私の聖書ものがたり

  • 集英社
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本棚登録 : 45
感想 : 8
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  • Amazon.co.jp ・本 (320ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784087813210

作品紹介・あらすじ

手塚漫画も楽しめる聖書の壮大なる物語。旧約から新約までがわかる一冊。

感想・レビュー・書評

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  •  手塚治虫がその晩年、旧約聖書のアニメ化に取り組んだことは感慨深いものがある。何せ、その前に大作『ブッダ』を脱稿しているし。
     旧約部分がフィルムコミックとして、新約部分が手塚プロによる描き下ろしマンガとして掲載されている。後者は手塚タッチを再現しきれていない憾みあり。いっそ『鳥人大系』のポポロ伝を再録してはどうかと思うが、マニアックすぎる上、クリスチャンの怒りを買ってしまいかねない。
     阿刀田高は、よき解説者を「例えば野球について1分で語れとリクエストされれば1分で、1時間の持ち時間なら1時間で語れる」と、そのように定義していた。そこは教養人、明言していないが「自分にはそれが可能」という自負があるのだろう。聖書のダイジェストは二度目とあって、さすがに手堅い。

  • [江戸川区図書館]

    なぜか図書館で子供が読むと言い出して借りてきた本。こどもは本当に何がきっかけかわからず事を起こすなーと不思議に思ったが、借りてきても読まないわけではないけれど進んでいる気配を見せず、ただただ延長していたら、今日読み終わったという。

    確かに最後の方のページを今日は開いているなーと思っていたが、本当に全部読み進めたのかと不思議におもって本を手にとると、あちこちがマンガで描かれている本だった!なんだ、これなら後から借りてきてあげようと思っていたマンガの本は不要かな?きっと私が後日借りてこようと思っていたマンガそのものか、その抜粋に違いない。

    けれどどこまで字を読んだかの追及はどうしよう?(笑)いつも通り多少聞くか、今回とりあえずこの本の分厚さをほめるだけで追及しないでおくべきか?まぁ、マンガ目当てだとしても良かったよな、どこまで内容を読んだのかは聞いておこう。

  • 旧約聖書を手塚治虫の漫画と阿刀田高の物語、

    バングラディッシュのテロ事件のニュースを聞きながら、キリスト教、ユダヤ教、イスラム教、の困難な問題を考え続ける

  • これはかなりわかりやすかった。内容も物語調になっていて理解しやすい。登場人物同士の血縁や関係がどのように形成されていったのかがよくわかった

  • 分かりやすい。旧約と新約聖書の違いさえ知らなかった私にも分かりやすい文章だった。
    聖書自体は初めて読んだんだけど、知ってるエピソードがかなり入っていてそれもこれも聖書が起源だったのか!とびっくり。
    ところどころ聖書の矛盾に対する柔らかいツッコミみたいなのがあって笑った。最後の方は時間がなかったのかめっちゃ省かれてて逆にどんな話の内容なのか気になる仕様。

  • 聖書を手っ取り早く学ぼうなんていうのは不心得の極みかもしれないが、世の中にはそういう人たちも少なからずいるようで、それに対応した書物の数もまた多い。雑誌特集なんかもよくあるし。
    これは子ども向けの本で手塚治虫の漫画と阿刀田高の文章による豪華版で、一日で読み終わるからありがたい。

  • 手塚漫画の聖書物語に阿刀田が文章をつけて解説。

  • 聖書のなりたちがわかります。

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著者プロフィール

1946年デビュー。講談社、小学館、文藝春秋、日本漫画協会等の各賞を受賞。数々の名作を世に残し、惜しまれつつ1989年没。

「2020年 『角川アニメ絵本 GO!GO!アトム』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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