- Amazon.co.jp ・本 (214ページ)
- / ISBN・EAN: 9784087814101
感想・レビュー・書評
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太平洋横断を試みて、消息を立った熱気球冒険家神田道夫。1度目のチャレンジでは同行者として、一緒に気球に乗った石川直樹さんによる記録。
一緒にチャレンジした1回目の大西洋横断は、自らの体験を入れて、細かく書かれている。それまでの部分は、主に実際に一緒に行動して感じたことがメインとなる。
富士山越え、ヒマラヤ越えなど、熱気球冒険にのめり込んでいく感じは、伝わってくるが、大西洋横断2回目に対して、筆者が感じた生命維持を前提とした冒険ではない感じはも伝わってきた。
最終章、1回目の横断で海で乗り捨てざるを得なかったゴンドラとの対面を見ると、2回目もこれで行っていたならと思わずにはいられない。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
石川直樹「最後の冒険家」遭難した冒険家 神田道夫の熱気球による単独太平洋横断を記録した本。
冒険家とは 単に 冒険をすることでなく、誰も成功したことない未知を 開拓するということ。神田の言葉「絶対に成功すると わかっていたら、それは冒険じゃない。でも 成功する確信がなければ 出発はしない」
植村直己と神田道夫 「全然ふつうの人」
植村直己の時代で 地理的な冒険(地図の空白を埋めるための冒険)は 終わっている。しかし 神田道夫の冒険は 自作気球という点で 未知の開拓であり 植村直己時代の冒険といえる -
自作気球で太平洋横断にチャレンジした神田道夫さんを同乗者の石川さんがかいたもの。
神田さんはトレーニングに職場までランニングしていたらしい。そして帰りは裸足で走ったとか。読んでから知った。 -
なんと壮絶な冒険の終わり方だろう。著者に身近な人だから、思いは、強烈であろう。奥さんの言葉も重い。
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最後の「冒険野郎的な」冒険家と言うべきか。綿密に計画を立てるのはどの冒険家も同じだが、最後の「エイヤっ」の割合が多いほど野性的にみえるのではないだろうか。そういう冒険は、掛け値なしの面白さを持つ反面、ある種の人々には許し難い存在なんだろうなあ…
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冒険家・神田道夫の熱気球による長距離飛行の記録。
神田氏は熱気球で太平洋横断を試みます。単独で空を飛ぶっていうことだけでも大変なのに、乗り物は熱気球です!飛行機さえ苦手な私は、それだけでも大変なことだと思います。
熱気球の調整など挑戦に至るまでがまた大変ですが、神田氏は熱意と根性で全てを乗り切っていきます。3度目の挑戦時に行方不明になってしまうのですが…。 -
風船オジサンの無謀な冒険だけど、好きだ。
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なんで最後の冒険家なのかという理由はちゃんと本文に書いてありますいつか 見つかる日が来るのかな
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気球の太平洋横断で行方不明になっている神田さんの話。気球は全く知らない世界なので、興味深かった。