空気は 読まない

  • 集英社 (2010年2月26日発売)
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Amazon.co.jp ・本 (288ページ) / ISBN・EAN: 9784087814354

作品紹介・あらすじ

空気をかきまわせ、それが新しい時代を作る
この頃、よどんでいる日本の空気。そんな空気を読んでいてはダメ。空気に負けず流されず、浮くことなんか恐れず、パワー全開で空気をかきまわしている人々。Dr.カマタが送る、彼らへの熱いエール。

AIがまとめたこの本の要点

プレミアム

みんなの感想まとめ

他者の期待に応えようとするあまり、自分を見失ってしまう現代社会に対するメッセージが込められています。著者は、空気を読むことの重要性を認めつつも、それに流されず自分自身を貫くことの大切さを強調しています...

感想・レビュー・書評

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  • 『空気は読んでも流されるな。』に納得。
    平易で優しい語り口で様々な事例が紹介されている。著者の美学に共感する。
    他者の顔色を伺い妥協するなどせずに、自分を貫くことのカッコ良さを改めて認識させられた。困難もあるのだろうけれど。

  • 読んでも染まらないけど時には柔軟に。そのへんのさじ加減が難しいけど、自分の意思を貫く強い人が沢山でてくる。

  • 感想
    空気を読んでいるだけでは現状を変えられない。必要なのは空気をかき混ぜること。そこに新しいアイディアが生まれ新奇性を生み出す。

  • 個人的にはすごく心打たれるエピソード満載の名作。
    医者である筆者が、今まで関わってきた方の中から、空気を読まないことによって実現された動き、感動、奇跡が記されています。
    実に世の中色々な空気があり、もはや日常に埋もれてその識別も出来なくなっている昨今、本書を読みながらスッと俯瞰して考えると、様々な空気を識別できる。
    本書に記された偉大な方々の行動であったり理念はとても真似できないですが、読み終わってこの高ぶってる気持ちが熱いうちに、小さいことでも空気と向き合って行動に移せればと思います。
    是非手に取っていただきたい一冊。

  • 自己啓発的な本と思い手に取ったが、基本は著者の体験談をつづったものだった。
    少し想定していたものと違うが、各エピソードでこころ染みるものもあったので、その気持ちを大事にしていきたい。

  • (『空気は 読まない』内容)
     不況の半分は、空気がつくっている。2008年の世界同時恐慌から、日本だけがなかなか立ち直れないのは、「KY」などと、周りの空気を読むことに一生懸命になる日本人気質のせいではないか。
    空気に染まりやすいから「郵政民営化」や、「政権交代」のキャッチフレーズに、踊らされてしまうのだ。
    空気を読んでいる暇があったら、空気をかきまわすことに、一人ひとりが精力を使ってはどうだろう。
    もう若くなくても、病気や障害を抱えていても、周りから浮くことなんか恐れないで、どんどん空気を変えていくすごい日本人は、まだまだ居る。著者が出会った、有名、無名の人たちの空気に負けない生きかたをどうしても伝えたかった。縮んでしまいがちな心に、「あったか空気感染」を拡げたい。

    出演者プロフィール

    鎌田實(Kamata Minoru)■鎌田實(Kamata Minoru)
    1948年 東京生まれ。東京医科歯科大学医学部卒業。長野県の諏訪中央病院にて、地域と一体になった医療や、患者の心のケアも含めた医療に携わる。1988年、諏訪中央病院院長に就任。2005年より、同病院名誉院長。2006年読売国際協力賞受賞。著書『がんばらない』『あきらめない』『それでも やっぱり がんばらない』『ちょい太で だいじょうぶ』『なげださない』『病院なんか嫌いだ』『いいかげんが いい』絵本『雪とパイナップル』(以上、集英社刊)現在、週刊ポストに「ジタバタしない」を、読売新聞に「見放さない」を連載中。


    終演後に、サイン会を開催。当日会場にて、『空気は 読まない』をご購入のお客様に整理券を配付します。
    ■日時 3月25日(木) 19:00開演(18:30開場)
    ■出演 鎌田實
    ■会場 新宿・紀伊國屋ホール(紀伊國屋書店新宿本店4F)
    ■料金 1,000 円(全席指定・税込)
    ■前売取扱 2月 25日(木)より
    キノチケットカウンター(紀伊國屋書店新宿本店5階 受付時間10:00〜18:30)
    ■電話予約 紀伊國屋ホール 03-3354-0141(受付時間 10:00〜18:30)
    《チケットのご予約・お問い合わせは2月25日(木)以降にお願いいたします。》
    ■主催 紀伊國屋書店
    ■協力 集英社

