評伝 バラク・オバマ 「越境」する大統領

著者 :
  • 集英社
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レビュー : 6
  • Amazon.co.jp ・本 (336ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784087814323

作品紹介・あらすじ

歴史的選挙からノーベル平和賞まで、海外から異例の注目を集め続けるオバマ氏。その人間性、世界観はいかに培われたか?インドネシア、ハワイ、カリフォルニア、NY、シカゴ-大統領の「原点」を訪ねる、誰も知らない「前半生」オバマ論。

感想・レビュー・書評

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  • オバマ大統領の経歴に独自の視点を交えて伝える見事な構成力に感服した。自分は前からオバマ贔屓だった気がするが、これを読んでその意を強くした。

  • 丁寧な取材に基にオバマのパーソナリティに迫る重層的な分析を行った学術書。渡辺先生だからこそ書ける内容だと思います。政権運営をする前に書かれているため、人間オバマが何に妥協したか、何を犠牲にしたかはわかりませんが、これからそういった内容の著作を期待いたします。

  • 久々に良書と言える本に出会った気がする。日本人が書いたとは思えないほどオバマ像を奥深く描いている本。オバマ関係者約80人のインタビューを元に描かれているため、多彩なオバマを見ることができる。本書ではケニアの父親に関しての記述は少ない。それよりは母親のアン、その再婚相手のロロに関する記述の方が圧倒的に多かった。この本を読み終わるとオバマを「アメリカ初の黒人大統領」という1元的な捉え方しかできていなかった自分がいかに狭い視野しか持っていなかったのかに気づかされた。オバマは本当に黒人なのか?インドネシア生活のことを考えて、アジア系大統領と捉えることも可能ではないか?要するに、ここでは旧来の分類法が通じない。本書の題にもあるが、それほどまでにオバマは”越境”している。
    更に面白いのが、オバマの人生そのものだ。実は文学を愛していて文学者を志向していた時代、コミュニティ・オーガナイザーとしてシカゴで活躍していた時代、そしてハーバードへ進み、ハーバード・ロー・レビューの編集長をし、その後シカゴ大で憲法を教えることになる。非常にバラエティ豊かだ。大統領になるほど人だから幼少期から政治家を志向していたのかと思いきや、むしろ途中まで読んでいると「本当に政治を志向しているのか?」と不思議になってくる。ジョブズが言っていた「Connecting Dots(点をつなげる)」ではないけれど、紆余曲折して今に至るという”物語”を持っているのもオバマの魅力の1つだ。
    次はブッシュ前大統領の「決断のとき」を読む予定なので、これを機に今までのアメリカ大統領の人となりについて色々読んでみようかな。

  • オバマとは何なのか?いや、アメリカとは何なのか、アメリカ人とは…

    モザイク状に多文化、多人種が混在するアメリカという国

    その中で新しいタイプの大統領が誕生した

    アジア的文化に親しみアフリカのルーツに親しみ、アメリカ的なやり方を学んだ人物だ

    現代アメリカ文化論、アメリカ現代史としても秀逸

  • 2010.02.14 朝日新聞に掲載されました。

  • 日本人が、オバマの大統領前(ハワイ、インドネシア、ハワイ、カリフォルニア、シカゴ、ハーバード、シカゴ)までのことを取材でまとめたもの。


    ト、2009.12.21-12.28

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