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Amazon.co.jp ・本 (208ページ) / ISBN・EAN: 9784087813067
AIがまとめたこの本の要点
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みんなの感想まとめ
科学の魅力を多角的に探求する本書は、脳科学やウイルス、ミトコンドリアに関する知見を通じて、私たちの日常や健康に潜む科学の面白さを伝えています。著者は、他者の著作からの引用を巧みに織り交ぜながら、複雑な...
感想・レビュー・書評
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2015/11/20
たいして内容が濃くなかった
一部の教授たちの意見だけが書かれているように思う(つぎはぎ感満載の書)
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別に意外でもなんでもないが、この本が「科学的」とはとても思えない。基本的に、あっちこっちから聞きかじった・読みかじった知識を、適当につなぎ合わせて出しているだけだから。
第一章の初手からマズイ。ひとつひとつパラグラフを追いかけていくと、まるで論理がつながっていない。自分の友人(もと高校教師)の言葉をひいて「小林さんは長年の体験から、動物としてのヒトの脳を、人間の脳に成長させることができるのは、乳幼児期に親が与える豊かな愛情だと断言する」と書いた後で「数多くの生徒を教え育ててきた彼女の観察は、人間の脳に関する科学的な研究が進むにつれて実証されてきた」とつなぐ。ここからどう「実証」されるのかといえば、やっぱり「友人の言葉」で説明されちゃうのだ。おかしいじゃん! ソレ、科学じゃナイよ! しかも、間に科学者の言葉を巧妙に挟み込んで錯誤を狙っている。こういう詐欺は「科学的」な態度とはほど遠いのでは。
次の「脳は反復練習が好き」という節もひどい。「100ます計算」をはじめとした陰山メソッドの科学的な根拠について書いている節なのだが……脳の機能を説明するのに使う例が、こともあろうに「サブリミナル現象」と「多重人格」。えー、ソレ、どこらへんが「科学的」なのよ?
しかたない。啓蒙書としてではなく、「トンデモ本」を楽しむという視点に立ってみよう。この本は、著者がいかに「科学的」な「装い」を利用しているのかというシミュレーションとして見るとおもしろい。科学的という言葉の中立性を隠れ蓑にしながら、いかに自分の私見を根拠のあるもののように装うか。その点では、なかなかお上手である。マスコミ的な目配りの良さ、我田引水的な応用力、つぎはぎ力も感じられる。
救いは、巻末の小柴昌俊教授との座談会。「小学校教育で、一年生、二年生には理科の授業がない」ことを例に取り「科学教育がいまおかしい」という結論に同意させようと誘導する櫻井に対して、「小学校一年の時なんて(略)理科なんていうのは頭になくて、遊ぶことばかり考えていた」としらばっくれる小柴教授、ステキ!
この本が「おかしい」のは、著者が科学の素人であるからではない。科学をいかに利用しようかという下心が透けて見えるから、気味が悪いのだ。著者がほんとうに科学を愛する人ならば、せめて参考文献を書き、聞きかじりではなくちゃんと調べ、論理的に飛躍の少ない文章を心がけて欲しい。 -
基礎科学は重要。
真実を見る目を養う。
桜井よしこの作品
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