  • いつもの鎌田先生の心温まる話がいくつも載っています。もしかしたら少し脚色しているかもしれませんが、それでもいいですね、こういう話って。

  • 医師の鎌田實氏によるエッセイ。

    タイトルはあまり関係ないように思えたが、医療現場の話などが出てきて面白かった。

  • タイトルに惹かれて手にとってみた。最初の「弁当の日」のお話しでこころ掴まれた。イイ本に巡り会えたことに感謝♥

  • 2000年に「がんばらない」の著書でベストセラーを出し、たまに日テレの夕方のニュースに出ているあの鎌田さんの著書です。個人的にはTVのコメンテイター的な人は嫌いで興味は無いのですが、題名だけを見て本を買って見たらこの人だったんです。
    内容は各雑誌に乗せたエッセイの抜粋ですよね。
    アンパンマンからイラク、そしてがん患者。
    そんないろいろな人がまわりの空気をかき回す内容でとても面白かった。
    特に最後の「不況の半分は空気がつくる」と言う話はとても共感しました。
    世界が資本主義に覆われる昨今、その中心である株価や債券価格は人が決めています。
    決めている?
    資本主義は「見えざる神の手」により自然に価値が決まると言われていますが、それは違います。
    それはあくまで机上の空論
    実際は人の心と言うあいまいなものが+αされているのです。
    これがとても厄介
    そして重要
    っで、これが空気に左右される。・・・・・まわりの空気に!
    特に日本人は「空気を読む」ことを当然と考えている人種です。ですから立ちが悪い。
    政治についても同じことが言えます。「政治不安」「政権交代」という空気がよどんでます。
    小学生並みの揚げ足取りをする大人をみて空気に鈍感な子供はどう思うのでしょうね?
    震災もそう。

    原因は地震なんです。津波なんです。でも今は「東電」が悪者。「東電」も被害者なんです。
    そしてすべての対策や責任を国に押し付ける。
    国など何もしてくれませんよ。ただの組織なんですもの。よく考えればわかるもんです。
    ・・・・・・・
    おっと、本の感想から横道にそれてしまいましたね(笑
    とにかく、内容はただのエッセです。堅苦しくなく読みやすい。ちょっと立ち読みでも良いので気になったら読んでみたらいかがでしょう!

  • 鎌田先生の本を初めて読んだ。
    『WILL』2010年11月号掲載の鎌田先生インタビューを読んだのがキッカケで、
    この本に興味を持った。

    ---日本人は比較的、空気をよく読みます。
    いや、読みすぎる傾向がある。

    鎌田:空気を読みすぎれば、相手の顔色をうかがうことになって自分を出せない。
    いろいろな人間がいていい。
    そうやって空気を読んでばかりいたから、この国は弱くなってきたんじゃないかと思います。
    だから、あえて「空気を読まない」。

    グサっときましたね。
    自分は将来の進路について毅然とした態度をなかなか打ち出すことができない。
    なぜなら、自分は空気を読み過ぎてしまい、相手・まわりの顔色ばかりうかがっている。。ことに気がついた。
    まわりはともかく、じゃあ、自分はどうなんだよ!?どうしたいんだよ!?
    肝心な「自分の気持ち」をオモテに出すことができない。

    実は今からちょうど1年前に会社を辞めるつもりだった。
    しかし、当時は部下がまったく育っていなかったこともあって、
    この状態で辞めるのは無責任だと思って結局辞めるのをひっこめてしまった。
    あれから1年が経った。
    部下にとっては自分が辞めなかったのは正解だったのかもしれないが、
    自分にとってはストレスによる円形脱毛症を何年ぶりかで発症するほど、
    いろんなプレッシャーや理不尽と戦わされた苦しい1年だった。。。
    その部下は現在いい感じで育ってきたので、
    そろそろわしが辞めても大丈夫、、、
    っていうか自分が今の部署を引き継いだ時よりも、
    はるかにたくさんの知識を得ているし、場数も踏んでいる。
    もう彼女のことは心配しなくていいんじゃないかな。


    空気の大きな圧力に負けないことが大事。
    みんなが空気を読んでいると、小さな声が届かなくなる。
    自分の心を殺さないことだ。
    自分の言葉を閉じ込めないことだ。
    空気を読んで、自分の心を檻に入れないことだ。
    見えない空気に縛られないことだ。
    ときに、空気は読めるけど読まないことがあっていいのだ。


    ずうっと空気を読んで自分を殺してきたし、「自分の心の声」に耳をふさいでしまったこともあった。
    たまにはわしだってKYになってもいいのではいだろうか。


    ちなみに、この本には心温まるエピソードがたくさんつまっています。
    涙ウルウルにされられたお話がいくつもあります。
    特に『あるチェリストの「プラハの春」』のエピソードはヤバかったっす。

