新装版 69 Sixty nine

著者 :
  • 集英社
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本棚登録 : 289
レビュー : 53
  • Amazon.co.jp ・本 (144ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784087813098

感想・レビュー・書評

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  • 中学生時代にはったりやエロス、いまやれることすべてがロックだと感じさせてくれた。そんなこんなで勇気をくれるのです。

  • 初の村上龍でした
    現在高3ですが
    そんな時代もあったんだなぁすごいなぁ
    というのが率直な感想です(笑)
    母ですら70年生まれですし(笑)
    でも面白かったです
    私もそれなりに毎日楽しく過ごしていますが
    作中のようなエネルギーに満ちているかと
    いうと微妙なところですし
    もっともっと楽しく生きるために
    エネルギーを使っていきたい
    戦っていきたいと思いました(^_^)

  • 映画同様のはっちゃけぶり。
    安藤政信も妻夫木聡も適役だなあと思った。アダマの「ど田舎訛りのイケメン」なんて安藤政信ぴったりだな(笑)

    1969年。世の中は平和を訴えた。その中で有り余るエネルギーをケン達は「バリ封」で爆発させた。

    いい青春小説!

  • この手のものを書かせると村上龍はホントに上手い
    おそらく彼は、大長編よりも
    このぐらいの尺の作品を書いたほうがいいと思う
    4.4点

  • 1969年の佐世保の高校が舞台。

    勿論、生まれてないから良く分らないが、
    皆エネルギッシュだったっぽぃ。

    あんな事をやっていた連中が
    今の日本をヒッパテきたのかと、
    少し回想・・・。

  • 友人が絶賛していたが自分はそこまで世界に入ることができなかった。大学闘争とか赤軍とか、そういうものが存在していた頃を背景にした話。

  • こんなこと書いちゃっていいの? っていうセリフや表現があるのですが、そのぎりぎりのところをを自信を持って書いているところがいいです。この時代には珍しかったと思います。

  • パワフル。底抜け。

  • 長崎の高校生、学校をロックアウトしたり、バンドで大きな音を出したり、1969年てそんな時代だった。。。

  •  村上龍自身の体験を元にした半フィクション小説。

     思春期真っ盛りの少年達が思わず手にとってしまいそうなタイトルだが、そんな幻想を懐きながら購入した人には残念ながら期待を裏切られることになるだろう。ネタバレすると本書は1969年の話である。しかし、このタイトルはなかなか秀逸。主人公矢崎がふざけ半分で考えたような自然さがある。
     
     本書にはこれといって、中身がない。ただ、思春期真っ盛りの少年の一年を描いただけである。
     さて、本書は半フィクションの小説であるが、22歳の私から見れば完全にフィクションである。学生運動もバブルも映像や本で読んだだけの空想の世界である。そこには現実感がさっぱりなく懐かしそうにその時代を語る中年の方々は夢を見ているのではないかと思ったりもする。
     それほどに私と本書の世界は食い違っている。せいぜいが、暴力教師がほんの一握り残っていたぐらいで、それも手加減のしたビンタ程度でグーで殴ることが当たり前だった当時とは比べるべくもないだろう。バリケード封鎖なんて言葉もなく、思想家の本を読めば馬鹿にされるそんな時代だった。
     おそらく今17、18歳の高校生から見ればそれにも違和感を感じるのだろう。
     青春というのはある種、最も時代を反映し、たった数年でガラリと変わってしまう。だからこそ、その時代を生きた人々だけの宝物で同年代にしか通じない暗号だ。それゆえに、楽しい。年を取ってからも仲間だけに通じる話題、流行。とても甘い響きである。

     自分がこの時代に育ったとしたら、と本書の登場人物に自分を重ねてみると面白いかもしれない。私などはきっと小心者でどこか夢見がちな岩瀬のような少年だったように思う。
     日常的に教師に暴力を振るわれるというのは恐ろしいけれど、もう一度学生をやりなおすのならば今よりも昔の方がきっと自由で過ごしやすいだろうなと本書を読んで感じた。本書で行われることは決して奨励されるべきではないが、現代でやればマスコミが押し寄せ学校も家族も削り取られるまで削り取られ、社会から捨てられるだろう。ルールは秩序を守るためにあり、その秩序を乱さなければ逸脱したい者はすればいい。異分子をまったく認めないのもつまらない世界ではないだろか。

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著者プロフィール

1952年長崎県生まれ。76年に『限りなく透明に近いブルー』(第75回芥川賞受賞)でデビュー。2003年には、514の職業を紹介した『13歳のハローワーク』が125万部を超えるベストセラーに。財政破綻した近未来日本を舞台にした『半島を出よ』(05年)では野間文芸賞を受賞。10年には『歌うクジラ』(毎日芸術賞)を電子書籍として刊行。 近著に『55歳からのハローライフ』、『オールドテロリスト』などがある。16年に『日本の伝統行事 Japanese Traditional Events』を刊行。

「2018年 『収録を終えて、こんなことを考えた』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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