ヘヴンリー・ブルー 「天使の卵」アナザーストーリー

  • 集英社 (2006年8月25日発売)
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Amazon.co.jp ・本 (160ページ) / ISBN・EAN: 9784087813531

感想・レビュー・書評

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  • 自分の醜い感情に戸惑いながらもその勢いを止めることができない悔しさが夏姫を苦しめるのを読んで、同情すると共に不安も感じた。本当に大切な人を失ったとき、人はどうやって立ち直ればいいのだろう。

  •  夏姫の姉(春妃)がどう亡くなったのか、夏姫と歩太の恋、
    そして歩太と春妃の恋が描かれていて、慎一と夏姫もいい感じに登場した。
     
     切ない、けれどどこか物足りない・・・番外編として、これはこれでよかった。

  • 少しずつ進む為。
    感情のままに放った言葉に対して後々弁解出来ればいいが、謝ることすら出来ずに別れるのは辛いだろう。
    誰しもが心の中に何かを抱えているのかもしれないが、一人きりではなく誰かと少しでも共有するだけで変わるかもな。

  • 天使の卵、梯子を読んでからこの本を読んだ方がいい内容。夏姫のアナザーストーリー。 卵、梯子を読み間隔があいてしまった後に読むにはちょうどいい。

  • 『天使の卵』映画化記念で書かれたものらしい。夏姫の日記みたいな感じ。彼女目線で書かれている。
    『天使の卵』と『天使の梯子』を読みながら、線を引っ張った文がここに抜粋されている感じ。

    後半は、作者の日記・・・
    つくづく私はエッセイとか日記というのに弱いと感じた。弱いというのは、全然読み進まないという意味だ。これはどの作家さんでも同じだ。
    この日記には撮影中の映画についてもよく出てくる。小説を読んでいるときには興味なかったが、この日記を読んで、興味を持ち、映画を鑑賞した。

  • 天使の卵だけでなく、天使の梯子もあって、それのスピンオフっぽい 梯子読まなきゃいろいろわからぬ。。。

  • 構成が贅沢やな

  • このシリーズ読んだ人対象限定作品。
    別に読まなくてもいいかんじ。
    シリーズの中身忘れちゃってるし。

  • 天使の卵シリーズの、アナザーストーリー作品。
    違った目線から描かれているので、シリーズのファンは必読でしょう。

  • 夏姫目線からの 回想。今までの シリーズを 違う角度から 読み直すみたいに とても 楽しめた。

  • 天使の卵シリーズ、3作目。
    夏妃サイドでの総括。

  • このシリーズと言うより村山由佳さんの小説は読みやすくて、登場人物の心情も理解しやすい。

    あと、小説の場面が心に残りやすい。

  • もう少し読み応えのあるスピンオフを期待したのだけれど。。。

  • 「天使の卵」であったことを夏姫の視点から改めて書いた感じ。つまりおさらい。

    特に新しい発見はなく、これでお金取られたらちょっと抗議したくなるような内容だった。本当におさらいなんだもん。

    私は図書館で借りたんでいいんですけどね。

  • 図書館で手に取ると読みやすそうだったので借りました。シリーズ3冊読み終わったあとだったのですが、「天使の柩」の前に読んだ方がよかったかな?笑

    でもこのシリーズは好きです。

  • 天使の卵と天使の梯子を夏姫視点で描かれたもの。歩太が夏姫を大切に思ってる気持ちが伝わってくる。

  • 村山由佳さんの名作『天使の卵』を別な局面から切り取った作品です。『天使の卵』の恋愛物語に大いなる興味を持った方には、お奨めします。逆に言えばこの本は『天使の卵』を読まなければ、意味が伝わらない散文です。

    『天使の卵』は高校生カップル歩太と夏姫、そして歩太が恋に落ちる夏姫の姉、春妃を交えたドラマチックな恋愛ストーリー。物語の視点は歩太と春妃を中心に捉えていますが、本作では同じ出来事を夏姫の視点から捉えています。

  • 大好きなの天使シリーズ

    天使の卵・天使の梯子
    この2冊分の間の妹、夏姫の心の中。

    文字も大きく、少なく
    さっと読めてしまう。

    改めて振り返ることもできる
    素敵な一冊✨

  • 1時間もしないくらいで読めちゃう、さらっとした1冊。


    「天使の卵」から10年。

    春妃を失った歩太、夏姫。ふたりのその後……。

    夏姫の独白という形で、春妃を失ったふたりの地獄のような日々と、彼女を苛む罪の意識とが語られる。

    すぐ読めちゃうけど、決して軽い話ではない。





    まあ、悪くない、かな?

    もともと天使の卵がそこまで好みではないので、やはり同じ雰囲気を持ってるなあなんて思います。

    村山作品なら、星々の舟、おいしいコーヒーの入れ方シリーズ、夜明けまで1マイルあたりがすき。

  • 2014.1.12

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著者プロフィール

村山由佳
1964年、東京都生まれ。立教大学卒。93年『天使の卵――エンジェルス・エッグ』で小説すばる新人賞を受賞しデビュー。2003年『星々の舟』で直木賞を受賞。09年『ダブル・ファンタジー』で中央公論文芸賞、島清恋愛文学賞、柴田錬三郎賞をトリプル受賞。『風よ あらしよ』で吉川英治文学賞受賞。著書多数。近著に『雪のなまえ』『星屑』がある。Twitter公式アカウント @yukamurayama710

「2022年 『ロマンチック・ポルノグラフィー』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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