    空気を読むことをよしとされる日本にあって、
    天邪鬼に『空気を読まない』というタイトルはなかなかよいではないですか。
    ちきりんさんの『ゆるく考えよう』に通じるモノがあります。
    いろんな人がいていいし、いろんな生き方があってもいい。
    「みんなと同じが安心」・「みんなと違うものは村八分・排除」
    といった「みんな一緒の暴力」はもう卒業したほうがいい。
    そうすれば日本はもっと住みやすい国になるし、
    自殺者も減るんじゃないかな。

  • 「空気は読まない」そんな言葉が当たり前になっていけばいいと考えている。
    空気を読むのは苦しいと感じる人にいいと思う。(自分を含めて)

  • 生井良一先生推薦

    よどんだ空気に負けている、空気を読み合って縮んでいる、空気をかきまわせ。人と人との支えあいの中で力強く人生を歩む人たちの話が次々と紹介される、心があたたまり元気が出る話がいっぱい。

  • 鎌田さんは医者で、国境のない医師団にも参加している。
    善意の活動をしている医師なのに、医療器具の持ち込みをなかなか許可してもらえなかったりと、国境を越えるだけでも数時間。
    国境は線ではなくて、国と国との間にあるゾーン。グレイゾーンだったかグレイエリアというそうな。
    難民が行くあてもなく、そのグレイゾーンで、満足な生活も送れずに暮らしている。

    子供や病気の人に音楽を聴いてもらいたくて、病院などを回っているチェリストの話。「僕には人を殺すことは出来ない」と徴兵を拒んで、彼は数回投獄されている。
    どのような状況でも、人は音楽や芸術を求める。
    これは、米原さんもラーゲリ(強制収容所)の話で書かれていたね。

    余命いくばくもなく、でも、その死に行く自分の体験を、医学生に語って、よい医者になってもらおうとする患者。
    人間に大切なのは、人のために尽くすこと、愛情、笑顔、とくり返し体験談が語られる。
    死の悲しさや、あたたかさ、でも内に秘めた苦しみなどを読んでいると、泣けてしまうが、もっとがんばらねばとも思う。
    五体満足でご飯も寝る場処もある幸せ。幸せを比較でしか味わえないのは、自分が悪いね。
    心を磨かねば。

  • カマタ先生の魅力のひとつは好奇心旺盛なところ。「面白いこと」や「面白い人」にびびっと反応する。そして、どんどん輪が広がっていく。この本は、そんなカマタ先生の人脈本。

  • なぜか、読み始めると自然と涙が出ます。

  • 松山真之助さんのWebook of the Dayで知る。

  • 読んでいると自然に涙が溢れてくるような、よい話ばかり。

  • 「子供がつくる弁当の日を実施します」と、父兄や教師から冷ややかな空気のなか始めた試みは、子供達の心を変える。四国の小さなな町の小学校の校長が宣言した取り組みが、やがて、全国へと波及していく。

    当時、チェコスロバキアの共産主義政権のもと、一生音楽はできないと選択を迫られる。二度にわたり牢獄に入るとも、人を殺すことはできない。人を愛したい。と、兵役を拒否し信念を貫いたヴラダン・コチというチェリストは、ボランティアで、ホスビタルコンサートを続けてる。

    大分県の小・中学校で28年間、養護教諭をやってきた女性は、二度目のがんの再発。心ない生徒の言葉に傷つき荒れた学校の空気を変えたい。子供達に人の命も自分の命も大切にしてもらいたいと、始めた文字通り身体を張った"命の授業"彼女が伝えた最期の言葉は「生きるということは、人のためにつくすこと。」 

    空気は読めるが、空気に流されないことが大切なのではないか。あえて、空気を読まないでかきまわしたほうがいいときもあると、綴る。著者が出逢った、彼等、彼女達の自分らしく生きるエピソードが胸を打つ。是非とも多くの方に読んで戴きたい本である。

  • KY=空気が読めない、などどこ吹く風。あえて空気は読まない。医師である著者が我が道を行く輝ける人達のエピソードを集めたエッセイ集。「ちょっと良い話」に餓えていた僕にはど真ん中ストライク。ちょっとどころではない凄い話ばかりですが、どの話も心をポジティブにしてくれる。買って良かった。

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著者プロフィール

1948年、東京都生まれ。1974年、東京医科歯科大学医学部卒業。1988年、諏訪中央病院院長に就任。2005年より同病院名誉院長。チェルノブイリ原発事故後の1991年より、放射能汚染地帯へ医師団を派遣し、医薬品を支援。ウクライナ避難民支援にもいちはやく着手。2004年からイラクの4つの小児病院へ医療支援を実施、難民キャンプに5つのプライマリ・ヘルス・ケア診療所をつくった。国内でも講演会、支援活動を行う。

「2025年 『人の名前が出てこなくなったら鎌田實の逆さま言葉』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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