗教と連邦制。

    19世紀までアメリカではギリシャ、ローマの古典教育を徹底してやっていた。

  • 非常に面白かったです。「アメリカ」を分裂するひとつの魂をもった存在としてとらえる見方。
    イギリスと中国の本も読みたい。

  • 真理ではないけどよくできた近似解だと思う。ピューリタンとカントリージェントルマンそしてニューヨーカーとディープサウス。やはり理解しがたいのがピューリタン

  •  著者が書きたかった三つの帝国論(イギリスー大英帝国衰亡論、中国ー帝国としての中国)の三番目。
     アメリカを日本から見るのではなく、アメリカ史から捉えてその外交の本質は何かを問おうとした作品だと思う。

     アメリカはその成り立ちから「民主主義」と「孤立主義」という一見矛盾した思想を内包した国家である。そのどちらかが強く出てくるかは時の政権によって変わってくる。それを見極めなければアメリカと外交はできないと著者は言う。

  • アメリカという国を一個人として捉え、苦悩する姿などを描いたような語り口が面白かった

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著者プロフィール

1947年、大阪府生まれ。京都大学法学部卒業。英国ケンブリッジ大学歴史学部大学院修了。京都大学助手、三重大学助教授、スタンフォード大学客員研究員、静岡県立大学教授、京都大学教授を歴任。石橋湛山賞(1990年)、毎日出版文化賞・山本七平賞(1997年)、正論大賞(2002年)、文藝春秋読者賞(1999年、2005年)受賞。専門は国際政治学、国際関係史、文明史。主な著書に『帝国としての中国――覇権の論理と現実』(東洋経済新報社)、『アメリカ外交の魂』(文藝春秋)、『大英帝国衰亡史』(PHP文庫)、『なぜ国家は衰亡するのか』(PHP新書)、『国民の文明史』(扶桑社)。


<第2巻執筆者>
小山俊樹(帝京大学教授)
森田吉彦(大阪観光大学教授)
川島真(東京大学教授)
石 平(評論家)
平野聡(東京大学教授)
木村幹(神戸大学教授)
坂元一哉(大阪大学名誉教授)
佐々木正明(大和大学教授)

「2023年 『シリーズ日本人のための文明学2 外交と歴史から見る中国』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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